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Ep.2:和楽器 Travis Japan × MAHORA

2020年12月30日、BSフジにて「Ep.2:和楽器 Travis Japan × MAHORA」が放送されました。七五三掛龍也くんが振付リーダーを務め、真秀さんにアレンジいただいた「和」の「夢のHollywood」のパフォーマンスを、前回同様6時間で作り上げたEp.2。と、いうわけで、しめちゃんがリーダーを務めたEp.2の感想と覚書です。自担がリーダーを務めたので、感じたことを記録しておきたくてこのエントリを書き始めたものの、何せ自担がリーダーなので、どうしてもしめちゃんに寄った目線になってしまいますが、どうかご容赦いただけると幸いです。

さて、今回もうみちゃんのくじ引きにより決められたリーダー。しめちゃんはトラジャの3名いるコレオグラファーの一人で、予告動画でうみちゃんが言っていた通り、振付を含めこの手の作業に慣れている。
元太くんのときは、普段振付をしない元太くんをメンバー全員で手分けして支える、その割り振りをリーダーの元太くんに任せながらものづくりをしていく感じだった。
今回のしめちゃんの場合は、しめちゃんの描く構想やイメージを再現するために采配を行い、そこに向かってメンバー一人一人が動いていくイメージ。元太くんのときはボトムアップ型に近く、しめちゃんの今回はトップダウン型に近いのかな。なんとなく、のイメージですが。

そして、しめちゃんがリーダーとなりパフォーマンスを作り出すに当たり、各メンバーとの関わり方や関係性についてもよく見えて。それぞれのメンバーとの関係性や関わり合いについて、役割分担をした上でものづくりをするに当たり、こうもはっきり見えるんだな、と興味深かったので、感じたことを書き残しておけたら、と思います。

まずは、振付組4名。しめちゃんとうみちゃん、宮近くんと閑也くん。
うみちゃんは当初しめちゃんについて「自分の意見があるタイプだと思う」と言っていたけれど、そこで自身のアイデアをぶつけて、敢えて意見を戦わせる。敢えて意見を戦わせ、ぶつけ合って研磨していく。担当パートの話をしている最中に曲に対するイメージやどういうものを表現したいか、という話になり、お互いのビジョンの違いから意見をぶつけ合う最中に宮近くんからの助言を得て一旦しめちゃんが割り振りを行う。その後、自身の表現したいものを作るに当たり、しめちゃんに対して「足りない分は一緒に考えてほしい」「しめが終わってからでいいから」と、ヘルプを出すうみちゃん。この、ひりつく感じがありつつも、お互いのセンスや創造力を信頼している感じがしめんちゅのリアルなのかな。自身のかっこいいと思うものに対するこだわりが強い者同士。
「かっこいいですね、皆さんお面つけてて」。うみちゃん、きっと真秀さんのお面がかなり気になってたんだろうね。だからお面を使ったパフォーマンスにこだわっていたのかな。

そして、限られた時間の中で、振付を作る時間を確保するためには、一つ一つの工程で確実に全体を前に進めていくことが必要になる。宮近くんは、全体が足踏みをし始めたときに、前に進めるきっかけを作ることができる。議論が煮詰まってしまわないように、前に進むために助言をする。Ep.1のとき、話し合う中でたくさんの案が出て元太くんが迷い始めたときに、「話しているうちにいい案が出てきてしまうから、形にしてみて細かく詰めていった方がいい」「できない方がまずいから、キャパシティが厳しいなら元太が指示出すなら託していい」といったような意の助言をして議論を前に進めていたけれど、今回も宮近くんの一言で一気に場が前に進み始めた。こういうところが、宮近くんのリーダーたる所以ですよね。宮近くんの「しめのアイデアに着いていって良いものにしたい」「協力しつつしめの世界観を一緒に表現する」という言葉。そこに重きを置いて、議論の行方を大局的に見守っていたのかな、と、思います。

閑也くんからのコメントは「(しめちゃんは)性格的にリーダーっぽいタイプじゃないから心配」。閑也くんから見たしめちゃん像がはっきり分かる言葉。今回、閑也くんは振り付けとフォーメーションを作っている姿がピックアップされていたけれど、この場での閑也くんは、全体の後衛としての役割を担っていたのかな、という感じがしていて。しめちゃんとちゃかしずんちゅって、しめちゃんと弟組なんですよね。前述のしめんちゅの議論が白熱して、 更に宮近くんの助言が上手く作用しなかった場合には、きっと閑也くんが別のアプローチからその場を治めていたんだろうな、と思います。弟組のお兄ちゃん。

