声優として気を付けて欲しい事

今回は声優として活動している方、これから活動していく方に対して、個人的に気を付けて欲しい事を記載しておきます。
「声優になる為にやった方が良い事」と言うよりは、「仕事仲間への気遣い」なので、下記太字部分3つを気を付けられる方は他の有意義な事に時間を使って下さい。

・臭い
声優はスタジオの密閉されたブースで仕事をします。声を使う仕事の為、鼻詰まりは命取りになります。ですが、スタジオ収録なのに臭いに鈍感な方がいらっしゃいます。ご自身は気にならないのでしょうが、鼻が敏感な共演者にとって迷惑でしかないです。
夏場に少々汗臭い程度であれば、別段問題ありません。汗臭さでくしゃみが止まらなくなる方もあまりいないと思います。
ですが問題は香水のつけ過ぎです。色気付くのは勝手ですが、仕事現場に持ち込まないようにしましょう。どのような場所で、どんな仕事をするのか、考えてみましょう。もし何らかの臭いが付いてしまうアルバイトなどをしている方は、収録現場にはその臭いを持ち込まないように工夫して下さい。

・大声
何故か気にしていない方も多いのですが、収録ブースの近辺で大声で談笑するのは止めましょう。ブースは防音とは言え限度があります。収録の邪魔になる事は止めましょう。
それと収録終わりに街中や電車内で周りに部外者が居るのに、収録内容について話すのは止めましょう。情報漏洩です。話したいのであれば、人目につかない所や、部外者に分からないように細心の注意を払って話しましょう。
1~2年目の新人の方に多いですが、それ以上のキャリアの方にもいらっしゃいます。身を滅ぼしかねません。番組に迷惑がかかる事も考えられます。気をつけましょう。

・マイクに触れる
活動中の方でこんな方はいないとは思いますが、マイクに触れる行為は絶対に止めて下さい。マイクはそれぞれのスタジオで繊細な設定がされています。声優は声の芝居のプロであって、録音環境を整えるプロではありません。マイク、スタンド、コードなどには触れないようにしましょう。
空気清浄機やエアコンは演者が触って良い所がほとんどですが、初めての場所では必ず確認しましょう。

他にも色々と注意点はありますが、上記3点は自分以外の方に迷惑をかけます。
どれもお芝居に使う想像力があれば自ずと分かる事です。
勘違いせず、怠けず、自分を省みましょう。

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