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令・和装No.2

衿もとが崩れない為に、無意識にやっている事を、物理的に考えてみた。

私は着付け教室で、
衿合わせを伝えするとき、
好みのひろさに衣紋を抜いて
耳の下あたりを支点にして、
後ろは動かさないように意識して
衿を合わせてくださいと説明しています。
ふと

「支点」という言い方は正しいのだろうか?と調べてみると

「質点」と表現したほうが物理学的には正しいようです。
○のところが質点
前側の衿の線と
衣紋抜きの丸みの線が作用線となり、
力のつりあいがとれていれば着崩れない衿もとになるんですね。
「2力のつりあい」
○を中心に向きが逆に、力が等しく作用していれば、着崩れない衿もとということです。

斜めの力がはたらいたり、点がズレていれば、着崩れてしまうので、注意しながら、衿合わせをしていきたいですね。

令・和装

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