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映画批評

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2022年9月の記事一覧

【映画評】「食屍鬼ダーマー」(1993) 「空っぽであること」の悲哀

「食屍鬼ダーマー」(デヴィッド・R・ボウエン、1993)評価:☆☆☆☆☆  カナザワ映画…

Y.N.
1年前
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【映画評】「ザ・フライ」(1986) 同情しやすいバケモノ

「ザ・フライ」(デヴィッド・クローネンバーグ、1986) 評価:☆☆☆☆★  キチガイの…

Y.N.
1年前
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【映画評】「NOPE/ノープ」(2022) スペクタクル批判の特撮

「NOPE/ノープ」(ジョーダン・ピール、2022)評価:☆☆☆☆★ これがどういう映画かと…

Y.N.
1年前
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【映画評】「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」(19…

「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」(シャンタル・アケル…

Y.N.
1年前
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【映画評】「華氏119」(2018) 正義のガキ政治

「華氏119」(マイケル・ムーア、2018)☆☆★★★  アメリカの市民運動の雰囲気がつ…

Y.N.
1年前
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【映画評】「M」(1931) ファシスト失格?

「M」(フリッツ・ラング、1931)☆☆☆☆☆  つくづく恐るべき映画である。初見時、私…

Y.N.
1年前
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【映画評】「マルクス・エンゲルス」(2017) きちんと赤狩りしておけば……

「マルクス・エンゲルス」(ラウル・ペック、2017)☆☆★★★  うっひょー、アカだあ!おーいみんな、アカがここにいるぞ!アカのプロパガンダだ!  いやはやこれには驚いた。まさか今どき、ここまでストレートにマル・エン礼賛を噛ましてくる監督がいようとは思わなかった。ハリウッド的ヒーロー映画の手法とポリコレの精神で現代に蘇る、リベラル(!?)の先駆者への惜しみない神格化!おまけにエンディングで流れるのはディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」である。堪忍してくれよ!  や

【映画評】「博士と彼女のセオリー」(2014) ALS患者の演技は難しい

「博士と彼女のセオリー」(ジェームズ・マーシュ、2014)☆☆☆★★  ホーキング博士の…

Y.N.
1年前
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