BBTAG初中級者向け:クロスコンボを使ってみよう~コンボ編~

システム周りを中心に解説していたのでクロスコンボにも触れないわけにはいけないですね…ということで頑張ります。慣れてしまえばなんてことないクロスコンボですが、最初は「パートナーと操作キャラが同時に動くとか無理無理」と感じてしまうとっつきにくさがあります。これを少しでも解消できたら、との思いでやっていきます。今回はクロスコンボの使い方の中でも比較的簡単なコンボへの導入について解説します。

クロスコンボ、難しくない?

初めてクロスコンボの解説を本編のタクティクスモードで確認したとき、そう思った方は多いはず。操作キャラと同時に動くようになる時点で頭パンクしそうだし、動かしたくない時はパートナーボタンを押し続けないといけないし…と、とにかく初見へのとっつきにくさがすごい(個人的感想です)。そんなクロスコンボですが、簡単な使い方から馴染んでくると「そりゃ無いと困るシステムだわ…」となってくる、深みのあるシステムです。今回はクロスコンボの使い方の中でも導入のしやすいコンボへの組み込み方を解説します。やってみると意外と簡単だよ!

パートナーを呼んでコンボを延長しよう

「いや、それくらいならやったことある」と思った方、もうクロスコンボの準備は7割方できてます。この辺りは読み飛ばして大丈夫です。やったことない方もこの際やってみましょう!パートナースキルは立ち回りにおいて飛び道具感覚で使える便利なものですが、コンボを延長する目的でも使うことができます。しかしながら「コンボの延長と言ったって、どこでパートナーを呼ぶべきか分からない」と感じる方もいると思いますので、まずは基本コンボの成り立ちを学びましょう。

触って、繋いで、落とす!

基本コンボは見出しのような形で大抵は構成されています。つまり…

・触って(始動技で触る、ヒットすれば中継させる)
・繋いで(中継技でコンボを繋ぐ、締め技に持っていく)
・落とす(締め技で相手を地上ダウンさせる)

となっています。ルビーの基礎コンボであるBバズソーブラスト締めのコンボで確認してみましょう。

まず5Bで触って、ヒットすれば5BB,5BBBと繋ぐ。
相手が浮いたのでジャンプしてJB,JBB,ジャンプしてもう一度JB,JBBと技を繋ぐ。
最後にBバズソーブラストで相手を地上に落としてダウンさせる。

こう分解して見るとコンボも簡単な構造もしています。「難しい」と言われているコンボはこの繋ぎの部分がややこしくなっているわけですね。その分ダメージや相手を画面端まで運べる、などのリターンがあるからみんな頑張ってコンボ練習をしているわけです。

締め技をパートナースキルで繋ごう

本題に戻ります。パートナースキルでコンボの延長を行いたい、そうなった時に一番簡単な方法は締め技をパートナースキルで拾って延長し、再び締め技で地上ダウンさせることです。例としてジンハイドのタッグで簡単に確認しましょう。

ジンが214Bの突進技でコンボを締めた後、ハイドの5Pで拾って延長し、最後にジンがJ214Bの締め技で相手を落としてダウンさせています(入力の簡便化のため、J214Bの前にJCを挟んでいます)。コマンド的には

A>A>B>B>2C>214B>5P>jump>JC>J214B

となっており、本来の締め技である214Bから5Pによってコンボが延長されていることが分かりますね。このような形でコンボを延長すると、クロスコンボの道が見えてきます。

クロスコンボで追い討ちだ!

前節のコンボを行うと、後衛のハイド君が画面にいる状態で相手がダウンしている状況を作れます。ここでクロスコンボの出番です。P+Dボタンを押し、クロスコンボを発動します。クロスコンボは発動中、時間の許す限りパートナースキルを使えるようになります。パートナーは待機中にPボタンを離したときか、操作キャラの攻撃ボタンを押した時に動きます。ではダウンした相手をパートナースキルで追い討ちしましょう。今回は5Pで追撃するので、Pボタンを押してすぐ離してください(いわゆるチョン押し)。その後ジンのJ214Bでダウンさせます。クロスコンボの時間が余っていれば、もう一度パートナースキルで追撃できます。そうするとまた締め技でダウンさせて…と時間の許す限りループ状態に持ち込むことができます。動画で確認してみましょう。

