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【「ボイスデザイン」ってそもそもなんですのん?】


皆さんこんにちは。ボイスデザイナーのクリモトカオルです。
さて、本日は「ボイスデザイン」てそもそもなんですのん?というお話。
広義としては「ボイストレーナー」なんですが「ボーカルトレーニング」とは少し違います。
ボーカルトレーニングは「歌」にまつわる声について学ぶ事。
ボイストレーニングは「声」を出すこと全般について学ぶ事。
そして「ボイスデザイン」。これは色々と私の中にあるメソッドを形にした新しい言葉。(随分昔に使ってた人もいるっぽいですが、今は活動されてない?感じです)現在、商標登録出願中です。


私の提唱する「ボイスデザイン」。それは
①姿勢
②呼吸
③発声
④発音
⑤話し方
の5つの要素で構成されています。
きっとメインは⑤じゃないの?と思われるはず。
ところがどっこい!


相手に届く⑤話し方をするためには、まず聴きとれる④発音が必要。
綺麗な④発音をするためには、そもそもの③発声が出来ていないと難しい。
③発声を無理なく行うためには深い②呼吸が必要で、その②呼吸をしやすくするために
良い①姿勢が大事。
と、実は一番皆さんが興味のある「話し方」は一番最後!なんです。

世の中の話し方本の中身、その大半はコミュニケーションスキル


世の中に「話し方本」はたーくさん出ていますが、そのほとんどは
「コミュニケーションスキル」を鍛えるような中身。
初対面の相手には、持ち物などを褒めて会話のきっかけを~
とか
相手の事を先に調べておいて質問を用意しておきましょう~
とか。
節子、それ話し方やない。営業や。


また、始まってすぐに発声練習をする話し方講座も多いですよね。
むしろ、やらない講座の方が珍しいくらい。
(もちろんボイスデザインでは行いません)
そもそも発声練習って、発声の仕方を知っている人がやるもの。
合唱部の人とか、そうですよね。
発声の仕方も分からないのに、いきなり発声練習ー!てそれはただの大声準備運動。
姿勢も呼吸も整わないのに発声したら喉痛めますよ、大概。


「うちでは皆さんに姿勢を正してもらってからやってます!」


って反論聞こえました、どこか遠くから。
で。
その姿勢、本当に正しい姿勢ですか?
なんとなく、胸張って「ふんっ」て踏ん張ってるだけじゃないですか?
実は肩にも喉にも力入ってないですか?
校庭や体育館で朝礼する小学生みたいに「きをつけー!」みたいな姿勢が正しいわけじゃないんですよ。
その人その人によって、姿勢にもクセがあるんです。


だからこそ


〇〇さんの場合はここに力入れて。
△△さんの場合は反りすぎだから意識はここ。
って、人によって姿勢への指摘ポイントが全く違います。
更に、判で押したように「腹式呼吸をしましょう!」なんて載ってますが、そもそも人間「お腹」に息は入りませんからね?そう、肺にしか入らないんですよ、呼吸って(若干親父ギャグ気味)。


・腹式呼吸したから息が沢山入った!
・腹式呼吸で緊張が和らいだ!


ちょっとマテ。
それは酸素を取り入れて脳に行き渡ったから。
息が浅い=酸欠。
大抵考えがネガティブになってる時も「深呼吸しましょう!」って言うでしょ?
あれと同じ。
効率的に脳に酸素を送って、周りを見渡せる余裕が出れば緊張がほぐれるんです。
100メートルダッシュして、直後にインタビューされて会心の答えが出せる(スポーツマン以外の)人ってそんなにいないですよね?
そう、息を深く吸って吐いてが出来ていればそもそも緊張自体しづらいものなんです。


だからこそ!!


息が沢山肺に取り込める姿勢で、呼吸して、そこから発声して、相手が聴き取りやすい発音を心がけて話す。
この5つの柱こそが


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> ボイスデザイン5レンジャー! <
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☑ど真ん中でいつも主役を張ってるけれど実は一番問題を起こしやすい話し方レッド。
 
☑冷静沈着。レッドの暴走を抑えつつ仲間の為に先回りして問題を取り除く、発音の要ブルー。
 
☑清く正しく美しく、(喉を)傷めつけるヤツは許さない!凛とした発声が響くピンク。
 
☑呼吸のようにごく自然に、まだ入るのか!?と思うほどいつも何かしら食べているイエロー。
 
☑一見影が薄いのに実は一番大切なものが分かってる。肝心な時にナイスな姿勢を見せるグリーン。
(色の分け方で、年代がバレる気もしつつ)


ボイスデザイン講座では、習得や会得といった言葉は使いません。
皆さんに「体得」していただきます。
正直、疲れます。
最初の呼吸カテゴリだけで「疲れた…!」という方も続出します。


喋るのなんて誰でもできます。
流暢に聴こえる喋りは、頭の回転が速い人ならお手の物です。
それを「伝えたー!」と思うのも無理はありません。
自分自身は達成感がありますから。
たとえ「えー」を連発していても、気づかなければ「自分は喋れる人」という認識でしょう。
けれど、本当に「喋りが上手い人」は必ず「相手の耳と記憶に残る声の使い方」をしています。


帰って資料を見なくても家族に説明できる。同僚に説明できる。
ただの流暢ではなく、相手の心に落とし込む話し方。
それには、圧倒的なあなたの「声」が必要です。
圧倒的とは言え、怒鳴る必要はありません。
中森明菜の歌う難破船のような喋りでもいいんです(例えが古い)。


相手の耳に残る響きを、貴方の声にプラスします。
スーツは戦闘服 声は、貴方の武器になる。


開催講座は↓のストアカでご覧いただけます。
一番基本の講座は「ビジネスボイスセミナー」。3時間という長丁場で9,900円(税込)。
ビジネスって名前ですが、日常から講師業の方まで幅広く役立てて頂ける内容です。
気になった講座があってもストアカ登録はちょっと…という場合は、メッセージをどうぞ♪

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