大手ブログメディアが更新停止らしいですが、週刊ひがしおおさかの閲覧数はなんだかんだ伸びてます
BLOGOSが更新終了という一報が届いたのは昨日。2008年に言論系のブログメディアとして誕生し、評論家や政治家のブログやTwitterを転載する手法で有名なサイトです。
ピンとこない人も以下の記事を見れば
あー、見たことあるなこのスタイル
となるかもです。
2022年3月31日で更新停止、5月で一部オリジナルコンテンツを残して削除ということで、管理費すごいんだろうなとサイト管理をする僕は思ってしまいました。
2008年にオープンということで、週刊ひがしおおさかよりも若いメディア。上から目線で語るなら、一年下のスーパーエースが引退するような感覚です。全然規模は違うけど。
BLOGOSGの看板ブロガーとして活動していた参議院議員の音喜多駿さんは感慨深げに思いをつづる記事をアップ。その中で「一時は月間150万PV(ページビュー)あった」と書かれています。それが今は10分の1だと。
※ページビュー≒閲覧数
当時東京都議とはいえ個人で150万PVというのはものすごい数。ブログメディアの全盛期(2010年代前半)だとはいえ、1日平均して5万PVというのはとんでもない量です。一方で氏が参議院議員になった今は月間10万台(日にすると数千)とのことですから、ものすごく少なく感じます。
それだけテキストを読む人が減り、YouTubeなどの動画コンテンツに移行したということでしょう。実際に件の音喜多さんもYoutubeで多くの再生を稼ぐ政治家Youtuberのトップランナーです。
BLOGOSより1年だけ先輩の週刊ひがしおおさかは、2007年の開設から少しずつ読者の皆さんに認知いただいてきました。15年の運営のなかで閲覧数が大きく伸びたのは、Twitterの登場(2009年)と新型コロナウィルスの影響(2020年)です。この2回の転機はそれぞれPVの桁が変わった大きなインパクトがありました。今はだいたい、月に50万PVくらい。4人がかりで毎日コツコツ更新をしてなんとか数字を維持しているという状況です。と言ってもね、大半は東大阪クイズの閲覧ですけど。
自社の状況はまずおいといたとしても、BLOGOSのような大手が閉鎖してしまうインパクトは相当なものです。メディアのテキストから動画へのシフトは間違いなく加速しています。
もちろん地域情報と言論とは読まれ方が違いますし、動画内の音声や映像に検索がかけられない現状ではテキストにもアドバンテージはまだあります。しかしそれも現状の技術革新の流れの上で早晩ひっくり返るでしょう。Googleの検索結果に、目的にあった動画が適切に表示されたり、より自分にあった動画をおすすめされる未来はすぐそこまでやってきています。
おかげさまで週刊ひがしおおさかは多くの方に見ていただいているメディアになりました。これからも多くの方に楽しんでいただけるように、変化を楽しみつつ失敗をいっぱいしながら次の一手を打っていきたいと思います。
なにせ我々のような零細メディアは、流れが変わったときにはもう手遅れなんで。
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