オンライン講座The King Maker所感 本編Vol.6

本編Vol.6
徳のまとめ

①徳は呼吸をするかのように日々淡々と着々と積むべし。

②帝王学の真髄「清明直」

③肚(はら) を据える事で体内のエネルギーが循環する。

❶徳は呼吸をするかのように日々淡々と着々と積むべし。
→ 見返りを求めるなんて考える暇も無い程、無意識に徳を積め。

非常時にこそ人の本性は浮き彫りになる。
また、人は慣れていない事を予期せぬタイミングでしようとすると、必ず失敗する。

日頃仮初のメッキで覆われた生活を送っていても、全く意識していないふとした瞬間を見られた時点でそのメッキは儚くも崩れ去る…


徳を積む方法は多岐に渡る。
食事の際に関わってきた30万の人たちに想いを馳せる、ゴミを拾う、トイレを綺麗に使う。
日頃の些細な行いを少し今と変えるだけでそれは立派な徳積みとなる。

徳の規模を大きくする方法は主に二つだ。

⑴人に喜んでもらう数と質を高める。
⑵範囲を大きくする。(地域、業界、国、世界)

但し、いきなり世界レベルの徳積みをしようとしても上手くいくはずもない。
何事もそうだ。
まず基礎を固めてから応用を効かせる。
日常のほんの小さな徳積みを積み重ねて、何も考えずに無意識領域で出来るようになって初めて、規模や質を高める事が出来る。

だから身体に染み込むほど何度も何度も、何日も何日も続けることが必要だ。
具体的には「42日間」がその目安だ。

その半分の21日間続けることで習慣化しますよ。というのはあらゆる所で言われているが、実際やってみると21日だと普通に馴染まない。
やる習慣があったな〜と思い出さないと実行しないレベルだ。
それだけだとまだまだ足りない。

何も考えずに本当の意味で"無意識に"行動出来るよう。
生きているだけで身体に染み込ませるには42日間が必要。
そのぐらい続けることでやっと、潜在意識にまで刷り込まれ習慣化する。
習慣化出来る事で何も意識していなくても、あらゆる場面で咄嗟に動くことが出来る。
それこそ「呼吸をするように」だ。


また、徳を積む際の注意点として「自分の心の状態」に気をつける必要がある。

徳とは、感情がブレる事によっていとも簡単に消費されてしまうのだ。
例えば何か良い行いをしたとしよう。
その際に「俺は良い事をしてやったぜ」「何か見返りを期待しても良いよな?」などと満足感や見返りの感情を少しでも思った時点でその徳は消費され無くなってしまう。

ポイントは"少しでも思った瞬間に"だ。
善意100%ではなく、善意99%ー1%打算で行ったものですらほぼ全ての徳を消費してしまう。
そう、だからこそ身体に染み込むまで『本当の意味で無意識領域にまで』ごく当たり前に行動出来る事によってやっと徳が積まれる。

これを聞いて無茶苦茶ハードル上がったよね?
大丈夫、そのための習慣化だ。

42日間、果てはその身に受けた生が尽きるまで、ずっと意識的に行動を起こし続ければいつのまにか出来るようになっている。
むしろそれぐらい続ける覚悟を持て。

ハード過ぎる?甘えんな。
真に、奉仕の心を持たざる者はいずれ何らかの報復をもって償われる運命だ。

そんな事になるぐらいだったら、黙々と徳を積んでいた方がお得じゃないか(⑅๑╹ڡ╹)

❷帝王学の真髄「清明直」
→ 清く明るく真っ直ぐな想いがある事で、最も人、空間、天、運、神に応援される。

打算に塗れた、昏く澱んだ感情は決して誰にも届かない。

徳とは己の感情が入った瞬間打ち消される。
マイナスな感情を持ってした行いは、感謝などされず寧ろ嫌悪感すら抱かれてしまう。

下心を隠したつもりでいても相手には全て筒抜けだ。
そう言った感情は些細な仕草や動きからでも読み取れてしまう。

でも興味の無い人にわざわざその事を伝えたりなんかしない。
心の内に秘めておいて、取り付く島もなくひっそりと距離を置かれてTHE ENDだ。


だから、打算など微塵も考えず「清く明るく真っ直ぐな」気持ちで徳を積む事が大事だ。


これこそが帝王学の真髄
「清明直(じょうみょうちょく)」だ

清くない心・明るくない心を持っていると、相手を批判したり、人の欠点や粗探しをしてしまったり、正論で相手を押し潰そうとしたりしてしまう。
徳を積んだとしても、そう言ったマイナスの感情を持っているだけで徳の結果を受け取れない。
自らがフィルターをかけて、良い結果をシャットアウトしてしまうのだ。

そして徳は、心/メンタルの状態にとても左右される。
自分のことばかりに意識が向いていると、神が応援してくれなければ、運も味方にしてくれないし、天も見放す。

そうならないためにも、子どもの様に純粋で素直な気持ちを持つよう日頃から意識して、これもまた身体に染み込ませよう。


❸ 肚(はら) を据える事で体内のエネルギーが循環する。
→ 「頭に血が上る」知識だけで行動の伴わない「頭でっかち」にはなるな。


TAKERは常に己の事ばかりを考えている。
それにより周りからは疎まれ、結果としてTAKER自身が不幸になっていく。

他人から無理やり奪うというのは、清明直とは正反対の考え方だ。

だがこのTAKERの考え方は、人間が生まれながらにして持ち合わせている考え方では無い。

戦後GHQの戦略よって意図して生み出されたものだ。
これに関しては以下の記事が参考になるので、是非ご覧を。
https://sites.google.com/site/wakarisugi/home/showa/ghq

