見出し画像

チューリップ賞がなぜチューリップなのか30年くらい悩んでいます

日本で法的に認められているギャンブルを昔は「三競オート」などと言いました。
競馬、競輪、競艇、オートレース。競が3つにオートが1つ。
この4つの競技のなかでも、圧倒的強者は競馬。特に中央競馬は地上波テレビでバンバン映像が流れ、オグリキャップやディープインパクトなどがたびたび社会現象を起こしてきました。

3月5日は阪神競馬場でチューリップ賞が開催されました。

僕が競馬を好きな要因のひとつに、レースが季節と紐づいていることがあります。チューリップ賞なんてそのまんま。3歳牝馬限定で毎年3月上旬に行われます。3着以内に入ればよりステータスの高い4月上旬の「桜花賞」への優先出走権を得られるので、まあまあいいメンバーが集まるのです。
今年は
1.ナミュール
2.ピンハイ
3.サークルオブライフ
が桜花賞へと駒を進めます。特にナチュールは不器用ながら能力は高そうで、馬券は買いたくないタイプの馬(好走する条件がわかりにくい)だけど成長は楽しみ。

いつもならこういう場合、チューリップ賞のレース名の由来を書いたりしますが、実はなぜチューリップなのかはっきりわかりません。大きなレースでも皐月賞や菊花賞など、一般にある程度定着している名称でさえ由来を語ることは多くないのです。ファンも基本はギャンブルなので、
「それっぽければなんでもいいじゃん」
と受け入れてるところがあります。

カッコよければいいのですが、必ずしもそうでない場合も多く。1996年に新規創設された「秋華賞」は比較的新しいレースにも関わらず名称の由来は全くの不明。10月に開催するし牝馬のレースだし花より華の方がかっこいいし、みたいな安易な事情が見え隠れします。あくまで個人的な感想ですが。

チューリップ賞の次の日は毎年「弥生賞」です。こちらも3月にやってるからてだけで由来はわかりません。でも今年で59回目と数える歴史あるレースです。3着までに入れば「皐月賞」の優先出走権が得られます。かの有名なディープインパクトは弥生賞から皐月賞、そしてダービーを勝ち菊花賞も制して無敗の3冠馬になりました。
そして2019年にディープインパクトが死去すると「弥生賞ディープインパクト記念」と名称が改められます。弥生賞がなにものなのかには触れられることなく。
一方で有馬記念のように由来がはっきりしていて、それに重い意味が付き、世界で最も売上を上げるレースのひとつになっているものもあります。

名前なんかどうでもいいことではありますが、長年ずーっと気になっています。

この記事が面白かった、同じような記事をまた読みたい、他にない素晴らしいものだと思っていただければサポートいただけると幸いです。取材費に使わせていただきよりオンリーワンな記事をお届けしやすくなります!