海運が好調　Gatechシンガポール2023

Gastechの初日には、LNG輸出ビジネスの成長が顕著で、毎年恒例のメガイベントであることが示されました。他の海運関連の展示会では造船所のブースが縮小している中、シンガポールのGastechでは、造船グループが大規模な展示を行うなど、海運部門の好調さが表れています。


現存する船隊に対する発注量は過去最高の52.2%に達し、332隻のガス船が発注され、今後数年で世界のLNG船は1,000隻以上に増加する見込み、またLNG船は2027年までに36%拡大するとされています。
Gastechでは、輸出のトップ企業が、カタールをはじめとする地域での出荷量の増加計画を紹介し、カタールは大型船舶を求め続けています。このため、ABS（船級協会）は中国の造船所に対し、344mの新型ガス船の原則承認（AIP）を発行しました。
この新型船は「グローバル・マックス」と呼ばれ、より大容量で効率的な推進システムを備え、将来のLNG需要を支える存在となるとのことです。展示会初日には他にも、ベンチャー・グローバルLNG社の長期拡張計画や、ナイジェリアとインドネシアのLNGプロジェクトに関する重要な発表がありました。