BBTAG中級者向け:挟み込み入門

オフ対戦会に顔を出して戦績的には洗礼を受けましたダイソンです。その中でもかなり勉強になった部分がありまして、それが挟み込みへ持っていくための手法、その崩しのやり方でした。この辺りはきちんと明文化されていない気がしたので今回は自分の知識をまとめることも兼ねて書いていきたいと思います。

挟み込みは何が強力なのか?

挟み込みの強力さはアクティブチェンジの存在が全てを握っています。攻める側が好きなタイミングでガードの表裏を仕掛けられるうえ、中下段の崩しと比較しても反応できるものではない(操作キャラはDボタンを押して3F後に切り替わります、アクティブチェンジに使用した技やタイミングにも因りますが攻撃が裏になって当たるまでの猶予は20Fも無いと考えましょう)からです。相手にガードの表裏のじゃんけんを強要する以上、崩すチャンスがあるわけですね。場合によっては中下も入ってくるとなると、相手の読みはさらに難しくなります。

ではどうやって挟み込みの状況に持っていくのか、じっくり学んでいきましょう。

挟み込みの基礎①:パートナースキル+飛び越し

最も基本的な方法になります。パートナースキルで固めながら操作キャラが跳び越すことで挟み込みの状況を作ります。流れとしては…

1.操作キャラで固める
2.パートナーを呼び、更に固める
3.2で相手を固めている間に前ハイジャンプや低空前ダッシュで跳び越す
4.(クロスコンボを発動し、)アクティブチェンジで崩す

ジャンプキャンセル可能な技で跳び越せるようにするとさらに強力です。例えばラグナの5AAは攻撃レベル(1~5まであり、基本的に高いほどガード硬直やヒットストップが大きい)が4かつジャンプキャンセル可能であるため、5AAの後にパートナーで固めつつ低空前ダッシュで挟み込みの状況を作りやすくなっています。パートナースキルの攻撃レベルが高いor拘束力がある場合も挟み込みの状況を作りやすいです。例えば雪泉やハイドの5Pは拘束力が高く、その間に跳び越すことが可能になります。

ただしこの方法はリジェクトガードに気を付ける必要があります。パートナースキルの拘束力が高くてもリジェクトされると逃げられますし、操作キャラの固め中にリジェクトガードされても挟み込みが崩れます(ジャンプキャンセル可能ならば低空前ダッシュで攻め継続できますが、対空技には注意)。挟み込みができなくても二の矢三の矢が飛ぶように策を練っておきましょう。

挟み込みの基礎②:裏周り系の技を使う

開発側も挟み込みを用いた攻撃を想定しているのか、BBTAGには裏周りができる技を持つキャラが多く存在します。裏周りできる技+パートナースキル→クロスコンボを発動で簡単に挟み込みが可能です。アズラエルやナインの瞬間移動型のステップも挟み込みに役立ちます。前述した方法よりも挟み込みの状況が確定しやすいため、使えるキャラはターンを握るための戦法の一つとしてどんどん使っていきたいところです。

挟み込みの基礎③:裏周り可能なパートナースキル

BBTAGにはパートナースキルで簡単に裏周りのできるキャラクターが存在します。数が少ないためキャラを挙げると…

セト5P、ミカ5P、ブレイク5P、クマ5P、千枝6P、(クロガネ6P)

これらのキャラクターはパートナースキルを使うだけで裏に回ってくれますから、さらに挟み込みの状況が確定しやすくなります(パートナーを呼ぶだけなので試行回数も増やしやすい)。千枝が6Pで飛んで行って挟み込み、ヒルダの236C+Dで位置サーチしつつ裏択、なんてことも簡単にできるわけですね。この5人を使う場合は「如何に挟んでいくか」をメインのゲームプランとして考えると効果的です。

挟み込みの基礎④:受け身方向を利用した挟み込み

主に画面端で相手が前受け身を取る場合に成立する挟み込みです。画面端でダウンを取ったのち、バックジャンプ+パートナースキル重ねを行うと、相手が前受け身をした時に大抵の場合で挟み込みの状態に持っていけます。状況は限定的ですが、十分にあり得るものです。相手の前受け身に合わせて動けるように練習しておきましょう。

挟み込みによる崩し

挟み込んだら崩しの段階になります。もちろんアクティブチェンジを利用した崩しが強力ですが、実はアクティブチェンジを使わなくても強力な崩しを迫ることができます。順に追っていきましょう。

崩し①:アクティブチェンジによる表裏択

挟み込んだらまず行いたいメインのプランとなる崩しです。「裏択がやってくるかもしれない」プレッシャーを与えつつ、相手にガード方向のじゃんけんを迫ります。またアクティブチェンジを使えばこちらのキャラも強化状態に入りますから、是非とも裏択を通したいところです。注意点としてアクティブチェンジには30Fかかりますから、最低でもフレーム五分以上になるような技を適切なタイミングで使いましょう。できればその後も連続ガードになるように+10F以上の有利フレームが欲しいですね。

崩し②:アクティブチェンジをチラつかせるクロスコンボ連携

クロスコンボ中に使うと効果的な、低リスクな攻めになります。「裏択がやってくるかもしれない」というプレッシャーを利用します。セットアップとしては簡単で、次のようになります。

1.挟み込んでクロスコンボを発動
2.小技を2~3回刻んだ後にパートナースキルを使って隙消し
3.パートナースキルの硬直が解けた直後に再び小技で刻むorアクティブチェンジで崩しに行く
4.クロスコンボ終了or崩れるまで2と3を繰り返す

小技→パートナースキル-(わずかな隙間)-小技→パートナースキル…とする連携です。連続ガード中はガード方向を変えてもガード可能であるという仕様があり、また崩しとしてガード方向を変えたいのであれば連続ガードを解く必要があります。防御側はこれを利用して、アクティブチェンジ読みでガード方向をあらかじめ裏に入れておく。これで固め中はガードをしつつアクティブチェンジ裏択が来ても自動でガードができるわけですね。

では表択を軽視したツケを払ってもらいましょう。ということで先ほどの小技刻み連携が役に立ちます。この連携の大きな利点として回転率が高いことが挙げられ、クロスコンボ中に何度も表裏を迫ることができます。相手が裏読みなら自動的に小技がヒットしてそのままコンボへ、ガードしたなら再び固めなおして次の表裏へ…としつこく相手を崩しの脅威にさらすことができます。リジェクトガードされても小技ですから不利をそこまで追うことはありませんし、リバーサル行動も基本ガードできます(小技は基本的にガードされて微不利で、リバーサル行動で反撃確定は滅多にありません)。隙間の開け方などで細かな練習が必要な連携ですが、実戦では非常に強力ですので、取得してしまいしょう。

崩し③:投げ

相手を表裏択に集中させると、ここに来てシンプルな投げが通るようになります。ただし投げ抜けされるとクロスコンボが強制的に終了してしまう+投げ成立時のモーションが基本長いため、クロスコンボの終わりに狙うと良いでしょう。アクティブチェンジをすることで投げ択がさらに安全になります。入力もB+C+Dで簡単にできますので、練習しましょう。

終わりに

オフ対戦会で思ったのは「私の連携、詰めてなさすぎ…?」というものでした。確かに通用することには通用したのですが、みなさん挟み込み・中下への嗅覚がすごい。私もまだまだ頑張れるなとモチベーションをもらった対戦会でした。ともかく、挟み込みはBBTAGにおいて最強格に位置する崩しですのでまだやっていない方は覚えていきましょう。

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