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VRゴーグル塩漬け民を救うために立ち上がった話

メタバースで暮らし始めてかれこれ10ヶ月ほど経ちました。私たちは、SUSHI DAOというDAOで、Spatialというメタバースプラットフォーム上にまちをつくって活動しています。現在、64人ほどの住民と一緒に、メタバースで暮らすを実証実験しています。

メタバースというと、VRゴーグルをつけている様子を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実際私たちのまちの活動は、ほとんどの人がPCかスマホで参加しています。

日々、ご近所さんのおうちに遊びに行ったり、勉強会を開いたり、キャンプに行ったり、いろいろな活動を行っていますが、どの活動もVRゴーグルをつけることはなく、私のVRゴーグルもほとんど塩漬け状態でした。

そうこうしているうちに、まちでVR旅行会が定期的に開催されるようになりました。はじめは、VRゴーグルを出すのもつけるのも面倒だったので、PCで参加してそれなりに楽しんでいたのですが、ある日とうとう覚悟を決めて、VRゴーグルで参加してみたのです。


リアルだにゃ🐱

そしたら、すごかった。
当たり前ですが、360度景色が広がっていて、臨場感と没入感にゴーグルの重さも一瞬薄れます。
そして、意外と面白かったのが、美術館系です。
ふくよかな魔法のボテロ美術館やメキシコのミイラ博物館などに行ってきましたが、本当にすぐ間近で展示を堪能することができました。

それからというもの、VR旅行会に定期的に参加するようになり、そしてある時、何かが降りてきたのです。
それは今から思うと、解放のお告げだったのでしょう。
そう、その時はっきりと実感を持って全身で感じたのです、塩漬けからの解放を。

これを機に、塩漬けからの解放という筆舌に尽くしがたい体験をより多くのVRゴーグル塩漬け民たちに味わってもらいたいと思い、VRゴーグル塩漬け民を救うプロジェクト(略してひげ部)を立ち上げました。

先月は大阪で、来月は東京でリアルでVRゴーグル体験会を開催します。VRなのになぜかリアルにこだわっているのは、同じ塩漬け民だからこそ、VRゴーグルのめんどくささは手取り足取りでなければ超えがたいことを実感しているからです。

こうしてまた一人と、日々VRゴーグル塩漬け民を救っています。
そう、それが我々ひげ部なのです。

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