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キャリアー社のAI戦略: イノベーションへの道筋と生成AIの活用 AWS リ・インベント


AI責任者 キャリア社 セス・ウォーカー氏プレゼンテーション




企業価値を向上させることを目指す



キャリアー社のデジタル変革とAI戦略に関する発表では、同社の長い歴史と、HVAC、消防・セキュリティ、冷蔵分野での技術革新について語られました。AI戦略は、従業員のコミュニケーションと技術的能力の向上、中央集権型AIチームの設立、ガバナンスの強化を含む四つの柱に基づいています。これにより、同社は製品とプロセスにAIを統合し、企業価値を向上させることを目指しています

知識がない他のチームもイノベーションを実現

データサイエンティスト、エンジニア、アナリストが技術を活用し、自らのスキルを向上させることが重要です。ただし、モデルや技術スタックの質だけでは不十分で、ビジネスパートナーがAIの活用方法を理解することも必要です。中央集権型のデリバリーチームを設置し、イノベーションを推進することで、技術的な知識がない他のチームもイノベーションを実現できます。そして、全社的に統合されたプラットフォームの構築が、リスク管理とイノベーションの推進に不可欠です。


社員のスキルアップとガバナンスの強化



AIとデータプラットフォームを中心に、イノベーションとリスク管理を推進しています。これには、社員のスキルアップとガバナンスの強化が含まれ、企業全体でAIの採用を促進しています。長期的な視点で、特に生成AIの基礎能力としてのコンテンツ生成などに焦点を当て、将来のビジネスモデルの構築を目指しています。


AIエージェントへと進化するプロセスが重要




AI戦略において、基本的なチャット機能から始まり、文書分析、研究、開発分析、AIエージェントへと進化するプロセスが重要です。具体的な事例として、サプライチェーンに関するチャットボットの開発が挙げられます。このチャットボットは、生成AIとAWSベッドロックエージェントを活用し、従来のように事前にプログラムする必要なく、APIを直感的に利用して顧客の要望に応えます。これにより、開発の手間を大幅に削減し、独立した行動を取るAIの基盤を構築しています。

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