JALの定時運航
JALのホームページには2017年から毎月の運航数や定時出発率、定時到着率など、運航情報が公開されている。
https://www.jal.com/ja/safety/quality/information/202401/
ホームページでは各月の運航状況が確認できるのみで、前年や前月との比較が行えないので、この情報の中から国内線の定時運航率に関するデータをプロットしてみた。
公開されているのは2017年1月からだが、2017年1月から3月の情報には定時到着率が記載されていないので、2017年4月以降の情報をグラフにまとめた。
(定時到着とは運航した便のうち到着予定時刻から14分以内に到着した便)
JALの国内線運航数と定時到着率とを重ねてみた。
このグラフから3つのことが読み取れると考えた。
コロナ禍で運航数が少なかった2020年から2022年前半まで、定時到着率はその他の月と比べ高い。
コロナ禍の2020年から2021年を除き、毎年8月に定時到着率の低下が見られる。
2022年中盤から運航数は2019年同等に回復しており、2019年以前と大きな違いはない一方、定時到着率は悪化傾向にある。
今後の定時運航率の変化に注目したい。
2024年3月31日追記
2024年1月と2月の状況を更新しました。
例年、前年12月と1月はほぼ同じ運航数ですが、2024年1月については1月2日に羽田空港で発生した航空事故が原因と考えられる欠航が600便以上発生したことで運航数が2023年12月に比べて減りました。