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無色透名祭よりオススメ12曲

みなさん、お久しぶりです!ボカロbotのこゆきです!
7月に「無色透名祭」という楽曲イベントがあったことをご存知でしょうか。サイトに熱い想いの導入文があったので、良ければ引用文をご覧ください。

インターネットに無数の音楽が広がっている現代、
聞き手がその中から話題性や既に知名度のある作品を好んで聞くのはごく普通のことだろう。
ただ、我々は知っている。
どんな作者も無名から始まったということを。

そこで私は考えた。
あなた自身が信じる、本来の実力を知らしめる機会を作れないだろうか。
元々アーティストが持っている話題性や知名度は関係ない。余計な情報は断ち切って、本当に求めている音楽に出会える機会を、純粋に音楽のみを楽しめる機会を作ることができたなら…。
既に著名なアーティスト諸君、売れ線など放棄して久しぶりにやりたい音楽を作ってみてはどうだろう?
自分の作品価値を信じてやまない、未来の売れっ子アーティスト諸君、これを機に実力を魅せてはくれないだろうか。

無色透名祭サイトより引用

そんなイラストなし、ムービーなしの楽曲投稿祭、どんな風になるのか想像もつきませんでしたが、あえて有名Pを装ったタイトルをつけて投稿された曲、名前こそ明かさないもののタイトルも曲調も普段と変えずに投稿されて身バレ前提の曲など、いろいろあって面白かったです!
botメンバーが見つけた好きな曲、どうぞ聞いてみてください!

夏空へ、オーバー / もちづき feat.初音ミク(2022)

【澄み渡る夏空に響くような音】

透きとおるピアノとミクの歌声が綺麗な晴天を描き出すかのような爽やかさを醸し出してくれる一曲。
間奏やラスサビ前での音使いが絶妙で緩急があり聴いていて楽しい曲になっています。
ぜひ抜けるような夏空の下で聴いて下さい!

by.アクア

快晴を期待させていくドラム音から、サビで夏の青空がまぶたに想像でき、聞いていてすがすがしいです。元気出したい時にピッタリです!

by.こゆき

Walking in the Sunshine/Something Has Come feat.Saki(2022)

【I'm walking in the sunshine】
ピアノによるジャズ調の美しい旋律が奏でられた作品です。曲が全てピアノで作られているということはもちろん、前奏、間奏まで全てが美しいピアノで構成されています。
歌詞もまた、元気付けてくれること間違いなしです。
本人が投稿した版のイラストもまた可愛らしいので、ぜひとも無色透名祭の後夜祭として探してみてもらいたいです。

by.リヤムク

日曜日の昼下がり、夜のお散歩などのまったりした時間へ添えたい曲ですね。サンシャイン~♪が耳に残ります。

by.こゆき

泣きゲーみたいな曲を書いてるボカロPはどうすりゃいいですか?/ニーバンバル feat. flower (2022) 


【この世界の気は いつ済むのだろう?】

ネタ曲のようなタイトルとは裏腹に、内容はガチ曲。壊れゆく世界に立ち向かう様子を描いた、まるでアニメの主題歌のようなカッコいいロックです。興奮という感情を掻き立てられる1分42秒を是非お楽しみください。

by. ウィリアムEB.

透明祭仕様の文字だけムービーですが、世界観を表現しようとしてる感がいいです…!紹介文にもありますが、シリアスアニメのオープニングで流れていてほしい、傷ついても前進し続けてほしい…とつい期待してしまいます。

by.こゆき  

返却、やさしいシチューの作り方/citrus feat.星界(2022)

【ハートのにんじん チーズの星】

タイトルの通り優しいメロディーに乗せた歌詞は、これまた優しくどこか切ない。
歌詞の一単語ごとにあへれんばかりの恋心が感じられ、とても甘酸っぱい思いになれます。
淡く日の差す図書館の窓の下で、一分間優しい気持ちになってみては?

by.ミハルス

かわいい…とうっとりしていると、曲がいきなり終わり、何か物足りなさを感じてしまい、つい「あの可愛さもう1回…」とループ再生しました。

by.こゆき

アザムゲンザ/YM feat.GUMI (2022)

【祈る手はまだ 小さく震えている】

冒してしまった過ちから自身を知られたくない思いで嘘を吐き続ける、そんなどうしようも無さから怯えながら生きる苦しみを綴った曲。
果たしてこの呪いから抜け出す事は出来るのだろうか?
悩める人々に向けたロックチューン、是非聴いてみてください。

by.うさドラ

ノリノリで聞けちゃうカッコイイ曲!!  ベースかっこいい!!すぐ口ずさめて癖になります!!

by.こゆき

異種 / rinri・GESO feat 歌愛ユキ・GUMI・鳴花ヒメ (2022)

【にんげんらしくさ 考えてみたんだ】

「にんげん」と「にんげんではないなにか」が織り成す生命譚。
なぜ心臓は止まるのか、なぜ「にんげん」は生きるのか、なぜ終わりがあるのか。
そんなことを考えるいい機会かもしれません。
最後まで聴くべき一曲です。濃厚で少し不思議な240秒をご堪能下さい。

by.天色 群

再生すれば、すっかりこの世界観に入り込んでしまう透明感。心の奥底に沈む疑問が浮き出てきたようなイメージが垣間見えました。

by.こゆき

ばぁーか♡ / J・ミラ feat.初音ミク (2022) 

