歌についてのエッセイ④

. . 歌う行為は自分にとって外界との交流そのものに近いのです。

. . . あ、またこいつ変なやつがよくわからんこと書いていると思われそうですが(^_^;

. . ギター弾くことも歌を歌うことも大好きですが、 自室にこもってギターだけ弾いていたい、このまま誰にも会わず、と思うときがあるのです。でも、やはりそれだけでは寂しいです。歌は誰かに聞いてもらうもの、詩は誰かに読んでもらうもの、そう思います。 自分にとってライブとは・・・どこで歌おうと・・・外界とふれあいたいと思う気持ちと、外界を拒否する気持ちとの葛藤・・・大げさに言えば歌うことは自分の中でのふたつの矛盾した気持ちの「戦い」なのです。 何もせずに消えていくのもこの世界に対する態度の表明であると思います・・・この世界に「NO」と言うこと。 そして歌うことは、そこが居酒屋でもライブハウスでも駅前広場でもどこでも、周囲の人が自分の歌を聴いてくれるかどうかにかかわらず ・・・それは小さな窓を開ける行為だと思います。 窓からは心地よい風が流れ込んでくることもありますが、大部分は冷たい北風が吹き込みます。ある窓はそのむこうが全くの真空だったりします。 でも、窓を開け続けましょう、ただの変なやつと思われている私でも。 勇気を出して窓から外に手をふってみようと思います。。。 誰かがいつか、この窓を外側から覗き込んでくれるかもしれない。 今の私にとってそれが「希望」です。 . . .

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