自分のために

おどる

今までは好きだからおどってきた

何のために、とか
誰のために、とか
ごくたまに考えておどったはことあるけど
ただ好きだからおどってきた

むしろ思考は要らないと思ってきた
からだが有ればいい
からだが無くてもいい
ただそこに在ればいい、と

でもふと
自分のためにおどってみよう、と思った

もらった肢体を
今ある肢体を
もしかしたらいつか少しずつ動かなくなるかもしれない肢体を
もうすでに以前とは違う動きになっている肢体を
今の自分のために

ワクラバ   Ｏ’