11/20(Fri)velvetsun village Live Streaming無観客ライブ配信《Latina/内なる印象 大木和音 Cembalo Concert 》

velvetsun village Live Streaming《Latina/内なる印象 大木和音 Cembalo Concert 》

◆11月20日(金) 20:00 配信 Fri. 20th Nov. (アーカイブは11/22まで公開)

◆配信URL : https://vimeo.com/474760914

この配信イベントは3日間(ライブ配信当日 + アーカイブ公開2日間)視聴無料です。どなたでもご覧いただけます。出演者へのサポートと配信チャンネル継続のためのドネーションを募っております。ご支援よろしくお願いいたします。

ドネーション受付ページ (C D付きドネーションチケットも販売中!)


◆ act: Kazune Oki 大木和音 (Cembalo)

◆ program :

・グラドゥス・アド・パルナッスム博士 (ドビュッシー)
・子守歌(グラナドス) ・アストゥリアス(アルベニス)
・火祭りの踊り(ファリャ)
・オリエンタル(グラナドス)
・アンダルーサ(グラナドス)
・三美神(デュフリ)
・スキタイ人の行進(ロワイエ)

◆concept :
グラナドス(1867~1916) 、アルベニス(1860~1909) 、ファリャ (1876~1946) 、モンポウ(1893~1987) は、チェンバロがピアノ に取って代わられた時代の作曲家である。チェンバロが世の中から 姿を消した、言うなれば、チェンバロ暗黒時代の作曲家だ。彼らの 脳裏には、ピアノと、ラテン音楽には欠かせないギターの音色が あった。『Latina / 内なる印象』プログラム制作にあたり、ラモーをはじめ とするラテンバロック•プログラムの次に来るものを考え、また大 木和音の愛器、バロック時代最晩年のチェンバロ、クリスチャン• クロール(1770年)が持つ新機能を考慮した時、チェンバロによる 新たなラテン音楽が湧き上がってきた。 例えて言えば、バンドネオンは、ドイツで生まれ賛美歌の伴奏楽 器として製作され世に生まれたが、時代とともに姿を消したと思わ れた。しかし後、タンゴには欠かせない楽器として生まれ変わり、 現在では様々なジャンルで演奏されている。 チェンバロもそう有るべきと、私は思う。バロック時代では欠か せない、一時期頂点に立ったチェンバロも進化を遂げなければなら ない時が来たと言うことである。すべての楽器は、様々にその表現 力を変え現代に至っている。今回のプログラムは、チェンバロで演奏されたことのない曲ファ リャ、グラナドス、アルベニス、モンポウなどが、バロック音楽/ スカルラッティ(1685~1757) 、ソレル(1729-1783) と共に演奏 され、時代を超えた空間を織り成し、ラテン音楽に新たな方向から 光を当てたものである。(producer 狩野 真)

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【大木和音 / Kazune Oki】

東京藝術大学チェンバロ科、同大学院修士課程修了。オ ランダ・ユトレヒト音楽院に留学し、ソリスト・ディプロマ を得て卒業。藝大「安宅賞」受賞。旧奏楽堂にてデビュー・ リサイタル後、第38回ブルージュ国際古楽コンクール、 ディプロマ賞受賞。 バロック音楽の再現だけではなく、コンテンポラリー音 楽においてもアクティブに表現する。楽器の特性を感覚的に 熟知し、音楽の呼吸と楽器の呼吸とを絶妙にコントロール しながら、自分の音楽を構築していく数少ないアーティス ト。
昨年チェンバロでは世界初のDSD 11.2MHz/1bitによる フランスバロック作品集『三美神』のマルチ・レコーディン グを成功させ、レコード芸術誌に演奏及び録音のクオリ ティの高さで絶賛される。
世のチェンバロに対する概念を 覆す、溢れ出す表現力。 色彩豊か且つ壮大な音楽性は、チェンバロの新たな可能性 とバロック音楽の真の姿を、現代に浮き彫りにした。


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