あんなに辛かったはずの仕事が、ちっとも辛くなくなったハナシ。

最近、見ず知らずの大学生からたくさんメールが来る。

これだけ言うと、アドレスがどこかの闇サイトで売られているみたいですが、そういう訳ではありません。

大学時代に所属させてもらっていたマスコミの講座や、
母校の学生たちからOG訪問の依頼がこの1週間相次ぎました。

すっかり就活戦線からは遠ざかってしまって、選考が始まってるのか、どうなのか全く分からない状況ですが、OBOG訪問する時期なのかしら?
自分自身、就活中は先輩方に大変お世話になったので、出来る限りのことは答えようと思っています。

そんな、私の決意の宣言は置いといて、
今日書き留めておきたいと思ったことは
「あれほど辛いと思っていた仕事が、ちっとも辛くない」ということ。

学生からよくある質問、
ハードな仕事なのに辛くないんですか?

辛いことばっかりで、何度も辞めたいと思ったけど、
そういえば何が辛かったんだっけ?
というか、最近辛いって感じた事なんだっけ?

と、全然辛いエピソードが思い浮かばないのです。

あらかじめ言っておきますが、
仕事が辛すぎて半年休職したこともあります。
それなのに、記憶喪失の如く、辛い出来事を全く思い出せないのです。

さらには、先月は深夜まで仕事が続き、
勤務時間が危険水域に達してるということで、
後半に強制的に休まされたくらい働いていました。

そんな状況だったら昔の私なら辛いと感じるはずなのに、

休みたくない。もっともっと働きたい。

あれ?仕事全然辛くないじゃん。って思ったんです。

結婚願望のある女性がキャリアを考える上で、
いつ結婚するのか、いつ子供を産むか、
というのは、答えのないテーマ1つであると思います。

学生気分が抜けない新入社員の頃、
30歳には結婚して子供が欲しいと思っていました。

29歳になる2020年。
入社当時、すでに東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることは決まっていたので、
キャリアを積んで、2020年の東京大会が、有終の美じゃないけれど、
ここまで仕事をやり切って、産休に入ろうと計画していました。

そのためには、

早くADからディレクターもしくは記者になって、一人前と認めてもらわなくちゃ。
だって乳飲み子を抱えて徹夜で仕事なんて出来ないもん。

そう、結婚までにチャンスを掴まなくては
一生この仕事が出来なくなるんだ。

せっかく青春を捧げて就活したのに
やりたかった仕事を経験せずに終わっていくんだ。

だから、早く周りから認められなきゃいけないんだ-

こんなある種の強迫観念にさらされていたので、そりゃ人一倍頑張りました。

早く、早くっていうキョウハクカンネン。

結果的に、人より少し早くディレクターになったけれど、
経験がものをいう、モノ作りの現場では、なかなか思い通りにはいかなくて、1人焦っていたように思います。

さらに、誰かが辞めることで起こる玉突き人事。

自分の思い通りにいかないキャリアパスが、どんどん焦りへと繋がります。

仕事辞めたいモードに拍車をかけたのは、
後輩いびりのひどい先輩と、そりゃあもう反りが合わない直属の上司です。
やっぱり人間関係ってホント大事です。

毎日、毎日仕事辞めたいと思いながらも、
根性がないやつだと思われたくなくて、辞めるとは言い出せず、
通勤中に事故に遭って入院すれば会社行かなくてすむのにな、とかそんな事ばっかり考えていました。

そう、
気が付いたらポキっと心が折れていたのです。

職場に復帰してからは、
早く○○しなくちゃ。
という考えをやめて、ゆる−く仕事をしていました。

どっちにしたって、休職したことで同期から遅れをとっているのですから。

美空ひばりさんの「時の流れに身を任せ」って感じ。

そしたら、へんな力が抜けたのか、
あれよあれよと仕事が順調に進み、ずっと希望していた部署へ配属の話が上がりました。

いくら希望の部署とはいえ、仕事をする上では、
理不尽なことを言われて嫌な気持ちになったり、
力不足で仕事ができなくて落ち込んだり、いいことばっかりじゃないけれど、
心の底からやりたいと思える仕事に出会えたことは、
やっぱりありがたいことだなと、しみじみ感じています。

仕事のやりがいが、辛いことを上回っているから
なのか、
大人になって少し図太くなったからなのか、
理由は分かりませんが、
今は仕事に行くのが全然辛くありません。

だから、今もしも仕事に行くのが辛いと感じている人に伝えたい。

状況や考え方がほんの少し変わるだけで、地球がひっくり返ったくらい仕事が辛くなくなりますよ。

2019年は仕事運が最強の年でした。

2020年も気付けば、もう3月ですが、
さらに仕事運も恋愛運も最強の1年になればいいなと思っています。

そう、30歳までに結婚したいってこと、
まだ諦めていないので。



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