コマンドでは次の通りです。前節から増えた部分を強調しています。

A>A>B>B>2C>214B>5P>jump>JC>J214B>(J214B2ヒット目に)P+D>5P>jump>JC>J214B>5P>jump>JC>J214B

クロスコンボ中、前節の5P>jump>JC>J214Bを繰り返しているのが分かるでしょうか。このように「パートナースキル>締め技…」とループさせる方法は最も簡単なクロスコンボ中の技の繋げ方になります。クロスコンボは操作キャラとパートナーを同時に動かすのではなく、交互に動かすために必要なものなのだ、と最初は考えてください。

ちなみに「クロスコンボの時間内」にディストーションスキルを使用すると、ディストーションスキルが演出・ダメージともに強化されます。ディストーションスキル・デュオに関しても同様に強化されます。与えるダメージがぐっと増加するので狙える時は狙ってみましょう。ただし、ディストーションスキルの演出時間が短いとパートナーが出てくる前に相手が受け身を取ってしまうことがあるため、自身のタッグでどうなるかは確認しましょう。

クロスコンボで繋ぐ

先ほどは締め技とパートナースキルを利用したクロスコンボを紹介しました。では次にクロスコンボを中継技の段階で使う方法に触れていきます。といっても基本はほぼ同じです。パートナーと操作キャラが交互に技を出しながらコンボを繋ぎます。ここで変わってくるのは実は始動技です。形としては次のようになります。

始動技>パートナースキル>締め技>クロスコンボで繋ぐ>締め技

パートナースキルで拾う必要のある始動技とは何でしょう。中段判定を持つ必殺技で崩しに役立つが相手がダウンしてしまい単体での追撃ができない、下方向に伸びるジャンプ攻撃なので昇りジャンプ攻撃で相手を中段で崩せるが、その後のコンボが単体で繋がらない。といったものです。これをパートナーで拾って締め技でダウンさせる。これだけでも立派なコンボですが、さらにクロスコンボを取り入れてみましょう。といっても、やることは先の節で話した「パートナースキル>締め技」のループをしてあげるだけです。今回はオリエハイドで説明します。オリエはJ214Aが中段として機能し、崩しとして便利ですが単体で繋ぐことはできません。そこでハイドの5Pで拾い、オリエの214Bで締めます。この瞬間にクロスコンボを発動し、「パートナースキル>締め技」の手順通りにしてダメージを伸ばします。

コマンドだとこんな形になります。一度追加Aを挟んでいるのはハイドの5Pの全体動作が長いため、214Bだけでは再びパートナースキルを使えるだけの時間を稼げないためです。

J214A>5P>214B>(214Bヒット時に)P+D>5P>214B.追加A>5P>214B

入力はやや難しくなってきましたが、やってることは意外とシンプルであることが理解できたかと思います。失敗しても良いのでまずはチャレンジして感覚を掴んでみてください。

応用編:パートナースキル重ねからのクロスコンボ

ここでは応用編としてパートナースキル重ねからのクロスコンボを紹介します。パートナースキル重ねについてはこちらからどうぞ。

さて、強力な起き攻め手段の一つであるパートナースキル重ねですが、よく考えると重ねた後しばらくパートナーが残っています。それなら「重ねて→崩して→クロスコンボ発動→パートナースキルで拾う」という一連の流れが見えますね。筆者のメインタッグであるオリエ獣兵衛のタッグで見てみましょう。

オリエが画面端でコンボを締めた後、獣兵衛の4Pで重ねます。相手が地上ガードで固まっているところを214A,J214Aの中下段の択で崩し、クロスコンボを発動して「パートナースキル>締め技」の繰り返しでダメージを稼ぎます。

おわりに

ここまでくるとクロスコンボに対するとっつきにくい感じはほぐれたのではないかと思います。「クロスコンボ」を見ているから難しく感じるのであって、周りの構造も一緒に考えると良かった、ということです。今回はコンボに絞ってお話ししましたが、いずれ立ち回りでのクロスコンボの説明もできたらなあと思います。(私自身未熟なので簡単にしか説明できませんが…)

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