しめちゃんと如恵留くん。くじ引きでしめちゃんが当たったときに、物凄い勢いで立ち上がってガッツポーズを決めた如恵留くん。その後のインタビューでも「僕しめと10年来の付き合いなんですけど、ずっと同じグループでいるんですけど、しめのことを結構頼りにしているところがあるので、任せちゃっていいかなと思ってますね」と語っていた。あのガッツポーズは、しめちゃんが選ばれたことに対するそれなのかな、と、何となく思うなどしました。本当にそうだとしたら、何て嬉しいことなんだろう。しめちゃんの采配や作るものに、それだけの信頼を置いてくれているってことだから。
そして、しめちゃんも、買い出し班を選ぶ際、真っ先に如恵留くんを指名している。自分の不在の場を任せること、如恵留くんに対して物凄い信頼を寄せているんだって分かる。
このときののえしめは「背中を護りあう、預け合う」タイプのバディだったな。同じ目的のために別の責務を別の場所で果たしていく、それぞれの持ち場を主として回していく二人。あまりにも大好きなバディすぎた。傘のイメージを聞くときに「番傘」が分からなそうなしめちゃんに(「和傘があったのよ番傘が」に対する反応が「バンガサ??」なしめちゃんはしめちゃんで超可愛いけれど)速攻で「俺らの思ってるような和傘」と伝える如恵留くん。やっぱりバディっていいね。

ここで完璧に本筋から離れた話をすると、しめちゃんが買い物担当に如恵留くんを指名したとき、しゃがんで上目遣いでしめちゃんのこと見てる姿を見て、あ、ラブラドール・レトリーバーだ、と、思って。白ラブ。如恵留くんは常々サルーキっぽいなあと思ってたんですが、このときの如恵留くん、白ラブだった(と、思うのですが、有識者の皆様、どうでしょうか…?)(すぐに犬種で話をし始める七五三掛担)。

あとTV電話、普段だったら多分真っ先に大騒ぎする類の話で、それぐらい二人の電話が素の感じで、しめちゃんの電話を受ける声が恋そのもので。でも、それがきちんと入ってきたのは翌日だったんですよね。急に「え……恋じゃん……」と思って胸が苦しくなる感じ。正直なところ、初見から数回の間はそれどころじゃないくらい緊張していて、再生する度に泣きそうになっていたから、そこに飛ばす感情が全く残ってなかったんだと思います。でも、改めて見るとめちゃくちゃしんどいですね、これ。ガチ恋しめ担、超しんどいです。「如恵留?」「なあに?」のやり取りも大分しんどい。うう、恋が恋すぎて胸が苦しい。何であんなかっこいいの?どうしたらいい??私もしめちゃんと電話して「あ、じゃあTV電話にする?」って言われたい……羨ましいことこの上ない……

きれいに脱線しましたね。続いて、しめちゃんと松松。プライベートでも仲良しの3人。しめちゃんは、雑誌のインタビューでも「松松はセットにしたくなる」と、松倉くんや元太くんと二人で何かするなら?という質問に、松松を連れて行く、と言う。そして「何かやってたっけ?」「あれかな〜と思って」なんて軽口を叩ける間柄。そんな二人の存在に、空気をかき回してくれる二人に、しめちゃんも安心感を覚えているように感じています。
しめちゃんは基本的にやることに理由のある人だけれど、今回松松を買い出しに選んだのはその直感こそが理由だったのかな、と、思います。振付と買い出しが含まれる今回のミッションの中で、しめちゃんの頭の中では既に自身を含むコレオグラファー3人とうみちゃんが振付、のえ松松が買い出し、という構図が直感的に決まっていたんだと思います。だから、買い出し班に選んだ理由を二人に訊かれたときにゆるふわな回答をしていたけれど、その心は、きっと「松松が買い出しだと思ったから」なんだろうな、と思うなどしました。

作りたいもののビジョンがはっきりしていて、意思決定も早くて、何より「意見を出す」ということに重きを置いているように見受けられるしめちゃん。Enter1234567の裏側密着動画で「前よりも皆が意見を出すようになった」「ソロライブを経てこだわりが増えたのかなと思って、だからみんなの意見が刺激になって完成度の高いものに仕上がっていると思う」と嬉しそうに目を大きく開いて語っていたことを思い出す。
「みんなが気持ちよく踊れるということが一番いい」「7人の意見があるからどれを取り入れるかということが難しい」というしめちゃんの言葉。しめちゃんには、自分が作りたいと思うもののビジョンはあるけれど、きっとそれをブラッシュアップするための意見を、刺激を求めている。使える時間は限られているから、議論の発散〜収束にたくさんの時間を掛けることは難しい。それでも自分たちの作るものに磨きをかけたいから意見を吸い上げたい。その、しめちゃんのものづくりに対するまっすぐに真剣な様子を見られたの、とても嬉しかったな。

