BBTAG中級者向け:パートナーを「置いて」みよう
今回はパートナーのやや特殊な使い方として「パートナーを画面に置く」という攻め方についてお話しします。突進系パートナースキルは飛び道具系のそれと比べて牽制するうえで不便に思えますが実際は別の役割があるんだよ、ということが分かってもらえればと思います。
パートナーが画面上にいるということ
クロスコンボやアクティブチェンジを発動した時、パートナーは現在いる場所を起点として動き始めます。書いてしまえば当たり前のことですが、この仕様は突進系のパートナースキルに大きな恩恵を与えます。代表的な例として、ヤンの前パートナースキルを考えてみましょう。
上の動画はアクティブチェンジの基本の動きとして乗せた動画なのですが、ヤンがパートナースキルで相手の目の前まで接近した後に操作キャラに切り替わっていますね(ルビーの援護射撃付きで)。相手に接近した状態で操作キャラとして動け、加えて援護をもらえる、この事実は非常に大きな意味を持ちます。普通操作キャラで接近する場合は前パートナースキルを使って相手にプレッシャーを与え、固まったところで接近するという動きが基本になりますね。パートナースキルが突進系であれば、相手への接近をパートナーに任せ、援護射撃を行ってチェンジできます。仮にパートナーが攻撃を受けているのであれば操作キャラで反撃すればいい話です。このように突進系パートナースキルは飛び道具のそれより使いにくいから弱いという話ではなく、使い方の問題であることが分かりますね。
では突進系パートナースキルの代表格であるアズラエルの前パートナースキルも見てみましょう。ねおぐらんぞん氏の足立アズラエルの動きが非常に分かりやすいです。8月下旬にDora氏の招待制リーグに出場していた際の動画が以下のものになります。
次のような流れで攻めている場面が多いことに気づくでしょうか。
足立が前の時、前パートナースキルかニュートラルパートナースキルを用いてアズラエルで相手に触りに行く、そのサポートとして空間殺法やAジオダインを使う
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(クロスコンボを発動し、)Bジオダインを出しつつアズラエルにチェンジ
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アズラエルのステップで表裏択を仕掛ける。Bジオダインをジャンプして空中ガードしていたらリバーサルアクションで落とす
突進力のあるアズラエルの前パートナースキルでアズラエルを接近させ、チェンジすることでBジオダインを崩し・固めに用いる連携です。パートナーを画面上に置くことで生まれる攻め、分かりましたでしょうか。突進系のパートナースキルを持つキャラクターはアクティブチェンジを活かして攻めを構築できる相方を選ぶのもポイントです。
ワープして挟み込みだ!
一部キャラは相手の背後に回れる技や行動を持ちます。…言いたいことはお分かりですね?パートナースキルを使ってパートナーを置いた後にワープすることで挟み込みの状況が作れます。クロスコンボを発動して表裏択を迫ってしまいましょう。ユズリハヒルダはその最たる例です。後ろパートナースキルでヒルダを出し、ユズリハがワープしたら後ろパートナースキルの発生の遅さもあって裏当て+挟み込みの状況になります。ヒットすればそのままコンボへ、ガードされたらクロスコンボで表裏択へ、と強力な連携を組むことができます。裏周りできる技を持つキャラは相手をうまく挟み込むためにどのキャラのどのパートナースキルを使えば良さそうなのか、考えてみると良いでしょう。
おわりに
今回はパートナースキルに注目するのではなく、パートナーが画面にいる、ということに注目した攻め方について解説しました。まずはパートナースキルで相手にガードさせてクロスコンボを発動するとどうなるか、自分のタッグで調べてみると面白いかもしれません。