#odaibako_06 現場2019

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去年のうちにお答え出来れば良かったのですが、とんでもなく遅くなりましてすみません。2019年は我がおたく史に残る充実した現場イヤーでした。そのなかでも特に心に残ってる現場がふたつあります。

ひとつは7/14『奇子』水戸芸術館でのプレビュー公演初日ですね。観る前の期待と不安と高揚感、観た後の「自担の初単独主演舞台がむちゃくちゃ良い作品だった!!!」という何にも変えがたい喜び、忘れられません。なんか分からないけど「勝ったぞ!!!!」という満足感が全身を駆け巡りました。ご褒美だな、五関くんを好きで良かったな、と心底思いました。嬉しかったなぁ。紀伊國屋公演も大阪千穐楽も思い出深いですが、初日の感動はやはり特別でした。

もうひとつは4/15月組『夢現無双/クルンテープ 天使の都』宝塚大劇場の千穐楽。贔屓の美弥るりかさんが本拠地である宝塚大劇場をご卒業された日です。当日の楽屋入り、前日の暴風雨が嘘のような青空でした。奇跡的に散らずに残っていた花のみちの桜がはらはらと舞い踊るなか、白いスーツにすみれ色のシャツで登場され、涙を浮かべながら「桜、きれい」とつぶやいた美弥さんの姿、本当に美しかった。このシーンが強く心に残っています。その日の公演もサヨナラショーも退団式も、その後の東京公演や大千穐楽や入り出も、どれも二度と経験できない胸がギュッと熱くなる経験でしたが、この大劇場の最後の楽屋入りのことはずっと忘れないと思います。

好きな方の初単独主演舞台と退団公演が重なるという凄い年でした。始まりと終わりに立ち会えた感慨。こんな年そうそう無いんじゃないかなと。2020年も相変わらず欲望に任せて現場に通いたいと思います。

おだいばこ(letter_box)
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