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映画『Winny』鑑賞メモ 

VC業界・スタートアップ界隈でずっと仕事をしていたのでこの映画は絶対に映画館で観ようと思ってましたが、ぎりぎり駆け込めた感じです。

日比谷シャンテで観て来ました 周りはほぼ40〜50代の男性でした

若い人には全然ピンとこないのでしょうね

2004年にVCに転職した当時のBossがいつもP2Pの話をしていたのを思い出しました。

この事件の背景などは中田さんのYouTubeを見るのが一番理解が早いとおもいます

VC業界で働いていた時の大きなイベントがこんな感じでした

2004年5月 Winny開発者の金子勇さん逮捕
2006年1月  ライブドア事件
2006年6月 村上ファンド事件

この事件のあたりで30代を過ごしていたスタートアップ・PE業界の人たちは「出る杭は打たれる」目立たずじっとしていく方が無難 みたいな空気になっていったと思います もちろん全員ではないですが

2004年 Facebookスタート
2005年 YouTubeスタート(当時は違法アップロードばかり)

このあたりの時代感覚は、日本国内は大手老舗企業が新興ネット企業のような新しい芽を摘んでいくような感じであった気がします
結局それは、新しい事業を生み出せない組織を作っていき自分達の首を絞めていったような気がする

僕は2008年前後から中国(上海・北京・杭州)に行ったけど、日本の方が自由なはずなのに、雰囲気は全然逆で中国ってこんなに自由なんだと驚いたのを思い出しました。
中国には「出る杭は打つ」なんて言葉は存在しなく「出る杭があれば、それを抜いて、それに乗っかろうぜ」という雰囲気でした

1970年前後の文化大革命で、若者を抑えつける層がいなかったのが、そういう感じにしたのかもしれません。
日本は逆で、昔の成功体験が大きくて、若者を抑えつけるような空気が支配してたのかも

そんなこんなことを頭に描きながら見たこのWinnyです
以下予告編

映画の構成に愛媛県警の裏金作りもスコープされてましたけど、この映画の明確なストーリーがぼやけたので、あまり尺は必要なかったかなと思います。大切な要素ではあるけど、それは別の映画でいいと思う。

個人的な願いはビットコインを発明したのが金子勇さんだったらいいなと・・・



以上

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