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LNG価格は下降気味、しかし歴史的に見るとまだ高い エネルギー業界最大のイベントGastech Singaporeにて

世界の液化天然ガス(LNG)価格が大幅に下落しているものの、歴史的な視点から見れば、依然として高水準にあるという現実が、シェルの上級幹部たちによって語られました。

シェルのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるスティーブ・ヒル氏は、Gastech会議の場で記者団に対し、こう述べました。「市場のセンチメントは昨年から改善していますが、状況は依然として脆弱です。」

「今日の市場センチメントは、昨年よりも明らかに向上しており、価格も大幅に低下しています。」

「ロシアのガスはまだヨーロッパに供給されていないため、市場全体の状況は引き続きタイトです。」

シェルのLNG事業担当副社長であるセデリック・クレマーズ氏は、「シェルは10年以内にLNGの生産量を20%から30%増やす計画です。」と述べ、次のように続けました。「LNGカナダ第1フェーズ、カタールでのカタール・エナジーとの2つのプロジェクト、およびナイジェリアでのLNGトレインの増設が、増産の主要な要因です。」

さらに、西オーストラリア沖にあるシェルの浮体式LNG施設、プレリュードについて、クレマーズ氏は、「現在、大規模なターンアラウンド作業が進行中で、8月に開始し、約2ヶ月間続行される予定です。」と説明しました。

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