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始めたならば、アグロネクロを組もう。

<前置き>

はじめまして。バーチャルあっとほぉーむカフェ新人メイド、海月汐(みづき うしお)と申します。普段はメイドとして、ご主人様お嬢様にお屋敷にてお給仕させていただいております。シャドウバースプロフィールとしましては、STR期からローテグラマスを取り続けている実績なしのプレイヤーです。(アンリミはmasterからまったく動きません)

公式note開設に先立ち、最初に何を投稿しよう…と悩んでいたのですが、せっかくなのでお屋敷での30分やTwitterでは語れないデッキの話をさせていただきます。というのも、わたくしがTwitterにてシャドウバース(以下シャドバ)のツイートをしたところ、何人かのご主人様お嬢様、そしてメイドに「はじめたい!」「はじめた!」「復帰した!」という声をいただけました。(カードゲームに興味がないお嬢様に、声優一覧や綺麗なイラストを見させて押し売りもしました)

しかし、シャドバは始める(または復帰する)にあたってそれなりに越えなければいけない壁も多く、興味があっても面白みが分からず離れて行ってしまう方が多いと思います。

そこで、今回は「デッキの組み方、使い方」という壁を越えられるようなnoteをアグロネクロを例に作ることにしました。このnoteではアグロネクロというデッキ以外にも、シャドバなどのTCGで使われている用語の意味も説明しています。(このnoteはシャドバをインストールし、チュートリアルを受けたあとに読むことを推薦します)

<デッキを組もう>

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まずこちらが、現在わたくしが使用しているアグロネクロのデッキリストになります。「そもそもアグロとは?」というご主人様お嬢様は「勝敗が早くつきやすいデッキ」という認識で大丈夫です。

2020年12月28日に新パックがリリースされ、2020年12月30日現在環境で大変流行っているデッキの一つです。序盤からフォロワーを展開し、相手リーダーを殴り続け、3コストフォロワーの2点バーン(後述)や疾走フォロワーで20点を削りきるデッキで、ランクマッチをサクサクこなせる速さと強さ、そして生成エーテルの少なさも魅力です。

第一に勘違いしないでほしいのは、まったく同じにする必要はないということです。しかし、デッキを作るのにあたってコンセプト(どうやって勝つデッキなのか)は重要になり、それにあたって「こういうコンセプトデッキならこれは必須」というカードが出てきます。いわゆる確定枠というものです。

<確定枠>

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アグロネクロの確定枠です。序盤はカードが足りず、これらすべてをいきなり用意するのは難しいと思いますができるだけこれに近づくようにしてください。この中でもキーカード(デッキの要となるカード)やテキストが分かりにくく使い方が難しそうなカードを説明します。

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恨みの語り部

このデッキのキーカードその1です。場に出たとき相手リーダーに2点を飛ばします。このカードが何故強いかというと、ファンファーレではなく場に出たときという点と、コスト3で攻撃力体力が3という点です。

そもそもこのデッキは、彼女をリアニメイト(一度破壊されたカードを場に出すこと)しまくって無限にリーダーに2点飛ばすデッキと言っても過言ではないです。また、攻撃力体力が3のフォロワーは序盤に破壊されにくく、場持ちもよいためアグロデッキにはとてもマッチしているフォロワーです。先ほど、カードやエーテルがあまりない方はできるだけ確定枠に近づけましょうと言いましたが、アグロネクロを組むのならできるだけキーカードは3枚作りましょう。

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スカルフィッシュ

このデッキのキーカードその2です。ラストワード(破壊されたときに発動する効果)で相手リーダーに2点飛ばします。

ネクロマンスという効果が少しわかりにくいと思いますが、これは墓場が指定以上たまっている場合のみ発動する効果です。(例:ネクロマンス2なら墓場が2以上たまっているときのみ発動し、1以下の場合は発動しません)

要するに墓場条件さえ満たしていれば破壊時に相手リーダーに2点を飛ばすことができるため、このフォロワーも語り部と同じように使うことができます。

何度も言いますがこのデッキは2点バーンを繰り返し相手リーダーに飛ばすことで勝つデッキと言っても過言ではないので、語り部かスカルフィッシュを序盤にプレイしておくことはかなり重要になります。

(これは小噺なのでスキップで構いませんが、前期にも語り部がいたのにアグロネクロがそこまで流行らず、今期になって爆発的に流行ったのはこいつが原因です。)


輪廻の強制、金鉱のネクロマンサー

上記の3コストフォロワーをリアニメイトするカードです。どちらも2~3枚入っているカードです。効果はとても魅力的ですが、事故(序盤に何もプレイできない)につながるカードでもあるため、枚数に関する考察は割れています。

