あんなに辛かったはずの仕事が、ちっとも辛くなくなったハナシ。
最近、見ず知らずの大学生からたくさんメールが来る。
これだけ言うと、アドレスがどこかの闇サイトで売られているみたいですが、そういう訳ではありません。
大学時代に所属させてもらっていたマスコミの講座や、
母校の学生たちからOG訪問の依頼がこの1週間相次ぎました。
すっかり就活戦線からは遠ざかってしまって、選考が始まってるのか、どうなのか全く分からない状況ですが、OBOG訪問する時期なのかしら?
自分自身、就活中は先輩方に大変お世話になったので、出来る限りのことは答えようと思っています。
そんな、私の決意の宣言は置いといて、
今日書き留めておきたいと思ったことは
「あれほど辛いと思っていた仕事が、ちっとも辛くない」ということ。
◆
学生からよくある質問、
ハードな仕事なのに辛くないんですか?
辛いことばっかりで、何度も辞めたいと思ったけど、
そういえば何が辛かったんだっけ?
というか、最近辛いって感じた事なんだっけ?
と、全然辛いエピソードが思い浮かばないのです。
あらかじめ言っておきますが、
仕事が辛すぎて半年休職したこともあります。
それなのに、記憶喪失の如く、辛い出来事を全く思い出せないのです。
さらには、先月は深夜まで仕事が続き、
勤務時間が危険水域に達してるということで、
後半に強制的に休まされたくらい働いていました。
そんな状況だったら昔の私なら辛いと感じるはずなのに、
休みたくない。もっともっと働きたい。
あれ?仕事全然辛くないじゃん。って思ったんです。
◆
結婚願望のある女性がキャリアを考える上で、
いつ結婚するのか、いつ子供を産むか、
というのは、答えのないテーマ1つであると思います。
学生気分が抜けない新入社員の頃、
30歳には結婚して子供が欲しいと思っていました。
29歳になる2020年。
入社当時、すでに東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることは決まっていたので、
キャリアを積んで、2020年の東京大会が、有終の美じゃないけれど、
ここまで仕事をやり切って、産休に入ろうと計画していました。
そのためには、
早くADからディレクターもしくは記者になって、一人前と認めてもらわなくちゃ。
だって乳飲み子を抱えて徹夜で仕事なんて出来ないもん。
そう、結婚までにチャンスを掴まなくては
一生この仕事が出来なくなるんだ。
せっかく青春を捧げて就活したのに
やりたかった仕事を経験せずに終わっていくんだ。
だから、早く周りから認められなきゃいけないんだ-
こんなある種の強迫観念にさらされていたので、そりゃ人一倍頑張りました。
早く、早くっていうキョウハクカンネン。
結果的に、人より少し早くディレクターになったけれど、
経験がものをいう、モノ作りの現場では、なかなか思い通りにはいかなくて、1人焦っていたように思います。
さらに、誰かが辞めることで起こる玉突き人事。
自分の思い通りにいかないキャリアパスが、どんどん焦りへと繋がります。
仕事辞めたいモードに拍車をかけたのは、
後輩いびりのひどい先輩と、そりゃあもう反りが合わない直属の上司です。
やっぱり人間関係ってホント大事です。
毎日、毎日仕事辞めたいと思いながらも、
根性がないやつだと思われたくなくて、辞めるとは言い出せず、
通勤中に事故に遭って入院すれば会社行かなくてすむのにな、とかそんな事ばっかり考えていました。
そう、
気が付いたらポキっと心が折れていたのです。
◆
職場に復帰してからは、
早く○○しなくちゃ。
という考えをやめて、ゆる−く仕事をしていました。
どっちにしたって、休職したことで同期から遅れをとっているのですから。
美空ひばりさんの「時の流れに身を任せ」って感じ。
そしたら、へんな力が抜けたのか、
あれよあれよと仕事が順調に進み、ずっと希望していた部署へ配属の話が上がりました。
◆
いくら希望の部署とはいえ、仕事をする上では、
理不尽なことを言われて嫌な気持ちになったり、
力不足で仕事ができなくて落ち込んだり、いいことばっかりじゃないけれど、
心の底からやりたいと思える仕事に出会えたことは、
やっぱりありがたいことだなと、しみじみ感じています。
仕事のやりがいが、辛いことを上回っているから
なのか、
大人になって少し図太くなったからなのか、
理由は分かりませんが、
今は仕事に行くのが全然辛くありません。
だから、今もしも仕事に行くのが辛いと感じている人に伝えたい。
状況や考え方がほんの少し変わるだけで、地球がひっくり返ったくらい仕事が辛くなくなりますよ。
◆
2019年は仕事運が最強の年でした。
2020年も気付けば、もう3月ですが、
さらに仕事運も恋愛運も最強の1年になればいいなと思っています。
そう、30歳までに結婚したいってこと、
まだ諦めていないので。
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