最果てのアイスランドを旅して DAY4

長らく間があいてしまったアイスランド旅行記。ただ今、原因不明の発熱で自宅に引きこもっていることを利用し、DAY3からこの勢いで続きを書き記していこうと思います。

前日の過酷すぎた撮影の後もなんだかんだ可愛いコテージでテンションの上がる4人。
結局寝たのは明るくなり始めた3時過ぎ…
起床は7時と毎日が寝不足。

だけど、朝ごはんだって撮影を忘れない。
でもみんな撮影することが好きなメンバーだから、お腹が空いて待ちきれなくても撮影になるとモデルになったり撮ったり真剣。そういうのもフォトグラファーの旅の楽しみ方だったりするよね。

チェックアウトするときに、せっかくだから、ってコテージの前でも撮影。

腹ごしらえもばっちり、出発!
そしてすぐにこんな景色。アイスランドぱない…

そして今日の最初の目的地はここ!!


ダイヤモンドビーチ

ここはヨークスアゥルロゥン氷河から崩れ落ちたカケラが川をくだって海に流れ砂浜にたくさん打ち上げられている場所。
黒い砂浜だから氷が目立つこときわまりない!

日本で見ることのできない景色に興奮した4人、いや私以外の3人、どこに行ってしまったのかわからないほど、どこかに散らばってしまった。
おおおーーーい、みんなーーーー。
どこにいったのーーー。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、わたくし、一人の時間は欲しいくせにこういう時に一人になるのが極端に嫌いで、心配と不安で悶々。

でも仕方ないので氷を撮る。撮る。

iPhoneでもこのクオリティ。

うん、美しい。
けど、寂しい。誰か………

と、ここで寂しさを紛らわすため、インスタライブを決行!
その最中にみんなと合流し、この氷河が果たしてどんな味がするのかかじって舐めてみることに。

うん、ただの水。

しょっぱいと思ってたので予想を大きく外し、無味無臭。
でもこれでウィスキーとかバーボンとか飲めたら最高に美味しいだろうなと感じるようなクオリティの高い水の味。
これから行かれる方、ぜひロックグラス持参で!

そして、せっかくなら4人の写真を撮りたくて
ちょっとインスタやってそうな若そうな欧米人カップルをみつけたので声をかける。
快く、okay!っていってくれたのでスマホを渡して撮ってもらった。

ねぇ、私たち6人組だったっけ?

(右の余白に誰か見えてるの?)そんな突っ込みたくなる気持ちを抑えてありがたくこの写真を大切にしている。。。


氷の穴からカップルの盗撮風

偶然映り込むカモメ

人間よりずっと大きい巨大な氷を背に、こんな自然があったのかと4人共に初体験に感動し、数時間があっという間に過ぎてしまった。

ダイヤモンドビーチに後ろ髪引かれつつ、車を走らせる私たち。
写真のほとんどは車窓からだったけど、たまに「ちょ、ちょ、ちょ、とまってーーー!」と叫ぶと運転手が止まってくれる。そんなシステム。
つまり先を急がなければならない私たちは厳選した場所でしか止まって撮影ができなかった。

そのうちのひとつがここ。
青い空、草原、清らかな水(沼)、、、
ここはハイジの世界なのか。

私の思い描く白い服の女の子をゴイちゃんにお願いして撮影。それを横目で見るハルノさん。

ハルノさんとわたしが二人お揃いで着てるこのジャージは前の日にショッピングモールで買ったの。真っ青なアイスランドブルーがお気に入り。


近くには3頭の羊がなにやら変な人間がいるとこちらをうかがっていた。
このあと私たちの殺気を感じたのか突然走り出して

川を渡り

一頭はずっこけ
そのまま道路に一直線に出ていき

「ぎゃぁぁあやぁあなまあかなああああああああ%$→♪○+々÷×¥€3+・!!!!!!」

と私たちが4人叫ぶ非常事態…
そう、時速90kmは出てる車に突撃していった……
4人とも内心「絶対ひかれた…あれはもうだめだ…」と思い、車もタイヤ痕残るくらいの急ブレーキをかけてた。

