ChatGPTの有力な対抗馬(?)と言われるClaudeが日本から使用可能になったとのことで触ってみました。
画面のUIはかなりChatGPTを意識しているのが伺えます。
読んだ記事によると、日本語での会話やプログラミングコードの生成、あとテキストファイルを添付して読み込ませることもできるとのこと。
ファーストコンタクト
まずは英語でご挨拶。
あれあれ?話が違うぞ?なんか仕様変更でもあったのかな。
これまた話が違うぞ。記事ではちゃんと日本語も喋ってたのに。
よし、いっぺん試してみよう。
このあとも答えをはぐらかすばかりでちゃんと答えてくれないので、ストレートな質問をぶつけることにしました。
て、手強い。そこまで頑固な態度ならこっちもいじめちゃうぞ。
なんかめっちゃ長文返してきて怖いんですけど。なんか出来ないなりに必死に頑張ってます感がひしひしと出ていて、ちょっと可哀想になってきた。
別の話題を振ってみることにしよう。(同じスレッドで続けています)
慰めてあげようとしたら、今までで一番ぐらいの長文を返されました。
正直、らちがあかないので初期画面に戻って別の会話スレッドを立ち上げることに。
今度はコードを書いてもらいます。
プログラミングコード
なんだ、普通に書いてくれるじょん。
しかし画像のコードには若干のバグがあり、期待したとおりには動きません。
そのことを指摘したら、ちゃんと直してくれました。正しいコードは以下。
a, b = 0, 1
while b < 100:
if b % 2 != 0:
print(b)
a, b = b, a+b
出力例もアルゴリズムも確かに合っています。優秀優秀。
献立の提案(日本語)
記事で試していた献立の提案を私も試してみることに。
こんどは最初から日本語で話しかけます。
やっぱり、普通に日本語喋ってくれる。
気になったのは「この時期は秋野菜が美味しいので」と季節に合わせた提案をしているところ。日付に関する質問をすると、確かに正しい日付を認識しています。ただし、時刻は認識していない模様。(当時は17時ちょい前でした)
ChatGPTは日付認識してないんじゃなかったっけ?と思って試してみたら、同じように日付の認識あり、時刻の認識なしでした。知らなかった。
レシピを聞いても、普通に美味しそうなレシピを教えてくれました。
私はみりんと生姜で甘辛く煮るのも好きなんだけどな・・・。というのは置いといて、味に外れはなさそうな分量が提案できています。
簡単に試しただけどはいえ、GPT3~3.5ぐらいの能力はあるんじゃないの?と思えるような結果でした。
教訓
まず、AIが嘘をつく問題(ハルシネーション)は当然健在。すべてを鵜呑みにしてはいけません。無害で誠実とかいう言葉に惑わされてはいけない。
わりと単純な数行のコードでもバグが混じっていることがあるので、検証はしっかり行いましょう。
もう一つ、AIも自分から「できない」と思い込むと本来できるはずの事ができなくなってしまうんですね。こういうのを心理学用語でゴーレム効果と言います。AIもあまりいじめすぎると無気力に陥ってしまう事がわかりました。(実際は以前の発言を文脈として文章を生成しているだけなので、ストレスを感じている訳ではないですが)
あと、チャットAIを訓練する上で、自分に何が出来て何が出来ないのかをしっかり説明できるよう教え込むのは結構大事だと思いました。
チャットAI本人に仕様や操作方法を語らせることができれば、説明書も正直必要ないですからね。
ChatGPTに比肩するかと言われると、正直微妙なところかも。しかし有力で個性的なライバルが現れたのは事実なので、今後の切磋琢磨に期待しましょう。