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【ライブ感想】櫻坂46 3rd TOURは最高だったなって話

4月から始まった櫻坂3rdツアー。間が開いたがおよそ2ヶ月、東京、名古屋、福岡、横浜、大阪の5都市を巡り、6月1日に千秋楽を迎えました。

5thシングル「桜月」をリリースし、それを引っ提げての本ツアーは3期生の本格的なライブ参入や、関有美子の卒業、そして6thシングルの初披露ともうサプライズ連発の、怒涛のツアーだったなあという印象でした。

これは、ツアーからなんやかんや、すっかり一週間以上たってしまったあとにいろいろ思い出しつつ書き殴った、散文駄文。

セトリが最高だったよねって話

写真:上山陽介

櫻坂にとって初の本格的な声出し解禁となったツアー。

USJでのライブや、イオンカードのライブでも、やはり「声を出して盛り上がれる曲」が意識的に入れられていた。

で、今回のツアーでも“それが愛なのね”、“半信半疑”、“Dead End”。観客にコールを推奨するセトリが多くて、“桜月”のカップリングの新曲を入れつつも、表題楽曲、リード楽曲をすべて盛り込んだり、まさに隙のないセトリだった。よね?と思っている。

あれをやってほしい、これを入れてほしいと言い出したらキリはないけど、かなりベストだったのではと。

ライブ演出が最高だったよねって話

写真:上山陽介

冒頭に述べたけど、毎公演にサプライズを仕掛けてきたライブだった。
まず初日で観た3期生による“Dead End”。衝撃というか、『やってきたな!』って感じ。センターの村井ちゃん筆頭に3期ちゃんのフレッシュさ+熱さで一番声あがってのがここだった気がする。

続いてアンコール明けの“Buddies”で観客席までメンバーが登場。これは最初の代々木以外だとなかったのかな?

福岡公演では、関有美子の卒コンがあり、2期生だけの“偶然の答え”、“無言の宇宙”。

そしてなぜか横浜だけ3daysだったから気になっていた3日目に披露した、3期生を交えての“BAN”。
セトリがわかってるから次“BAN”ね、と思いつつ、逆光に照らされながら段々と見え始めたのが石森で、会場も徐々にどよめき始めて、イントロ流れときの歓声はマジでエグかった。

んで、千秋楽で披露された“Start Over!”。これはもう予想はしてたんだけどさあ。イントロのベースが聞こえたきた瞬間の怒号がとんでもなかった。
自分もイントロ時点でジャンプしてた。もうね、札幌ドームの稲葉ジャンプくらい揺れてた。

って感じで、ほぼ毎公演違った衝撃を味わったツアーだった。

ステージ演出最高だったよねって話

写真:上山陽介

1st、2ndを経ての今回の3rdツアー。 いや本当、これまでのツアーの演出を盛り込んだ集大成のライブだったなあと。 センターステージ、花道、昇降装置、透過モニター、巨大ライト、すべてをふんだんにうまく使いこなしてたのがすごくよかった。

まず前回2ndツアーは、冒頭数曲まで観客にペンライトを消灯させる、欅坂46の2018年のツアーを彷彿とさせる演出でした。

レーザーライトやライトの明暗を利用し、単に客と一体となって盛り上がるライブというよりは、“これぞ櫻坂のパフォーマンス”というのをしっかりと明示するための演出に終始してました。
客が声を出せないからこその演出ではあるけれど、個人的には正直「ペンラつけてえな。消す意味ある?」と思ってた。

そして本題。
OverTureが始まって、2ndツアーを思い出させる光の演出の中でメンバーが徐々に登場。

3rdではしっかりとレーザーライトのコントラストを使ったステージ演出しながらも、今回はペンラをつけて、客と一体となって盛り上がれる演出に昇華されていて、この時点で今回のツアーがこれまでからの進化を感じていました。

ダンストラックを経て、センターステージからゾノが登場して、“Cool”から始まるんですが、まあとにかくかっこいい。

MVの中でも、ゾノが1人だけフロア中を走り回るところがあるけど、それを表現したようにセンターステージから颯爽と歩いてきて、あのイントロ。もう最高のスタートでしょ。

逆にラストの“桜月”では、MVで1人だけ周りを離れて歩いていくれなぁを、ライブではアウトロが流れる中で花道を歩いていって、そのままセンターステージから捌けさせるって演出で表現。

