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withコロナ 今そしてこれからの私

反省も込めて色々書いてます。
振り返りばかりでもしょうもないので
そんでこれからどうすんねん、て話をします。

3月末くらい
5月のイベント会場をキャンセル料がかからないタイミングでキャンセルしました。
この段階で、事態は尋常でないという認識はありましたが
一番の理由は

たとえ4月のどこかで終息の目処が立ったとしても
そのタイミングからの集客は不可能だ

という思いでした。

実際、4月以降の事態の推移もご存知の通りで、
集客がどうだ、という以前に開催は結果的に出来なかったのですが。

「集客」で「収益」を得るという図式がここで消えました。

じゃあ、ここでやめるのか?

その選択肢は全くありませんでした。
むしろチャンスだと思いました。
「集客」することなく「収益」を上げる商品を作れば良いのだ。
前から意識していたのですが
追われて追われて地に足がついてないような日々の中で着手できず、モヤモヤしていた事にようやく向き合える時が来たのです。
年間スケジュールを全て白紙にしました。

個人と個人の接触が断絶されて
オンラインやリモートが急速に浸透していったのも追い風でした。
情報の交換や発信手段には事欠きません。
リモートでより濃密なミーティングを重ねて意思確認をし、思いつきのレベルで共有する。
最小限の要員で時間を決めてプロジェクトを実行し、ストックしていく。
これでスタッフを動かすことなく、
コンスタントに発信できるようになりました。
今までのようなイベントをしなくても
今まで以上にアクティブな活動が出来るようになりました。

移動が解除された後は
自粛お見舞いもかねて、色々な方に会いに行きました。
社会のあり方ががらりと変わってしまい、
どんなふうに受け止めているのか
たくさんお話をしました。
その中から
どんな事を望まれるのか
どんな事が出来るのか
たくさんヒントをもらいました。

並行して、所蔵品の整理を始めました。
自分たちの「持ち物」をきちんと把握することは急務でしたが、これも全然出来ていませんでした。
これは、この先のプロジェクトの一番根幹の部分になります。
今、実質的な利益にならなくても
先々のさらに大きい利益を見越してやる。
我慢ではなく、必要なステップです。
お金は別の方法で稼げば良いのです。
アルバイトでも、パートタイムでもいいじゃないですか。

確かに前期に比べて収入は減ってます。
取り返すための努力もしています。
だけど、本当にやりたかった仕事に取り組める今は
ストレスもなく、楽しいの一言に尽きるのです。
黙々と着物を出して写真撮って、寸法測って記録して
そんな繰り返しが楽しくて仕方ありません。
この単純作業がどんな光るプロジェクトに化けるのか
と想像する事が面白くて仕方ないのです。

着付けの仕事は対面が理想なんですが
オンラインで出来る事もある。
もちろん、オフラインの仕事も。

そんな事をしてましたら、
色々と声がかかるようになりました。
今までとはまた違う世界のつながりの始まりです。

コロナが私にくれたものは

頭を冷やしてたっぷり考える時間と

仕事の本当の喜びでした。

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