痛いったら


そう例えて言う 今歩くこの道は
罪深くして欣ばしく
自覚の有無に関わらず果ては無い
甘口に甘えて動かなければ
名前を付けることも難しい


動く術を持たない訳じゃない
気力の無さは甘えの証拠で
ここまで分かっているのにどうしようもないのはきっと
何にも分かっていないからだとそれが分かっているから
分かることなど一つもない無知を知る
流されることを望み暗礁に乗り上げ
止まることを望み大波にのみ込まれ
「もう息をしていないのだろうか」
考えてから 気付く

「ああまだ 生きている」

ああもう
痛いったら


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