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IoTとわたし:「ハイカワ」を読む Ep.02

 本日は2話目
直流電源の「取扱説明書」を読むことの意義とは?

■なにも分からない人がまず覚えること
1.回路方式
スイッチングとシリーズドロッパ
2.レンジ
シングルとワイド
3.モード
低電圧と定電流

■覚えることの意義
(1)種類が豊富な直流電源から最適なものを選ぶ判断基準
回路方式とレンジ
(2)直流電源を使い慣れていない人がよく「ハマる」ポイント
低電圧と定電流(特に定電流に注意)

■本話のポイント
使おうとする直流電源の仕様が用途に合っているか

電気のプロ=電源回路のプロというわけではない。
電源回路の設計経験があるエンジニアは世の中に多くない。
大半は既にあるものとして応用回路を設計している。

電源回路の構造や振る舞いを知る機会がないまま自分のつくる回路に適切な直流電源を選ぶことは難しい。それを課題として自覚している技術屋は少ない。だから。「使う前にちゃんと選べるようになれ」

■エピローグ
社長の一存で新人と異動したばかりの二人で製品企画を出すことに

■次回タイトル
第三話 回路方式をイメージで覚える(上)

■振り返り
①取説を読む意義は、正しい使用方法の理解のほかに「自分がその機械の何を分かっていて、何を分かっていないのか」を知ることにある。
「だろう」「はずだ」での操作は危険に直結する。
②用途に適した直流電源を選ぶことの意義は、直流電源のモデルはやまほどあり、用途に応じて適したモデルを選ぶ必要がある。その判断基準として「回路方式」「レンジ」という概念がある。
上記2つ以外にも「動作特性」や「機能」などによって、実際のモデルは細分化されるが、まず覚えるべき概念は回路方式レンジの2つになる。
モード」という概念は操作する上で必須となる知識で、特に「定電流モード」が覚えるうえで難しい。
まず、「回路方式」、「レンジ」、「モード」の3つを覚えておく。3話以降はこれらについて深堀されていく。

■漫画タイトル一覧
第一話 直流安定化電源って何?
第二話 問題は取説以前から始まっている
第三話 回路方式をイメージで覚える(上)
第四話 回路方式をイメージで覚える(下)
第五話 シングルレンジとワイドレンジ(上)
第六話 シングルレンジとワイドレンジ(下)
第七話 定電流の理解(上)
第八話 定電流の理解(下)
第九話 インターフェース(上)
第十話 インターフェース(下)
番外編 名探偵みなみ登場!?


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