リアニメイトとは、一度破壊されたカードを場に出すことができる効果です。(リアニメイト3なら、一度破壊された3コスト以下のフォロワーでコストが最大のフォロワーが復活します)対象フォロワーは破壊されたフォロワーのみで、消滅や変身によって場から消えたフォロワーは対象になりません。

輪廻の強制は自分のフォロワー一体か相手のフォロワー一体を破壊することでリアニメイトができます。しかし、相手もリアニメイト3するため、特にミラーマッチ(同じデッキ同士の試合)は使い方に注意が必要です。

金鉱のネクロマンサーは、基本アクセラレート(元コストより使用できるプレイポイントが少ないときにスペルとして使用できる効果)で使います。自分の場のフォロワー一体を破壊してリアニメイトできますが、逆に自分の場にフォロワーがいないと使えません。

どちらもリアニメイト3のため、語り部かスカルフィッシュどちらかが破壊されていれば確定でキーカードを復活できます。(どちらも破壊されていた場合は抽選になります)

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ネクロインパルス

めちゃくちゃ強いです。疾走(プレイしたターンいきなり相手リーダーに攻撃ができる)フォロワー4体を出して、ネクロマンス10でバフもします。このカード単体での最大打点は10点(進化込み)で、相手リーダーの体力を半分削ることができてしまいます。また、ネクロマンス効果によるバフはすでに場にいるフォロワーにもかかるため、盤面が埋まっていても単純にバフカードとしても使用できます。

しかし、3コストフォロワーたちの2点と違い守護フォロワーがいると相手リーダーを攻撃することができなかったりネクロマンス10が若干発動しにくかったりします。

このカードは基本的に最後に決める必殺カードくらいの気持ちで使いましょう。

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《恋人》・ミルティオ

この顔がいい!2020大賞です。(個人の感想)

効果テキストが複雑なため、どんなカードかわかりにくいと思います。めちゃくちゃ簡単に言うと葬送(後述)すると2体リアニメイトします。

さらにラストワードでカードが二枚引けます。このデッキはドローソース(カードを引けるカード)がほぼないため、このラストワードはとても貴重です。

葬送とは手札のフォロワーを場に出し破壊することです。このとき、葬送されるフォロワーの効果はすべて無効になります。(ラストワードは発動しなく、破壊されないという効果を持ったカードも破壊される)

しかし、リアニメイトはコスト合計が6になるようにするという条件つきです。合計が6ということは0+6、1+5、2+4、3+3のどれかになるため、実質この四択になります。

リアニメイトのおさらいですが、リアニメイトxの場合、場に出るフォロワーはx以下のコストの最大コストフォロワーとなります。つまり、3+3の組み合わせを引けばキーカードを確定で二枚場にだすことができます。また、その他の組み合わせでも、キーカードが破壊されたフォロワーの中でコスト最大のフォロワーならば一体は場に出ます。

下記はおんJシャドバ部wikiというサイトから引用したミルティオの抽選の処理方法と確立の計算です。興味がある方は読んでみてください。

6回の処理は「XとYから1つ抽選をし、その抽選された変数を+1する処理を6回を行い、XとYの合計が6になるようにする」という処理をしている(らしい)ので、[0,6]または[6,0]になる確率はそれぞれ1/64、[1,5]または[5,1]になる確率はそれぞれ6/64、[2,4]または[4,2]になる確率はそれぞれ15/64、[3,3]になる確率は20/64となる。
表にまとめると
数字の組み合わせ 確率 
[0,6],[6,0] 2/64 3.125%
[1,5],[5,1] 12/64 18.750%
[2,4],[4,2] 30/64 46.875%
[3,3] 20/64 31.250%

シャドバはデッキ40枚固定ルールなので、確定枠のほかに6枚カードを採用しないといけません。確定枠以外で、デッキに採用されるカードにはその人の個性が出ます。確定枠以外のカードは割と自由なので、自由枠と呼ばれます。

<自由枠>

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上記はアグロネクロを組むにあたって、自由枠に採用をおすすめするカードです。色々試してみたり自分の持っているカードやエーテルと相談したりして、デッキを組んでみましょう。これら以外にも自分の肌に合うカードを探してみることをおすすめします。

全カードのメリットデメリットを説明するとかなり長くなってしまうので、自分が採用しているカード二種の採用理由だけ紹介します。

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プリンゴースト・ミヤコ

プリコネコラボパックのカードです。かわいい。

単純に序盤の1コストフォロワーとして使用します。ファンファーレ効果で場残りしやすく、相手リーダーの体力を削るのに貢献してくれます。デメリットとしては、ミルティオでリアニメイトされるとただの攻撃力体力1フォロワーなこと。ユニオンバーストはアグロネクロにおいてほとんど使用しないため気にしなくていいです。

