BBTAG初中級者向け:アクティブチェンジでタッグを活かす

アクティブチェンジをうまく使いこなすためにはそれなりの理解が必要になるやや難しめのテクニックです。慣れるためにも実践あるのみ!ですがその下準備のお手伝いをできればと思います。

まずは仕様を知ろう

偉大なるピザマヨ選手のツイートをチェックしてもらえれば大体OKなのですが、パートナースキル使用中及びクロスコンボ発動中にDボタンを離すことで操作キャラを変えるシステムです。

下リンクのDustloopWikiを参照してみると、Dボタンを離してから…

・3Fで操作キャラの変更が行われる
・新たな操作キャラは今までのモーションをキャンセルし、ポーズを取る
・10Fで強化状態に入る
・チェンジは全体で30F掛かる。空中にいる場合はさらに着地まで行動不能

折角のパートナーの攻撃をキャンセルしてしまうし、後隙のキャンセル目的かと思えばチェンジで30Fが必要、とどこが強いのか良く分からないシステムに見えます。なぜ強力なシステムだと呼ばれているのか今回解説していきます。

チェンジする前の操作キャラってどうなるの?

アクティブチェンジをする際、操作キャラが入れ替わりますよね。では控えに回るキャラクターは何をしているのでしょうか。ここがアクティブチェンジを学ぶ上での大きなポイントです。なんと控えに回るキャラクターの動作はチェンジ時にキャンセルされません。その動作を終えた後に退場ポーズを取って後ろに下がります。仕様だけ見ると表に出てくるキャラの方に視点が行くのですが、控えに回るキャラクターに視点を向けて考えるシステムでもあります。では実際に試してみましょう。

アクティブチェンジを確かめよう

一番簡単な例として、ルビーを使ってみましょう。もう一人は誰でもOKですが、今回はヤンにします。ルビーを表にして、まず前パートナースキルを使います。次にサイポッドショット(236B)を使います。…と同時にDボタンも押しましょう。そしてサイポッドショットで押していたBボタンを離す時に一緒にDボタンも離してください。雰囲気としてはBボタンとDボタンをポンと同時押しする感じです。これでアクティブチェンジが行われ、ヤンが相手の目の前で操作できるようになりながらも、ルビーのサイポッドショットが後ろから援護射撃をしてくれます。なんとなく雰囲気は掴めたでしょうか。

実はこのアクティブチェンジ、ディストーションスキルを除いてほぼ全ての行動を引き継ぐことができます(通常投げ、リバーサルアクションでさえも)! 全体動作の長い攻撃をアクティブチェンジの引継ぎ元とすることで相手を固めつつ交代したり、コンボを継続したり…と非常に便利なシステムになっていることが分かるでしょうか。ここまでくれば「アクティブチェンジを用いた崩し」がどういったものか頭に思い浮かぶかと思います。例えばヤンのコールドショルダー(214B)は地上の相手を掴むコマンド投げですね。これをパートナー(ルビーとします)を呼んだ後に214B+D(先のサイポッドショットと同じ感じです)とするとヤンがコマンド投げで地上の相手を掴みかかろうとしながらルビーがコマ投げの追撃と空対空の迎撃の準備ができている状態になります。想像するだけで嫌な崩しになっていますね。

しかし、「アクティブチェンジを用いた崩し」の本当の強さは他の部分にあるのです…

挟み込んで表裏を迫れ!

ガードの方法はもちろん知っていますよね。「相手の操作キャラに対して後ろ方向入力」でした。この当然ともいえるルールを利用します。パートナーと操作キャラで相手を挟み込んだ時にアクティブチェンジを行うと、一体どうなるのでしょうか。

以前の記事でも挟み込みについて取り上げたことがあるため、動画は再掲になりますが次のようになります。まずはご覧ください。

操作キャラに対応してガード方向が決まるのであれば、その操作キャラを変えてしまえばいいわけです。動画のように、挟み込むとアクティブチェンジをした時にガード方向が逆方向に切り替わるのが分かるでしょうか。技によってはそのままコンボに繋げることも可能です。ガード方向が切り替わるのはこちらがDボタンを離した3F後ですから、見て判断できるわけがありません。かなり強力であることが伝わったかと思います。ただし注意点として、連続ガードであればガード方向の切り替わりは無視しても良い=挟み込みによるガード方向の変化が無効化されること、それに関連してリバーサルアクションなどの割り込み行動には”比較的”弱いことには注意しましょう。(つまりは対抗策があるわけですが、今回は割愛します。ヒントはこちらの操作キャラの切り替えはDボタンを離して3F後に完了するということです)

おわりに

記念すべき20本目の解説記事になりました!今回はアクティブチェンジにフォーカスを当てて説明しました。数をこなすことで馴染んでくるシステムですので、まずはトレーニングモードで反復練習をやってみましょう。特に挟み込みを用いた崩しは非常に強力ですので、あなたの武器になってくれることと思います。

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