かなりショッキングな内容なので苦手そうな人は見ない事をお勧めする。


自分優先の考えが蔓延る事で国は衰退していき、今の日本の様に世界から見てとても生産性が低い状態になってしまっている。

自己満足のために仕事をする、ストレスを発散するために趣味やスポーツに没頭する。
そう言ったマイナス感情から発生する行動は、徳にはなり難い。

昔話題になった「好きなことで生きていく」はまさに清明直と正反対の考え方だ。

本当はもっとクリエイティブな活動ができるはずなのに、大半の人たちはそういう風に出来ていない。
権力者の行動というのは時として武器となり己をも傷つけかねないのだ。

清明直を身につけていない状態で何かを学ぼうとも、「本当の意味で」体得することは無いし曲がった解釈をしてしまう。

自分の人生や、目の前の人がプラスになるよう解釈をし、真っ直ぐな気持ちで心の底から願う。
これこそが徳を積むということの本質だ。


清明直を身につけるためには

・肉体的な肚(はら)
・精神的な肚(はら)
が必要で、それらが一体にならないと自分のメンタルや心は整わない。


徳のエネルギーは"下から上に"流れる。
現代人は「頭に血が上っている人」、頭で考えてばかりで行動を始めようとしない「頭でっかち」な人がとても多い。
かくいう俺も頭でっかちの1人だ。

頭にばかりエネルギーが行ってるから清明直にならない。
エネルギーが上に滞るせいで消化されないまま凝り固まってしまい、心と体と精神が分離してしまう。

これは先程のGHQの政策により頭に血が上るよう、ライフスタイルや考え方、文化が刷り込まれてしまった。

だから上に溜まっているエネルギーを循環させるために下に落としていく、
「肚(はら)に落とす」「肚(はら)を据える」
ことが必要なのだ。

昔は肚に落とすという考えが一般的で、肚にこそ全てのエネルギーが溜まっていると考えられていた。
だからよくある「腹切り」は

自分のエネルギーの詰まった場所を自ら切る

己の全存在を賭ける

というとても意味の込められたものだったのだ。


少し余談だが、海外の映画などによくある"頭を拳銃で撃ち抜く"という動作は「頭にこそ全てが詰まっている」というアメリカ的な考えが集約されたものであり、腹切りに通ずる所がある。


また、現代における恋愛は「頭」で行っている。

・男性視点
「あの子可愛いな」
→「仕事は普段何してるんだろ」「何処に住んでるんだろ」「どうやったら口説けるか」

・女性視点
「あの人良いな」
→「どのぐらいの年収なんだろう」「どんな家に住んでいるんだろう」「どんな家柄なんだろう?」

どちらも情報を集めたがるし、外側のステータスによって人間の良し悪しを決めている。


肚からの恋愛は、目の前の人と「向き合う」。

昔はお見合い結婚が当たり前だった。
肚が据わっているから、表面上のステータスですぐに人を判断したりしないし、例え好みでは無かろうとも文句を言ったりはしなかった。

寧ろお見合い結婚の方が離婚率は低いという統計がある上に、今の今まで子孫が続いて来た歴史があるのだから制度が間違っているということは無いはずだ。

なにも、現代の恋愛を批判したいわけでは無い。
良く言うなら時代に即したファストフードの様な「お手軽な恋愛」が多くなっているというだけで。

ただ、どちらの方が肚が据わるか、人として魅力の溢れた生き方をしやすいかの違いがあるよね。というお話。


肚の据わっていない帝王は簡単に逃げ出すし、目の前のことにキチンと向き合わないから何もかもが中途半端になってしまう。

そうならないよう「肚を据えて」生きよう。

今の時代はYouTubeなどの様々な媒体で、自分のやりたい事を見つけよう。その為なら目の前の人たちは犠牲にしてでも構わない。
という考えが広く拡がっている。

自分のことだけを考えるんじゃなくて、まずは日常からちゃんと下積みをするのが大事。
器を作るために下座行(げざぎょう)を身につけるべし。

http://inaba-ongaku.com/archives/239


The King Makerを通して、日本人の本来あるべき姿の知識やそれに付随した行動を学んで身につけて。
そしてみんなで魅力的な存在になって、世界を変えてやろうぜ。

俺たちに関わることで、今までは考えもしなかったような新たな人生が切り拓かれる人が溢れて幸せが広がっていく。
そんな帝王になるんだ。

その為にも日々の小さな積み重ねが何より大事だ。
1日の生き方でその人の価値は決まる。
いきなり物事をマスターするのは中々にハードだ。
だからこそ地道にコツコツと、24時間365日誰も見ていない所でも気を抜かずいたら「本質から」変わることが出来る。

そんな存在に俺たちはなるだけの知識を既に得た。
あとは行動するだけだ。



今回はここまで。
次回は「肚を作る」方法について書いていく。
ではまた次回✋

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