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数字で振り返る チャンネル登録1000人を迎える苦労とは

2020年3月にYouTubeチャンネルを開設し、4月から毎週の動画投稿を始めて間も無く丸2年となります。

あ〜こんなことあったね。と未来に振り返るため

●YouTubeでチャンネル登録1000人目指し苦労している人のため
●「こどものうたチャンネル」を応援してくださっている方

に向けて、ここまでの苦労を含め裏側を少しお話ししたいと思います。

YouTubeでチャンネル登録1000人を目指している人の中には、先が見えず心が折れる寸前の方も多いのではないでしょうか。けど伸びるタイミングは必ず来るので、共に頑張りましょう!

広告収入を得るには

YouTubeのチャンネル登録1,000人、年間4,000時間再生というのが、YouTubeから広告収入を得るために必要な数字になります。

Eテレ「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」「いないいないばあっ!」の歌や、幼稚園、保育園で歌われる童謡を中心に毎週日曜日あさ8時に動画を公開していますが、これらの歌は平均3分ほどの長さです。

YouTubeは8分以上の動画を好むようで、短い歌の動画を中心に公開しているという点が年間4,000時間というハードルも含め苦労しました。

そして、子供向けチャンネルはお子さんを守るために色々な規制があります。

その為、通常のYouTubeチャンネルよりもチャンネル登録の伸びが悪い

それでもYouTubeの解説をしているnoteの記事や、YouTubeの解説動画でよく出てくる段階を経て伸びていくというのは、この「こどものうたチャンネル」でも実際にありました。

この辺りを含めてお話ししていきたいと思います。

「こどものうたチャンネル」の想い

「こどものうたチャンネル」が誕生するまで、YouTubeには定期的に更新されている子供向けのチャンネルは、機械音("打ち込み"と言います)の伴奏や、ピアノ弾き歌いのチャンネルしかありませんでした。

楽器の生演奏と歌の子供向けチャンネルは日本のYouTubeでは初

ヴァイオリンを教え、小学校などでの音楽鑑賞教室にも多く出演している身としては、生の楽器の音に小さい頃から触れてほしい!という想いがあります。

いつも聞いている音楽に、ヴァイオリンやフルートの生演奏がさりげなく入っていた。そんなYouTubeを聴いて育った子が大きくなり、ふとした時に「ヴァイオリン」「フルート」に興味を持ってもらえたらいいな。と思っています。もちろん歌や他の楽器も同じです。

本来でしたら、コンサートで体験してもらえれば1番良いのでしょうが、なかなかそうはいかないご時世です。

子供達にとって身近なYouTubeで「音楽」を少しでも楽しんで貰えたら、、、と毎日準備に追われています。頑張るぞ!

大人な事情

さて、ここからは大人な事情です。

2020年春、私たち音楽家は急に仕事がなくなるという目の前が本当に真っ暗になる出来事に遭遇しました。これは音楽家だけでなく、これを読んでくださっている皆さんにとっても同じですね。

コンサートが全て中止になり、何のために生きているのか…
社会の役に立てない自分に憤りを感じる日々でした

そんな中、今できることをしよう!

外出がままならない子供達がいる。その子達に音楽を届けたい!
そして音楽仲間に仕事を作りたい!

と動き出しました。

けど、大人を動かすにはお金も必要です。
幸いにしてオンラインレッスンなどで収入が0ということはなく、様々な補助金もありました。

このお金を活用し、うた&カホン ビリー、うた あーちゃん、フルート みさとぅす という仲間3人とYouTubeの活動を続けます。

ごく僅かな出演料しか払うことが出来ていないので、どうにかしなければ!という焦りも当然あります。

開設当初は、半年くらいでチャンネル登録1,000人は行くかな?
けど3分の動画で年間4,000時間はなかなか厳しいなー

こんなとても甘い感覚、認識でした。

YouTubeは動画の制作(簡単なアニメーション、テロップ)だけでも時間がかかるのですが、それだけでなく音楽チャンネルなので音楽の制作(アレンジやカラオケ)も時間がかかります。

打ち込み音源(いわばカラオケ)の制作(ヴァイオリンやフルートでは足りない音を制作)は、その曲で使われている特徴的な音を探すのに一苦労です。子供達にとって、印象に残る音はどれだろう?その音に近いのはどれだろう?など考えて制作しています。見つからない時にはとことん見つからないのです。焦る!

子供向けYouTubeの難点

子供向けYouTubeの難点は、子供たちを守るためにコメント欄が封鎖されている。このことで交流が出来ず、コメントの有無や盛り上がりという点でYouTubeに評価されない。

チャンネル登録をしても視聴者に通知がいかない
動画の最後や動画の途中におすすめ動画の表示を出すことができない

と、普通のYouTubeではチャンネル登録を増やすために大切とされている機能が使えないのです。

また子供向けチャンネルは広告単価が低いとも言われています。
(まだ収益化されていないので、どうなることやら。更にいうとカバー動画が中心なので広告収入は著作権者と折半だったり権利者に収益が全ていく場合もあるようです。)

認知を増やすために

少しでも「こどものうたチャンネル」を知ってもらおうと、チャンネルキャラクターりんちゃん&うたくんを知ってもらおうとLINEスタンプやSUZURIでグッズ販売も始めました。そして「こどチャンライブ!」(こどものうたチャンネル配信ライブ)を開催したり、YouTube内に広告を出したりもしました。

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さて、そんな制限も多く苦労をしてきた「こどものうたチャンネル」をデータで振り返るとしましょう。

データで振り返ってみる

YouTubeアナリティクスでグン!と伸びる瞬間がいくつかありました。
(YouTubeの解説記事や動画の言う通りでした)

2020年10月
おふろのうた google検索で1番上に動画が表示されるようになる

2020年11月23日(チャンネル登録250人)
いきものメドレー公開(メドレー内の「はらぺこあおむし」効果によるもの)

それまでチャンネル全体の視聴数が1日300回程度だったのが500回となる

2021年1月(チャンネル登録440人)
この頃から2021年夏までは1日の視聴数が500〜1000回を推移していく期間が続く

2021年9月
Eテレ本家で「ひみつのヒミコちゃん」が新録され、その結果カバー動画が急に再生され始める

この頃から1日の視聴数が1000回を超えることに

と、今振り返ると大した数字ではないのですが、嬉しくて嬉しくて

年間4,000時間もクリアをします。

この「ひみつのヒミコちゃん」がチャンネルの記録をどんどん塗り替えていく事で、再生数やインプレッションが伸びていきます。

2021年11月〜2022年1月上旬までは1週間での再生数が13,000回ほどでした。それが、2022年1月半ばから25,000回ほどにグンと伸びます。

2021年1月15日(チャンネル登録800人)
1日の視聴数が5,000回を超え、1時間に500回視聴される!

ひみつのヒミコちゃんが1日700回ほど
おかあさんといっしょの月歌がいくつかと、みいつけた!の歌が1日100〜300回と積み重なり、チャンネル全体の再生数が1日5,000回となりました。関連動画からの流入が50%ほどに

解説でもよく言われていますが、最初の頃は関連動画やおすすめからの流入は少なく、YouTube内検索が多かったりしますが、徐々に関連動画や再生リストからの再生数が多くなっていきます。

間も無く1,000人
ここからですね!

この先どんな世界が、どんな景色が待っているのでしょうか。

実際の数字や画像は、この先で公開します。

定期更新をし始めて1ヶ月目は1日のインプレッション(動画のサムネイルが表示された回数)が100〜200回ほど
丸3ヶ月が経つと1日800インプレッションを超え、半年で1日2000インプレッションを超えるようになりました。

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