見出し画像

光のなかに立っていてね

2022年10月28日、Travis Japan、全世界メジャーデビュー、おめでとう。

デビューが発表されてから今日の日を迎えるまで、ティザーの公開やTikTokの開設や音源の初OA、様々な情報解禁にどきどきしたりわくわくしたり、全くの初めてのことや「世界」の大きさや文化の違いに対峙したり、とにかく感情がたくさん動いた1ヶ月だったように思う。やっと今日のこの日を迎えられて、本当に嬉しい。

10月27日、「ジャニーズJr.最後の日」がトレンド入りした。彼らにとってのジャニーズJr.最後の日、私にとっても3年半少々のJr.担を卒業する日。やっぱり「いろんなことがあったな」と感傷に耽ってしまうほどにはいろんなことがあったな、と思う。とはいえ、彼らが乗り越えてきたたくさんの岐路の内、私がリアルタイムで体験したのは2019年1月以降のことだけで、知っていることよりも知らないこと、リアルに体験していないことの方が遥かに多い。それでも、その3年半少々の間に幾度となく迎えた岐路を思っても、やっぱり「いろんなことがあったな」と思う。思い出話をし始めると止まらなくなってしまうけれど、必死に目の前の壁をぶち破ろうとした2019年、目の前が大きく開けて上昇気流に乗り始めた2020年、目の前に開けた空を飛び続けた2021年、大きな方向転換と共に更に新たな世界に飛び出した2022年、"ジャニーズJr.の" Travis Japanの担当として感じたことや日々を振り返ると、このような感じだった。

「JUST DANCE!」の明るくも切ないメロディ、「君がどこの誰でも関係ない、ただ踊ろう」といった、Travis Japanの目指してきたことや作り出してきた世界を体現したような歌詞、これを名刺代わりに世界に飛び出していく彼らのことを思うと目頭が熱くなり、胸に込み上げてくるものがある。彼らのことを知り、私の世界は大きく広がった。彼らのダンスは雄弁で、踊り始めたらその場の空気をがらっと変える。目が引きつけられる。彼らが踊ればどこでもステージになる。そうやって彼らのパフォーマンスに心惹かれて今まで来た。YouTubeでたくさん挑戦してきたダンス企画、現場のたびに初めての演目の振付担当が誰か想像すること、年代の近い先生方からたくさん刺激を受けた+81、Travis Japanからダンスの楽しさをたくさん教わり、振付にも興味を抱くようになった。オースティン・マホーンのバックに着いたときも、ナレーションも殆ど無い、ただただ彼らが6時間で演目を作り上げる特番をいただいたときも、World of Danceでワールドファイナルにまで進出したときも、AGTでセミファイナルまで進んだときも、言葉でなくても、ダンスやパフォーマンスで通じ合う心がある、と、何度も感じた。Travis Japanが「JUST DANCE!(ただ踊れ!)」というデビュー曲を受け取ったことは、彼らの背負った「ダンスを極める」という宿命や、結成のルーツを思わせるようだった。

10月28日、朝起きたら物凄い勢いで世界が回っていて驚いた。MVのプレミア公開に合わせたSNS生配信リレーのお知らせ、tofubeatsさんとYaffleさんのリミックスバージョンが出ること、3曲購入特典のオンラインイベントが開催されること、WSのエンタメコーナーで流れるデビュー関連の話題、スポーツ新聞への掲載、渋谷の街にトラジャが溢れていること、11/7には帰国してCDTVに生出演すること……どきどきしてたまらなかった。嬉しくてたまらなかった。昨日までのセンチメンタルとは打って変わって、起きたばかりの頭では処理しきれないほどの嬉しいことが降り注いでいた。ああ、これがデビューか、と、思った。

身支度をして、スポーツ紙を買いに行った。少し贅沢なランチを食べに行った。正午ちょうどにFC入会の手続きを始めて、なかなか繋がらないサーバーと格闘し、ようやく入会することができた。FCにログインし、ああ、本当に単独FCができたんだ、と実感した。そうこうしている間にJUST DANCE! が配信され、初めてラップパートの2番を含めたフルバージョンを聴くことができた。聴いているうちに海辺をドライブしたくなり、そのままカーステレオに繋ぎドライブをした。アイスコーヒーを買って海辺で飲んで、穏やかな秋の海を眺めながら、じんわりとデビューの事実を噛みしめていた。

夜はまるでお祭りで、インスタライブから始まってYouTube LIVE、デビュー前夜のエピソードやMVの見どころ、メンバーからの意気込みを聞きながらMVのプレミア公開へと移る。メンバーカラーに彩られた、ハリウッドサインといつもの円陣の「さんせーい!」から始まるMV。+81や虎者のロゴ、富士山を背負ったホワイトタイガー、トラジャ担ならあっ!と思うような小ネタがたくさん仕込まれている。彼らへの理解をたくさん深めてくださった上で制作されたんだろうな、と感じるMV。愛でしかないな、と思った。そしてTikTok LIVEでのダンスチャレンジ用の振付レクチャー。当たり前にダンスが上手くて感嘆の溜息が出てしまう。きっとこれからTikTokやインスタのリールで「JUST DANCE!チャレンジ」が溢れて、JUST DANCE! に触れる人たちがどんどん増えてくる未来が来るんだろう。難しいパートへのチャレンジをされる方もいたりするかもしれない。+81でお世話になった先生方が踊ってくださる未来なんかもあったりしたら嬉しいな、と思う。

全世界配信デビュー。本当に喜ばしいことでめでたいことで、よっしゃぶちかましてこ!という気持ちと同時に、前例の無いことばかりだということに怖さを覚えないわけじゃない。荊道を歩むということは、痛みが伴うということでもある。彼らも、私たちも。彼らの存在が大きくなればなるほど、ファンダムが大きくなればなるほど。でも、彼らが光の中に立っていられるなら、それも厭わない覚悟でいる。私にだって私なりの正義があり、それを私の中で貫き通す気持ちでいる。できることなら彼らには優しい世界にいて欲しいとは思っているし、愛でバリアを張って彼らのことを護りたいと思う。大きな世界に出れば出るほど、私たちの力でどうにかできなくなることだって増えていくかもしれないけれど、先の見えない冒険に出る彼らの「味方」であり「帰る場所」でありたい。

だから、光の中に立っていてね。追い風も向かい風も全部全部味方につけて。皆の「これから」が、皆の人生が、素晴らしきものになりますように。皆が笑えば、世界は輝く。輝く未来に向かう門出の日だね。本当に本当におめでとう。皆の向かう道の先を、これからも共に歩ませてください。大好きです。

-----