BBTAG初心者向け:コンボ基礎論

なんだか大仰な題名がついていますが身構える必要はありません。コンボの成り立ちを覚えてどういったコンボをすればよいのかを解説します。

他ゲームから学ぶコンボの成り立ち

いやBBTAGじゃないの、と思うかもしれませんがより「コンボ」の成り立ちが分かりやすいゲームがあります。ドラゴンボールファイターズです。このゲームもコンボゲーではあるのですが非常にコンボの構造が分かりやすいため引用します。次の動画の一番初めのコンボを見てください。

難しそうに見えるコンボですが、「触って地上コンボ、打ち上げて空中コンボ、最後に打ち落とす」という流れになっています。より簡略化すると、

触って、繋いで、ダウンさせる

という形になります。この形を守っていればコンボの基本はマスターしたも同然です。ではここからより詳しく見ていきましょう。

①始動技

まずは相手に攻撃を当てる必要がありますね。一般的にはAボタンで出す小技であったり、Bボタンで出す牽制技で攻撃を当てに行きます。本当はここで補正の話をしたいのですが、初心者向けを超えるので割愛します。ともかく、最初のうちは立ちAかしゃがみAで相手に触りに行くのが良いでしょう。相手に攻撃を当てることができたら次に中継技の段階に移ります。

②中継技

次はコンボを繋ぐ段階です。BBTAGには便利なことに連打でコンボを繋いでくれるスマートコンボがありますからそれを使ってしまいましょう。例えばルビーはA>AとAボタンを2回押したのちにB>B>BとBボタンを3回押しましょう。柄で小突いただけの攻撃から技がどんどん繋がり、鎌を振り上げて相手を打ち上げることができましたね。打ち上げたところをジャンプキャンセル(技の後隙をジャンプで消すこと)で追いかけ、さらに空中攻撃で追撃できます。このようにコンボは技を次々と繋ぐことによって成立します。そして繋ぎ方のバリエーションは数多くあります。技をどうやって繋いでいくのか考えるのも格闘ゲームの楽しみの一つですね。コンボ職人の腕の見せ所でもあります。

③締め技

中継技でコンボを伸ばした後は相手をダウンさせる必要があります。BBTAGの各キャラには地上ダウンを取るための技が存在しています。これを使います。分かりやすいのはラグナの空中214(テンキー表記、入力は下、後ろ下、後ろ)Aのナイトメアエッジ、ルビーの空中236(下、前下、前)A/Bのバスソーブラストでしょうか。どちらも空中から叩き落してダウンを取っている技ですね。また空中に限らず、地上でダウンを取れる技もあります。鳴上の214A/Bの電光石火などがそれにあたります。また今紹介したような必殺技に限らず、通常技・スマートコンボでもダウンを取れる技が存在します。ノエルのBスマートコンボの最終段、獣兵衛のBスマートコンボの最終段などです。いろいろ技を紹介しましたがコンボは最後にダウンを取るものだ、と覚えてください。

ダウンを取る必要性

ここまで読んでダウンを取る理由についてお話していませんでしたね。地上ダウンを取ることでこちらの有利が維持できるからです。攻撃を受けた相手は最終的に受け身を取って行動可能な状態に戻りますが、地上受け身と空中受け身には次のような違いがあります。(次に書いているFとは『フレーム』という時間の単位です。一般的に1F=1/60秒です)

・地上受け身:受け身時間32F、受け身方向はその場、左右の3つ
・空中受け身:受け身時間15F、受け身方向はその場、左右の3つ

こう見ると空中受け身の方が時間が短いですね。また空中受け身の左右受け身は大きくキャラクターが跳ねるため追いかけることが難しくなります。地上受け身は空中受け身の倍以上の時間をかける上に左右への移動距離も空中受け身のそれとほぼ変わりません(=横への移動速度が遅い)。また相手は受け身を取って初めて行動可能状態に戻るわけですから、受け身時間が長い方がこちらが先に動ける時間が増えることになります。以上から地上ダウンをさせた方が有利を取れることが分かると思います。

おさらい

触って、繋いで、ダウンさせるを基本にコンボを組み立てよう
・地上ダウンを取ることでこちらの有利を維持しよう

コンボで気を付ける点はこれくらいしかありません。難しそうなコンボも結局はこの構造が基本です。中継技の部分が複雑になっているだけですから…まずはスマートコンボを駆使して技を繋ぎ、必殺技でダウンを取ることを目標に練習してみましょう。コンボを見つけて練習するのは意外と楽しいものです。ぜひ楽しんで取り組んでくださいね。


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