【みんな、おばかなひと。】

タイトルとは裏腹に浮遊感のあるメロディーとリズムが心地良いポエトリーリーディング。
独特な音使いと展開は何度でも聴きたくなる中毒性があり、現世を詠う詩はに味わいがある良曲。
見た目が全てではないことをタイトルの時点から問いかけているのかもしれない。

by.アクア

「ばぁーか♡」って言われる萌えネタ曲かと思ったのに…(言われたかった)リズミカルに切なさが押し寄せてきます。

by.こゆき

観測問題 / 沫尾 feat.KAITO (2022)

【Measurements problem】

ドラムの音とクールなメロディーが印象的な、お洒落な曲です。
KAITOの真っ直ぐで澄んだ歌声が、サイバー世界や近未来のような雰囲気を連想させます。
歌詞の一節にある、「もう飲み慣れたブラックコーヒー」の発音にも、注目して聴いてみてください。

by.藍染 かのこ

かっこいいカイト兄さー--ん!!最近聞いてなかったからかもしれませんが、こんなかっこいいカイト兄さん、久しぶりに聞きました!近未来×KAITOの相性は最高です!!

by.こゆき

--・-- ・- / 聖水P feat.初音ミク(2022)

【モールス信号が奏でるEDM】

ミクの透き通った声や暖かみのある跳ねるようなサウンドが特徴の「Future Bass」で構成されている曲。全体的に歌詞があまりないが、少ない歌詞に注目していただきたい。
ちなみに、タイトル名のモールス信号は解析すると「アイ」となる(正式ではない)。

by. OWN.

「なんか、んんーんんーみたいな電波的なのなんだっけ。」「モールス信号…?」「それだ!!それがタイトル名になってる曲」「なんて読むの?」「…なんだっけなー。でも切なくてエモい曲なの!」という会話が世界のどこかで交わされてるのかなと思うと、曲と相まってエモさを感じます。

by.こゆき

(株)彼氏返品システム/ダイ☆キチ feat. GUMI 音読さん(2022)

【再チャレンジできる世の中を】

曲名の通り、彼氏を返品したい彼女が電話したのは、「彼氏返品システム」。
ラッパーの彼氏、助走で骨折した彼氏...
そんな彼氏でも返却できる便利なシステム!
電話の呼び出し音がところどころに入っていたり、とても濃厚な4分半をお楽しみください!

by りるくん。

なんて曲名だ!wと思いつつ聞くと、どこか懐かしさを感じながら、ほっこり笑っちゃました。「間違えた!間違えた!この彼氏間違えた!」のミクちゃんが可愛いです!

by.こゆき 

foglight / yobazu fuka feat.初音ミク(2022)

【贖う言葉を尽くしいつかこの場所に花を手向けよう】

唾棄すべき感情を飲み込みもがく歌。
色が無いのにどうして滴るものはきれいなのだろうか。
悔恨は絶えない。進む先は褪す。猶し佇むことも赦されない。
今が苦しい方、聴いてください。
foglight:ほのめく灯り
唾棄(ダキ):つばを吐きかけたくなるほど、忌みきらい軽蔑(けいべつ)すること。
猶(ナオ)し:それでもやっぱり

by.天色 群

心の奥底の黒い感情を確かめるような歌です。見つめ直したい、感傷に浸りたいときに。

by.こゆき

遮光 / 杞憂 芳一 feat.初音ミク(2022)

【全身に降り注ぐ、音と言葉の嵐】

奥深くで唸り声を上げているようなディストーションの効いたギターと、言葉少なげながらも、何もない人生に緩やかに絶望する様をまざまざと描いた歌詞が、胸に沁みるシューゲイザー。
音の洪水に溺れるような、広大な海の中を泳ぐような感覚に包まれながら、その奥に弱々しくも懸命に瞬く光を幻視する。
シューゲイザー好きには堪らない構成になっているため、是非ともオススメしたい1曲となっている。

by.B,F

部屋で聞きながら、海の音が入っている訳でもないのに、この曲からどうして海を感じるんだろうなぁ…と不思議に思いました。夏も終わりですが、この曲を再生して目を閉じれば、あなたの目の前には海が広がります。広い海へ想いを馳せたい方、ぜひ!

by.こゆき

あとがき

今回この場を借りて語らせていただきますが、無色透名祭を通して、自分はボカロPの楽曲の個性、○○曲っぽさをどうやって判断しているんだろうと考えさせられました。また、普段はあるサムネイルイラストが曲のイメージにそのままつながっているからこそ、タイトルのみで曲をイメージして聞くスタイルが新鮮でした。
曲を聞いてて、この曲はこんなムービーやイラストをぜひつけてほしい!と強く思う作品もあったので、ボカロPの皆様は今からでも改めてイラスト等世界観を表現したビジュアル付きの動画を再投稿していただけたらうれしいです。中にはムービー付きで再投稿している楽曲もあるので、気に入った曲がありましたら、ぜひ探してみてください。

以上、こゆきでした!