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MetaのHorizon Workroomsはメチャメチャではない気がする。

 かってMetaのメタバースに関する報道で、彼らが提供するアバター等の画像を見たとき、正直言ってこれはダメだと思いました。既存のゲームやメタバースに比べて余りに素朴な造形は、「先祖返り」や「年単位の時差」という言葉が頭に浮かぶ代物でした。私は当然Metaを使用せず、関心も全くありませんでした。そんな私がMetaに対する評価を変えざるを得ないと考えるようになったのは、実際に何度かMetaのHorizon Workroomsを使ってみたからです。
 私が属するヒゲ部は最近Workroomsをミーティングで使用しています。当初私はMetaに対する先入観の影響もあって新たなサービスを学ぶことを面倒に感じていました。しかし、VRゴーグルを用いてWorkrooms使ってみると、他のサービスに比べて優れた部分が間違いなく存在することが分かりました。それは現実に人と会った時に近い感覚を得られることです。
 これまで私が参加した電脳空間におけるミーティングは、音声だけのDiscordか、メタバースのプラットフォームの一つであるspatialを使う場合が大半でした。これらと比較したWorkroomsの長所は、アバターが使用者の表情の一部を再現している点だと思います。たとえそれが音声に反応する口の動きだけであっても、使用者の存在感をかなり補強していると感じました。
 今後、メタバースが現実を補完していくにあたって、直接会うことの代わりになる程の実感を得るためには、重要な仕組みだと思います。そしてこのような効果は、教育や福祉等の分野で必要とされるのではないかと考えています。

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