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withコロナ時代の宅録の始め方〜準備編2

前回は宅録に必要な機材とその種類などについて書きました。まだお読みでないかたは是非目を通してみてください!

さて今回は準備編2ということで、宅録機材以外の環境構築について書きたいと思います。

○インターネット環境

1.Wi-Fiは必須
スマホのみでインターネットを利用している方の中には「自宅にWi-Fiなどのインターネット環境が無い」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。納品したファイルをやりとりしたり、ZoomやSkypeなどのWeb会議などこれなしには始まりません。「Wi-Fiってなに?どうやって始めるん?」な方は以下がよくまとまっていますので、参考にしてみてください。

Wi-Fiとは|世界一わかりやすい解説と失敗しない始め方

2.オンラインストレージサービス
ファイルのやりとりに使用します。Gigaファイル便firestorageなど耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
大きく2種類に分かれます。

A.使い切りタイプ
ファイルをアップロードするたびにURLが発行されます。ファイルの保存期間が決まっていて、一定の期間(1時間〜1ヶ月)が経つとファイルにアクセスできなくなります。これは不便なようですが、セキュリティを考えると時限式のほうが安全です。動画など大きいファイルサイズにも対応しています。

Gigaファイル便
firestorage
B.自分専用のスペースを作成するタイプ
アカウントを作成し、専用のスペースにファイルをアップロードします。ファイルは自身で削除しない限りアクセスできなくなることはありません。またフォルダで整理する事も可能で、プロジェクト単位でファイルを共有するような場合はこちらが便利です。あまり大きいファイルは扱えませんがオーディオファイルでのやりとりに不便を感じることはないでしょう。

dropbox
box
google drive

A、Bそれぞれの利点をいかして、シチュエーションにあわせて使いわけましょう。

○部屋の響きの調整

一般的な住宅は、スタジオに比べて響きがとても多い環境です。
宅録のする場合は、できるだけ部屋の響きを少なくして収録する工夫が必要です。なるだけお金をかけずに、賃貸物件でもできる「余計な響きを少なくする方法」を考えてみます。
部屋の響きを抑えると、自分の声をモニターしやすくなりパフォーマンスも向上しますので是非チャレンジしてみてください!

1.固いものより柔らかいもの
鉄やガラス、木といった固いものはよく音を反射しますので、響きが多くなります。反対に布や紙といった柔らかいものは、直接の反射を抑え響きが少なくなります。以下にポイントを書きます。

・厚手のカーテンを使う。
・畳の部屋で収録する。
・カーペットや厚めのラグを敷く。
・天井に布をはる。ピンとはらずになるべくダラっと。
・ハンガーラックを限界まで伸ばし毛布をかける。

とにかく柔らかいものをたくさんおきましょう。

2.ものをたくさん置こう
部屋にものがないと、音が直接反射して響きがとても多くなります。
音響的には散らかっている部屋のほうが望ましいということになります。フィギュアやプラモデル、スニーカーなどのコレクションや観葉植物を陳列したり、書籍をしきつめた本棚を並べるのもいいですね。

3.吸音材を購入
響きを調節する部材を吸音材といいます。様々な種類と商品があるのですが、導入のしやすさからソネックスという吸音材をお勧めします。
ソネックスの中でもコスパに優れた以下を紹介します。

VLW35 Natural Gray 8枚 61cm x 122cm
税込み ¥29,480

本来は部屋に貼って使うものですが壁に立てかけるだけでも効果を発揮します。軽いので設置もらくらくです。

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↑テープや糊などを使わなくても、壁に沿って押し付けてはわせるだけで設置できます。
1セット8枚入りなので6畳間くらいなら十分な吸音効果を得られると思います。

4.宅録用録音ブースの導入
「ちょっとくらいお金がかかってもいいから、もうちょっとスマートなソリューションを提案してくれないかな?」というセレブなあなたにはこちら。

ISO VOX2
税込 132,000円

肩口から上全部を吸音材で覆ってしまおうというコンセプト。デザインもなかなかおしゃれです。

視界が遮られるのちょっと怖い感じありますが、吸音効果は十分ありそうです。

○終わりに

さて、いかがだったでしょうか。最初の一歩からわかりやすくをコンセプトに書いているのですが、もしわからないことなどがありましたら、ぜひ気軽にお問い合わせください!

次回こそ機材セッティングの話をしていきたいと思います。

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