センターステージから始まって、メインステージに移動して、最後はまたセンターステージで余韻を持たせて終わるというストーリー性のある流れが本当に好き。
これまでって単に花道を移動するだけだったのが、表現方法の1つとして花道を使っていたのがとても感心した。(まあ2ndツアーでも“その日まで”で、花道を往復して、一期生二期生と菅井が歩いていくっていう、めちゃくちゃエモい使い方はしてたけど…)

で、1st、2ndでは会場の前から後ろまでを全部使っていたけど、今回ではサブステージを真ん中にしたことで、ライブ自体の視認性も上がったし、
2ndでは東京ドーム公演でしか使ってなかった、昇降装置を使いまくって、横だけじゃなくて、より立体的にステージ全体で魅せるパフォーマンスを見せていた。

特に一番よかったのが、センターステージの透過スクリーンをつかった、“なぜ恋”の演出。
“なぜ恋”に関しては、光るロープを使ったり、カーテンを使ったりこれまでもいろいろと苦労してる印象があったけど、今回はセンターステージで藤吉を囲うように透過スクリーンが降りてきて、スクリーン上で紐を再現してたのが個人的にめっちゃよきだった。
とまあ、全体的に3rdツアーのライブ演出がとにかく最高だったのよ。

3期生という存在についての話

写真:上山陽介

3rdツアーから本格的に参加となった3期生。
プロの目からしたらまだまだだったのかもしれないけど、おもてなし会の時点でパフォーマンスはオタクはもう心奪われるくらいのパフォーマンスしてたわけ。

そこからの今回。おもてなし会の頃はまだまだ緊張もあっただろうけど、3rdツアーはなんでしょう、めちゃくちゃ楽しそうにライブしてたように見えましたね。
とにかく煽り、盛り上げがうまい。オタクもめちゃくちゃ声が出てた気がする。
3期生タオルも多かったし、3期生から櫻のオタクになったという人も多いのではないだろうか。

新規ファン獲得という面でも絶対プラスになったし、Youtubeでライブ裏側を配信してるけど、やっぱ1、2期生との仲良さげな交流だったり、お互いに刺激しあえる存在なのかなってのが伝わってくる。グループにとっても後輩というのはプラスになりましたね。

次のセンターに決まっている山下もそうだし、今後が楽しみなメンバーがすごく豊富。
そして、そのうち1、2期生と混じって選抜に入ってくるんでしょう。推しが表題選抜を外されたらそら複雑だけど、今の1、2期生と3期生の最強メンツでの選抜を見てたみたくはあるんですよね。

Start over!についての話

写真:上山陽介

千秋楽で初披露されたこの楽曲。初の全員表題楽曲であり、センターの藤吉はライブでのMCで「すごく自由に生きることができた」と語っていた。

ライブ中とにかく苦しそうな表情というか、演技なのか、憑依なのかもうわからないけど、そういう顔をすることが多かった藤吉が、あの楽曲のときは、とにかく束縛から解き放たれた解放感を一新に表現していた。

そのあとの“Buddies”では出られないくらい、MCで田村に支えられながら喋るくらい、それくらいの消耗具合。鬼気迫るパフォーマンスがとにかく圧巻の一言だった。

井上や武元がMCで「初披露だから後ろ向いてるときからとにかく緊張がすごかった」と語っていたけど、おそらくセンターを務めた藤吉はそんな緊張なんか比じゃないくらいのプレッシャーに苛まれて、がんじがらめになっていたんじゃないかと思う。
でも、そのプレッシャーをはねのけてのあの全身全霊のパフォーマンス。本当にすごかった…。

いやーあの組体操的な部分とか、森田のメガネとかも再現されててライブパフォーマンスは本当によかったんだけど、一番はやっぱ小林をお姫様だっこで一回転するとこよね。
もうね、あそこは声にならない声でたのよ。

初めて“流れ弾”を生で観たときは、ただ茫然と眺めるくらいの凄さがあったけど、“Start over!”に関しても、とんでもないものを見れたなとおもった。
あれだけの全力のライブに心奪われないわけがないわけで。
今後の音楽番組やフェス、ライブでのパフォーマンスもひっじょーに楽しみ。


まあなにがいいたいって。櫻坂のライブって最高だぞ。
オワリ。


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