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【コラボレーターの仕事術】誰にでも親しみやすく学びやすいコミュニケーションメソッドで日本に生きる力を コミュニケーションカレッジ代表 中川 祥徳

今回、独自メソッド『ハタフク』を使ったコミュニケーション講師を行い、男女の恋愛、婚活相談等、多岐にわたる業界に方々へコミュニケーション指導を行うコミュニケーションカレッジ代表『中川 祥徳』さんにインタビューさせていただきました。

中川さんは、幼少期からコミュニケーション不全により、小・中学校は登校拒否、高校は定時制に通い、その後、対人恐怖症を克服しようと、さまざまな困難を経て、独学でコミュニケーション、心理学を学び、現在のコミュニケーション指導の独自メソッド『ハタフク』の開発に至りました。

『人の悩みは人間関係が9割』

そのことを中川さんご自身の人生で実感したことを機に、誰にでも親しみやすく、学びやすいコミュニケーション指導をモットーにし、正しく学べば誰でもコミュニケーションは身につけられると話す中川さん。

中川さんがコミュニケーション指導、仕事や人生において大切にされていることをインタビューさせていただきました。

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コンプレックスをバネにコミュニケーション指導の道へ

インタビュアー)
コミュニケーションカレッジ、独自メソッド『ハタフク』を立ち上げようと思ったきっかけはなんでしょうか。

中川さん)
きっかけは成り行きだったんですよ。

もともと私自身コミュニケーションがとにかく苦手で。
いわゆる「コミュ障」、コンプレックスの塊でした。
誰とも顔を合わせないで済むよう、小学生時代はずっとうつむいて歩いてましたね。

昔から人と話すことがとにかく苦手でそれではいけないなと思い、自分で心理学やコミュニケーションなどのいろんな勉強を始めました。

勉強してきた中で自分で使いやすい部分をピックアップし、アレンジして使い始めたのがきっかけなんですよ。
その使っていたツールが、自分の周りでコミュニケーションに悩んでいる人たちに教えたら思った以上に好評でわかりやすく使いやすい、と。

実際に、私はマグロの解体ショーなどのいろんな交流イベントを開催しているなかで、参加者たちのコミュニケーションツールとして使ってみたらとても好評でした。

私が使っているコミュニケーションツールは、『ハタフク』という独自メソッドで、「ハト」や「タカ」などの鳥のキャラクターが登場します。
初対面同士の男女でも、鳥という共通言語ができることによって、マッチングしやすい効果が出てくるということがわかりました。

それがきっかけでもっとたくさんの方々に知ってもらったほうがいいと思い、コミュニケーションカレッジを立ち上げました。

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誰にでもわかりやすく親しみやすいコミュニケーション

インタビュアー)
コミュニケーションの指導を行うにあたって大切にされていることは何でしょうか。

中川さん)
シンプルに教えることを大切にしています。

コミュニケーションや心理学をしっかりと学ぼうと思うと、理論理屈の世界でとても複雑で難しい、なかでも専門用語はとても小難しく、覚えにくいですよね。

そもそもそれを知ったところで実際に使えなければ意味がありません。

むしろ単語を覚えることによって、知った気になってしまうという懸念もあります。
単語を知ったところで効果はなく、実際の生活で使えること、そして使いやすいことが何よりも大切です。

そのことを軸として、独自メソッド『ハタフク』では、覚えやすく、かつ親しみやすいというのを大切にしています。
ちなみに『ハタフク』の鳥のキャラクターもハト、タカ、フクロウ、クジャクという4つの鳥の頭文字をとった名前にしています。

もうひとつ『ハタフク』の名前には『傍(はた)を福(ふく)にする』という意味も込められています。

働くの語源は「傍(はた)を楽(らく)にする」から「はたらく」。
「はた」というのは他者のこと、他者の負担を軽くしてあげる、というのがもともとの「働く」の意味と言われています、諸説ありますが。

転じて『ハタフク』は「他者を福にする」。
周りの人たちが幸せになったら巡り巡って自分も幸せになるよね、ということを『ハタフク』という名前の由来にしています。

例えば、サプライズって好きですか?

自分がもしサプライズされるのが好きで嬉しいとしても、サプライズをされることが苦手な人にサプライズをゴリ押ししてやったら逆効果ですよね。
どんなに良かれと思ってやったとしても、肝心な相手が価値を感じなければ意味がありません。

相手の価値観を知った上で相手が喜ぶことをしてあげる、逆に相手の嫌がることはやらない。
コミュニケーションの根底にあることは、相手にメリットを与えることだと思っています。

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人の悩みは人間関係が9割

インタビュアー)
例えば、どんな場面で活かされるなど事例やエピソードはありますでしょうか。

中川さん)
男女間での問題が一番良い例です。

『話を聞けない男』『地図を読めない女』という言葉は有名ですよね。
そもそも男性・女性では言葉一つをとっても解釈の違いが生まれます。

例えば、『手伝おうか?』という言葉を切り取ってみても、
男性視点では手伝うという言葉は、あなたのタスクを分担しようかイメージです。
一方で、女性視点では手伝うという言葉が意味することは、主体性の放棄を意味します。