すると、するするーと羊たちが車の脇から出てきて

いきてたーーーーー(T ^ T)

4人安堵した、なんてこともあったなぁ………
ほんとにあの時は「今夜はジンギスカンか!!!」と心配したよ。。



街のトランポリン

アイスランドではこの形の遊具をよく見かけた。
地面から突き出す形のトランポリン。
たくさんの子供達が楽しそうに遊んでた。

元体操をやっていたハルノさんも、俺もバク宙できるから!って意気込んでトランポリンをやり始めた。

最初の調子は良かった。
回転も良い。

しかし着地がいけなかった……
無残にも滑り落ちるハルノさん。

申し訳ないけど3人爆笑。
そして、旅が終わってすでに2ヶ月経過した今でもこの動画を見ると爆笑してしまうし、なんならこの記事を書きながら今も笑いが止まらない。

口に砂が入りまくってお歯黒になってるのとか、何度見ても笑える。素敵な笑いをありがとうハルノさんww


そしてこの日は、この日までのこの旅一番豪華なレストランでランチを取ることができた。

シーフードまみれ!!!
しかしこれ4人分、特に贅沢をしたわけではないけど18000円ほどでございます。はい。
アイスランドでは時々豪華に食事して、日々は自炊やスーパーを活用して過ごすのがオススメ!
やっぱりレストランでいただく食事はすごく美味しかったし、気分もテンションもあがる。
そういうのだって、長旅に必要だと思うんだよね。

コーヒーも美味しかった、ってみんな言ってた。(私はこの時まだコーヒーが飲めなかった)



とある街の少年

トランポリンでハルノさんがずっこけた場所からほど近くの町で、トイレタイム。
アイスランドでもし一周する方がいるならこれだけは言いたい

トイレはしたくなくても行くべし

そして携帯トイレを持って行くべし

そのくらい、私たちはトイレに困った。まず大自然の中にトイレはおろか店がない。なんなら家もない。
しかも高速道路ではないからPA的なものもない。
幾度となく襲われる「もう漏れる」という大人になってからそう経験したことのないあの焦り。
本気で辛かったのでみなさん携帯トイレかオムツのご用意をお忘れなく。

話が逸れてしまった。
その小さな町でとある少年に会ったわたしたち。

彼は屈託無く、箒を持つハルノさんを見て突然
魔女がいるーー!!と逃げた。
そして驚いて転がる。
私は気になって近づいて、いくつ?と聞いてみた。
14歳。まだ中学生かぁ。

人懐こく、物怖じしない彼は、この4人の異国人にどこからきたのかと聞いてきた。
日本だよ、日本知ってる?
と答えると「ニンジャ!!!ナルト!!!」と楽しそうにモノマネしてくれた。

いつか日本に来てくれるといいな。
そして、この子の服装を見るとわかると思うのだが、日本人にとっては晩秋初冬でも彼らアイスランド人にとっては夏。
半袖と半ズボンで肌を焼かなければならない季節なのである…さぶいけどね。

ユースホステル Seydisfjordur HI Hostel Hafaldan

この日の宿はユースホステルさんにご提供いただいたSeydisfjordur HI Hostel Hafaldan.
ここは古い病院を改装したところで、木造の暖かな雰囲気と自炊できるキッチンが魅力。

しかしかながら毎度毎度わたしたち、撮影に夢中になりすぎて、気がつけばスーパーは閉まり、レストランすらも終わっている。
はい、4日目にして3度目の夕飯難民(笑)
とりあえず持っていた食材をかきあつめ、チンご飯1食分とカップヌードルをほぐしてリゾットもどきに、ラディッシュは持参した醤油とキッチンにあった砂糖で炒め、その他はもうなにを作ったかも忘れるくらい、口に入れられたらなんでもいい状態で夕飯を済ませた。

ちなみにこの街は、映画LIFEのロケ地になっておりこの教会へ続くレインボーの道

この辺りでベンスティラーが噴火に襲われるのであった。

そんなこんなで、なんとか暖まった4人。
話も尽きないけれど、明日のために就寝したのは結局3時近かった。


つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?