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僕らは僕らの関係性で

付き合うこと、、、重たく考えすぎなのだろうか

会う前から、あなたは恋愛対象にはならない、と断言していた人に、つい先ほど会話の流れの中で付き合うか相談された。君はわたしがそう伝えたことを忘れたのだろうか。

人間は日々変化しているものだからね、そりゃあもちろん思うことは変わっていくものだよ。でも伝えたことっていうのはその伝わった事実として揺らがないものなんだよ。そのことに人は責任を持たなすぎる。以前それで苦しんだことだってあるのだから、そう簡単に人の心にずんずんと入ってくる言葉をずんずんと受け止めすぎないように気をつけている。でもそう考えているこっちの方が凝り固まりすぎているだけで彼は人が変わることを本質的にわかっているのだろうか。それとも言葉という事実よりも今のわたしから溢れ出る好きみたいな気持ち、言葉には出していないその気持ちたちを感じとっているその事実を事実として言っているのだろうか。

考察に考察を重ねているけれどきっと彼はただ忘れている、というか記憶していないだけなのだろうな。


付き合うことで何が変わるのか

そもそも知られたくないことがある、好きだから知らないで欲しいこともある、どんどん知られることで離れていってしまうのではないかと思ってしまう、わたしはそんなにきれいなものではないし、うつくしいものでもない、

一方でわたしはというとどんどん好きになっていくに違いなくて、嫉妬や執着もきっとそこにはあって、次付き合う人にはきっと嫉妬とかちゃんとしてしまうと思っている、思っているけどやっぱり嫉妬なんてしたくないし、独占なんてしていいものでもないし、自分が辛いから

付き合う前にそんな気持ちになってしまっていたらそれはもう付き合っちゃった方が楽なのかもしれないけど、まだそこまで本気になっていないからこそ、歯止めが効くからこそ、付き合うか!みたいなことは言えなかった

自分の家に招くことも想像できないし、理解できないことがあるんだからきっと向こうにもそう思うところはあるから、そういうのが辛いしそもそもそこまで知らなくていい

はあ、わたし一生誰とも付き合えないんじゃないか


彼に付き合うことがしんどくなりそうだ、と伝えるとすごく理解してくれたようで、両想いらしいのだが恋人にはならない、付き合っていない、という関係性を許してくれた。名前のない関係性。人に言っても理解されないであろう関係性。それでいいと言ってくれた。一見クリアでないようにも見えるかもしれないけれど、わたしにとってこの関係性は本当に心地が良くて、美しくて、どこまでも透き通ったものに思えた。


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