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被写体活動を終了します

タイトルの通り、猫乃目は被写体活動を終了します。
約一年半の活動でした。
厳密に言うと、全ての撮影をやめる、写真はもう撮らない、というわけではなく、「依頼を受けての被写体活動を終了する」ということです。
なので、私がスタジオに頼んで行っている月一のフォトサブスクは続けるし、友人とのお写ん歩とかにはこれからも行くと思います。
(この辺については別の記事で。)

「やってみたいな」と思って始めた被写体、夫婦でブライダルカメラマンの作品課題に協力したり、ライティングの練習をさせて、と言われて都内で撮影したり、色々やりましたが、正直その形は私には合いませんでした。
私は自分で主導権を握りたいタイプで、誰かの依頼を受けて被写体になるような人間ではないと気づきました。
良い写真も撮れたのは事実だけど、無理をしていた部分もあります。
心休まる日はありませんでした。
楽しいと無理やり思い込んで心身ともに擦り減っていました。
キツイことを書きますが、相互無償でやっていたから見返りもなくて、本当擦り減るばかりなんですよね。
ただ、有償にするとそれはそれで相手の言う通りに動かなくてはいけなくなるので、さらに心身を削るだろうなと思って有償にはしませんでした。
お金はトラブルのもとになりやすいし。

あとはトラブルに巻き込まれたり、セクハラ、モラハラもありました。
常識のないカメラマンは一定数います。
他の多くの被写体活動をされてる女性たちが言うように、私も「ヌード、ランジェリーを撮らせて」とかは何回も言われました。
屋外で撮影したいと言っているのに「外撮影は苦手だから室内でヌードが良い」と誘導されそうになったりとか。
うつ病のことを言われることもありました。
薬で太った時に「ちゃんとトレーニングしてるのか」、「撮影時の体調はその時にならないと分からないのか」など、カメラマン以前に人としての神経を疑う発言です。
違和感をおぼえることは数え切れないくらいありました。妻子あるにも関わらず被写体とデートするような人とか。ホテルでカメラマンが被写体と自撮りしてSNSに挙げるのって何なんですか?
撮影に夫が同行しても何か言う人は言ってきます。
なんなら、夫が同行することに難色を示されることも。そういう人って「旦那がいると撮影に集中できない」とか言ってくるんです。健全な撮影なら誰がいてもできますよね?他の人に見られても平気ですよね?

それでも私は撮影は楽しいと言い聞かせていました。自分で決めたことだから。
でも、ここ一年くらい持病のうつ病の調子は本当に悪く、最近は撮影でのトラウマがフラッシュバックして、昼も夜も脳が休まらなくて、全然眠れず夜中に過呼吸になったりもしていました。
もうこれは続けられないなと思いました。
目からの情報が多いインスタグラムのアカウントを真っ先に消して、昨日Twitterでも活動終了しますと書きました。
人生に起こることは全て意味があると思っているから、この経験もきっと私の踏み台になってくれることでしょう。
今までありがとう。
さようなら。

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