さて、ここからは、パフォーマンス本番や振付の構成、私自身の解釈や感じ取った印象になります。どういうストーリーをイメージしたのか、実際のところは明かされていなくて分からないので、どこかで裏話が聞けないかな、聞きたいな。

全体として感じたのは、当初しめちゃんの口から出た「花魁」のイメージがパフォーマンス全体を貫いているような感覚。しめちゃんを一人の花魁に見立てているような。そして、しめちゃんの振付パート以外がしめちゃんセンターだったり、何らかの形でしめちゃんがメインでピックアップされる形の作りになっているから、しめちゃんの持つ艶やかさや嫋やかさが全体を染め上げている。しめちゃんの作るパートは宮近くんセンター・しめんちゅ・のえしず・松松がシンメのトラジャの基本的なフォーメーション。これは当初しめちゃんが口にしていた「群舞」のためのものなのかな、と思う。
宮近くん、閑也くん、うみちゃんは振付や演出や構成を作るにあたり、如恵留くん、松倉くん、元太くんは小道具を選ぶにあたり、そして、メンバー皆でパフォーマンスをするに当たり、しめちゃんの作りたい世界、しめちゃんの中にあるイメージの再現に注力していた。
それらをひっくるめて考えると、今回のパフォーマンスは、しめちゃん演じる花魁を主人公に据えたストーリーなのかもしれないな、と、思いました。

宮近くんのパートはイントロダクション、これから始まる世界観への導入。日舞のような振りと合わせて、夢ハリの元振りが入っているのも印象的。宮近くんの振付特有の、取れる音を細かく取っていくスタイルも健在。
閑也くん〜しめちゃんのパートは、「花魁」のイメージ。正座して三つ指ついて手をスライドするシーン、そこから繋がるしめちゃんの1サビ、全員で同じ振りを踊るところに、お座敷が見えた。しめしずの作り上げる、景色が見える振付。
うみちゃんの「通りゃんせ」のパートから、狐面を外したしめちゃんがのえしずに捕われて連れていかれる。その様子が磔のようにも見えて、これがうみちゃんの言う「死の道」「地獄の道」の表現なのかな、と思う。
通りゃんせと、七五三。7歳までは神の子、それ以降は人の子として生きる、子供から大人になり、その足で立って生きていく。 その両腕を抱えられてしめちゃんが連れていかれたその先は、大人の世界なのかもしれない。しめちゃんを連れていった如恵留くん、閑也くんから順に、うみちゃん、松倉くん、元太くん、宮近くん、と続くソロパート。妖を表現しているのか、子供から大人として生きていく、その心の内の葛藤を表現しているのか、はたまたそのどれでもないのか、実際のところは私には分からないけれど、それらを振り払い、ラスサビ、桜舞い散る花街を傘をさして堂々と歩いてゆく花魁。何となく、そんな感じのストーリーを思い浮かべました。
宮近くんの導入で世界観を説明して、現在(閑也→しめ)〜回想(うみ)〜現在(しめ)、一人の花魁が一人前になるまで、みたいな感じなのかな。これは本当に裏話が聞きたい。きっとパフォーマンス全体を通したストーリーがあるような気がしている。

しめちゃんの、柔らかくしなやかで艶やかな表情や体の動かし方、表情の作り方。独特の音の取り方や、「動」と「静」の緩急がはっきりした振付。軽やかに跳ぶ、重力に逆らうような跳躍。音数の多いところで動きの少ない振りをつけるのとか、跳ぶ振付が多いの、凄くしめちゃんっぽいなあ、と思う。
Ep.1の大間奏の振付を伝えているときに、メンバーの皆から「しめだなあ」「しめっぽい」「七五三掛ステップ」と言われていた、そのしめちゃんの癖や色。しめちゃんの振付の音やリズムの取り方、ここでこの音を取るんだ、このリズムを取るんだ、という、その癖を見るたびに、しめちゃんの音の聴き方やリズムの取り方の感覚をトレースするような気持ちにもなる。そして、その「しめちゃんっぽい」という感覚を自然に感じ取ることができるようになっている自分に気付くとき、ああ、私しめ担しているなあ、と思う。
そして、しめちゃんの纏う空気の艶や色気、曲の色に染まり切って見せる表情やパフォーマンスの美しさ、触れれば散ってしまいそうな花のような、あやうげな色気。アクセントのように差し込むピンクの照明。しめちゃんから醸し出されるその空気が、今回のパフォーマンスを染め上げていた。何だろう、いろいろな方が仰っていたけれど、この、真秀さんのしなやかで艶やかなアレンジや「和」の空気感としめちゃん自身の持つ雰囲気や作り出す振り付けや演出と、とても相性が良かったのではないかな、と思います。

