ワンダフル通信<2021.05.19>
「Sundayカミデの抱える話」
今が良ければ、それでいい。
そもそも、今がいいと思える事は、とても難しい。
何の後悔もなく、何の躊躇もなく。
今が良いとは、なかなか言えない。
矛盾を抱えて、この世界は動いている。
大きな太陽光パネルを設置するのに、莫大な面積を自然から切り取ったり、パネル自体の耐久性が長年あるわけでなく、何度も生産するのに、莫大なCO2を排出したり。
これだけ、不倫が叩かれる日本で、マッチング系の不倫アプリの登録数が、世界でも群を抜いて、日本が多かったり。
グレタさんが、環境問題へのメッセージの為に、飛行機の何倍もの資源を使って、船で移動すると言ったり。
矛盾を抱えて、この世界は動いている。
未来の為に、という言葉に、誰かの正義が混ざって、さもそれが真実であるかのような、時代の先端であるかのような、混沌とした環境ビジネスの運河が、世界を流れていく。
今、幸せじゃないのに、未来に幸せは残せないと、僕は思う。
そもそも、今とは。
バリアフリーという言葉。
グローバリズムという言葉。
今は、どうなっているんだろうか。
LGBTQやジェンダーレス、ビーガンやベジタリアンと言う言葉が、メディアを席巻し、既に、新しい言葉の波にのまれて古くなってしまったんではないだろうか。
オーガニックや、菜食主義者の大いなる見方、ビーガン賞を何度も受賞して来たホールフーズのトップは言う。
環境には良いかも知れないが、身体には悪い
この発言は、物議を呼んだ。
言葉の真意は、ベジミート自体が、あまりにも加工された食品で、そもそも人間は、あまりにも加工された食品を食べるようには出来ていないと言う事だ。
環境を良くすると言うのと、人間の健康は必ずしも、一致しない。
自分の健康をそっちのけに、未来の環境の為に生きる事は、僕には出来ない。
でも、未来の環境も良くなって欲しい。
少しずつ、満遍なく、たくさんの事に心を痛める。
これが、僕の今の答えだ。
いずれ変わるかも知れないし、ずっとこう思っているかも知れない。
矛は、人を傷つけ
盾は、自分だけを守る
矛盾を抱えて、世界は動いている。
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