男性が育児を手伝うといった場合に、女性からしてみればそもそも育児は家族の一員として当たり前の行動で、一緒の仕事でしょ、といったように男女間でもその言葉が意味する解釈に差があります。

それがミスコミュニケーションの発生の原因です。
お互いに良かれと思ってやったことでもすれ違いを起こしてしまいます。

一つの言葉や会話の意味でも異なります。
お互いに歩み寄って伝え方を工夫し合うことによって、コミュニケーションが円滑になっていくのではないでしょうか。

インタビュアー)
仕事をしていくなかで大切にしている考えを教えてください。

中川さん)
一言で言うならば、無理をしない、ということ。

『ハタフク』の理念でもあるように小難しいことはなかなか続けられないです。

例えるなら、歯磨きという行為も歯ブラシをすぐに手にとって歯を磨けるから毎日できますよね。
極端な話、歯磨きを行うのに1時間も準備の時間がかかるならなかなか毎日続けることは難しいじゃないですか。

難しいことは継続できない。

それが私の人生のベースの考え方です。

私も過去に無理をしすぎて、自分を追い込んでしまった経験がありました。
だからこそ難しいことや無理をするということではなく、どういう人生観や価値観で仕事をやるかが大切だと考えています。

昔、役者として芝居をしていたことがありますが、役者ということ自体、「頑張る」、「頑張らない」というレベルでの仕事ではない、「頑張る」と言っている間は勝てないです。

本当に結果を残している人たちは、群雄割拠で物凄いストイックに仕事をしていて、頑張るというレベルではないです。
それはその人の世界観や人生観を映し出しているものだと思います。

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コミュニケーションを通じて人々に『生きる力』を

インタビュアー)
今後のビジョンについてお聞かせいただけますでしょうか。

中川さん)
今後のビジョンは、コミュニティ化を行っていきたいです。

私自身、交流イベントをやる中で、コミュニティとしてお互いに価値を届け合い、学び合えるといいなと思っていて、上下関係なく、一緒に創っていく仲間、コミュニティを創りたいです。

その一環で、農業にもチャレンジしていきたいです。

少し突拍子もないかもしれませんが、そもそも人間というのは自分で食べていく力があれば、人間関係の悩みも減ると考えています。

人間として一番根底としてあるのは食べていく力、すなわち生きる力が大切だと思います。

だとすれば、農業という観点で自分自身で食べることができるという土台を創ることによって、それ以外のことへのさまざまな面で余裕が生まれます。

仕事、人間関係、お金に対する課題や問題は困難があったとしてもほとんどはすぐに解決できるでしょう。
そして、心に余裕ができれば、相手のことを思いやるコミュニケーションも実現できると思います。

そもそもの生きる力を伝えていきたいですし、自分がその実践者になって伝えていきたい、その上で本当にやりたいことをやれる人間になりたいですね。

インタビュアー)
20代、30代のこれからチャレンジする人に一言お願いします。

中川さん)
枠にとらわれないでほしいですね。

なぜなら自分の生きている世界はとても狭いです。

私も枠にとらわれなくなることで人生における選択肢が増えてきました。

今の日本はストレス大国と言われるくらい、枠にとらわれています。
仕事もやめられなかったり、なかなか枠を飛び越えて何かを変えるというのはエネルギーがいることですよね。

そのなかで私自身は、先ほどのコミュニティや農業という観点で衣食住を満たし、かつ地方と都内を繋げる存在になっていきたいです。
特に20代、30代の方々には、いざ枠から飛び越えてもいくらでも選択肢があるということを大切にしてもらいたいですね。

一同)
長いお時間、ありがとうございました。


▼ワクセルコラボレーター 中川 祥徳さん
https://waccel.com/collaborator/nakagawayoshinori/

<プロフィール>
コミュニケーションカレッジ代表/セミナー講師

1980年生まれ。独自メソッド『ハタフク』を使ったコミュニケーション講師。
コミュニケーション不全により、小・中学校は登校拒否、高校は定時制に通う。
対人恐怖症を克服しようと芝居の道に入るが、やはりうまくいかず自殺未遂をはかる。
一命を取り留めた後、独学でコミュニケーション、心理学を学ぶ。自死衝動の恐怖に怯えながらも、数百万円・数千時間をかけて学び続け、独自メソッド『ハタフク』を開発。
現在は男女の恋愛、婚活相談を中心にコミュニケーション講師として活動中。
ドライブと温泉、漫画が大好き。

YouTubeチャンネル
4つの個性分析『ハタフク』コミュニケーション
https://youtu.be/4gmQIxI2jZc

電子書籍好評発売中
見るだけで相手の心を見抜けるようになるハタフク: 性格・価値観には法則がある!
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