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今になって『君たちはどう生きるか』を見る

上映がはじまってからここまで全く興味が湧かなかったという訳では無いが、ただすぐ見に行きたいという訳でも無く、そんな感じでここまで来てしまったがちょっと見る気が湧いてきたのと諸々都合が空いたから、今になってやっと見に行った次第である。
因みにであるが、自分がジブリ作品を見るのは録画で撮ったポニョ以来多分10年くらいぶり、劇場での鑑賞となるとクソガキ時代にやってた千と千尋以来20年以上ぶりになる。

という事で上映がはじまってから実際に見に行くまで殆ど作品の情報は入ってこなかった、自分の観測範囲で大々的に語る人もいなかったしネタバレを踏むような事も無く、予備知識や事前情報はほぼ全くない状態で見る事になった。

まぁ実際に見た感想であるが、ひと言でいうならよく分からん。なんか凄かったのは確かだけども、感じたものを表現する意味でも内容を深く理解する意味でもよく分からん。だってつくり手監督自身も訳が分からないって言っているんだから、見に来た人も訳が分からないってなるのは必然なんだろう。
とはいえ何もかも全く訳が分からんって事じゃ無いけども、周りや自身の悪意で上手く生きられなかったところに謎の出逢いから所謂異世界である下の世界へ誘われ、そこでの出逢いや悪意に触れながら自身がどう生きて行くのか、っていう話だったのかなって感じる。自分が受けた悪意、自分が犯した悪意、下の世界での悪意、そんなものの中でどんな生き方をするか。少なくともそんな悪意に染まった彼が下の世界の行く末を握るなんて事はできなかったし、そんな悪意で大王が盛大に自滅した、そんな感じなんだろうか。
本当にどんな意味を持ってどんな事が込められてるのか、多分何周もしないと理解するなて事は難しいと思う。実際今もwikipediaの記事を見つつ振り返りながらどうにか書いてる状態である、それくらいこの作品を自分は全然理解できていない。ただ言うなら、悪意に溢れる中でどう生きていくのか、青サギとの関係を通じてどんな信じられる人と出逢えるか、そんな話だったのかなって思う。

最後に余談。
朝早い上映に間に合うように家を出て車を走らせたつもりだったものの、警報が発令される程の前夜からの重い降雪で普段以上に道路の流れが悪く、結局上映開始のギリギリ、本編がはじまる5分ぐらい前に上映するスクリーンに入るというくらい間に合うかどうか滅茶苦茶に微妙なところだった。
正直言うて昨晩結構降ってたから間に合わん可能性もあるなと思いながら、それを分かったうえで見にいったが、もうこんなギリギリな状態で身に行くなんて事はしたくはない…。

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