しめちゃん、振付リーダー、本当にお疲れ様でした。第一弾の好評を受けての第二弾、第一弾よりも更に過酷な条件下で、プレッシャーも大きかったことだと思います。私が画面越しに受け取ったそれよりも、遥かに大きな。それでも、その状況下でリーダーを担ったことを「気持ち良かった」と言えたのは、きっとしめちゃんがきちんとその責務を果たすことができた、という実感に基づくものなんだろうな、と思います。そして、真っ先にメンバーへの感謝を伝え、グループへの信頼を口にする、そのしめちゃんの姿勢が私は大好きです。
しめちゃんの円陣の「元気ですか?いけますか?緊張をパワーに変えれますか?もっともっと声出せますか?全身全霊全力出せますか?」という言葉。これらはしめちゃんがパフォーマンスのときに心掛けていることなのかな。そして、トラジャ式円陣の声掛けに慣れてなくて「いくぞー!」になっちゃったところ、それで更に緊張した面持ちになるところはめちゃくちゃ可愛くて愛おしくて、でも、スイッチが入って目の色が変わった瞬間、冒頭の咆哮を聞いた瞬間、その表情はもうこのパフォーマンスの核を担う人のそれになっていて。本当に本当に美しくてかっこよくて、そのリーダーの責をきちんと全うしたしめちゃんのこと、また更に「大好き」が増えたし、とても誇らしいって思いました。

6時間という短い時間での買い出しを含めたパフォーマンス、きっと皆それぞれに良かったと思うところももっとできたと思うところもあったのだと思います。だから、いつかまた、更にブラッシュアップした形で真秀さんアレンジ夢ハリが見られる未来が来ればいいな、と思います。折角アレンジいただいたオリ曲の音源、更にきっちり固めたパフォーマンスで観られたら嬉しいな、なんて。

私は七五三掛担なので、今回、しめちゃんに物凄く感情移入して、何度見てもしめちゃんの緊張やプレッシャーを感じ取って涙が出そうになって、終始冷静でなかった自覚はあります。実際にリアルタイムで観ながら泣いていたし、リピートする度に涙が出ていた。本当に何回も何回も観たから、泣きながら観ることはようやく無くなったものの、やっぱり毎回ぐっと胸が詰まる感覚もあって。七五三掛担目線の、しめちゃんに目線や気持ちがかなり寄っている感想になってしまうけれど、七五三掛担だからこそ、しめちゃんがリーダーを務めた今回の感想をきちんと書き残しておきたかった。

のえまるしずまるしめまるの内容で何となくEp.2が決まったのかな、と思って、しめまるの「がんばった、頭フル回転させた」という言葉から何となくしめちゃんリーダーだったのかな、という思いを抱いた12月頭。Ep.2の放送が決まったときに出た集合写真でしめちゃんがセンターだったことで、Ep.1のセンターが元太くんだったことを思い出して更に緊張感を増した12月半ば。各メンバーのカウントダウン動画で「やっぱりしめちゃんがリーダーなのでは……」という思いを日々抱きながら迎えた放送当日。もうずっと覚悟はしていたけど、やっぱりめちゃくちゃ緊張したな。Ep.2の放送が決まったと公式に発表されてから、もうずっと正気じゃなかった気がします。松田担の友達からEp.1当時の緊張感の話を聞いて、先輩…!なんて思いながら。
12月10日のしめまるを読んだときにも褒めたし、放送直後にも超褒めたけど、この重責をしっかりと乗り切ったこと、やっぱり何度だって褒めたいし、もうどうしようもなく増えた愛の分だけ大好きって言いたくなっちゃうね。

と、いうわけで、物凄くしめちゃん目線で、相変わらずまとまらない文章ではあるけれど、何とか感じたことは書き切れたかな、と、思います。改めて、Travis Japanの皆さん、そしてしめちゃん、お疲れ様でした!