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妖しき薬師・シャオ

これも基本的に序盤の1コストフォロワーとして使用します。このゲームにおいて、先攻1ターン目、1コスト攻撃力1体力2はめちゃくちゃ強いです。

またファンファーレ効果が優秀で、暗がりの悪霊(4コスト疾走フォロワー)をリアニメイトさせることができます。暗がりの悪霊が破壊されていない場合はキーカードがリアニメイト対象になるのも優秀です。しかし、ネクロマンス6は結構重く、ネクロインパルスのネクロマンス効果を使用しづらくなるため、この効果を使用するときは注意が必要です。

<戦い方>

デッキを組んだら、あとは戦うのみです!実は対戦相手のデッキごとに若干戦い方違うのですが、すべてを語っていたらめちゃくちゃ長くなってしまうので割愛します…。

ここでは全対面に共通するマリガン(最初の手札交換)と、試合中に気を付けることを紹介します。

マリガン

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上記は先攻でほしいカードです。(自由枠の採用カードで少し変わることもあります)最初のマリガンでは3枚交換ができますが、理想的な初手は「1コストフォロワー、2コストで攻撃力体力2のフォロワー、恨みの語り部」です。

ここで、「えっ?スカルフィッシュは?」と思ったご主人様お嬢様もいると思います。基本的に彼は先攻で狙いに行きません。というのも、先攻3ターン目はできるだけ盤面を作って対戦相手を除去に回らせたいです。突進で相手のフォロワー除去は先攻の理想ムーブとは言えないということです。また、ラストワードが発生する条件である墓場2以上が先攻3ターン目では達成しにくく、ただ3コスト攻撃力3体力2突進をプレイしただけというターンになってしまうのも避けたいです。(ただ、何もプレイしないくらいならしたほうがいいです)

また、2コストで体力が2のフォロワーはすべてキープ対象ですが、ゴールドラッシュゴーストは2コストで出すと何も効果がないため彼以外の2コスト体力2フォロワーより優先度は下がります。

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上記は後攻でキープしたいカードです。理想的な初手は先攻とほぼ一緒で、「1コストフォロワー、2コストで攻撃力体力2のフォロワー、恨みの語り部orスカルフィッシュ」です。

先攻とは違い、盤面をさばきつつ2点飛ばせるスカルフィッシュの価値がとてもあがります。また、ゴールドラッシュゴーストも積極的にキープしていきたいカードになります。後攻は先攻よりも1ターン早く進化可能になるためです。

先攻では積極的に理想の初手を狙いに行きますが、後攻では2ドローできるため「2コスト、2コスト、3コスト」みたいなキープでもありです。一番怖いのは事故なので、無理なマリガンはしないようにしましょう。

気をつけよう、知っておこう

・手札にフォロワーがいないと葬送しないでプレイされる。

ミルティオや暗がりの悪霊など、このデッキには葬送するフォロワーが入っていますが、手札に葬送するフォロワーがいない場合(ミルティオの場合二枚ない場合)は「葬送したとき~」に続く効果が発動されずにプレイされます。葬送効果が発動されない場合、暗がりの悪霊ならただの攻撃力体力3の疾走フォロワー、ミルティオならただの攻撃力体力4のラストワード持ちフォロワーとなります。

・場が空いていなくても葬送されない。

シャドバは、場に5体までしかカードを並べることができません。葬送は、場にフォロワーを出して破壊するという効果なので、フォロワーの効果で葬送するときには最低でも2枠必要になります。(ミルティオは2枚葬送するため3枠)よって、場に枠が足りないときは葬送が発動されません。

・「効果によるダメージは受けない」で2点は通らなくなる。

ロイヤルクラスのフォロワーペインレスサムライや、ビショップクラスのフォロワー聖なる守り手・ユカリなど、自分のリーダーに「効果によるダメージは受けない」という効果を付与するカードがあります。これらが付与されているリーダーは青いオーラのようなものを纏い、恨みの語り部やボーンフィッシュなどの2点をカットしてしまいます。気を付けましょう。

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?わたくしの文章が拙く伝わりにくい箇所もあったかと思いますが…何事も実践あるのみです!シャドバを始めたけれど、どうすればいいのかいまいち分からなかったご主人様お嬢様、そしてメイドの手助けになれたのならば幸いです。

実際にシャドバをしてみてわからなかったこと、聞きたいこと、話したいことができたらぜひわたくしのお部屋にご帰宅してみてくださいね!

また、カードゲームの環境は常に変わっていくため、強いデッキも常に変わっていきます。また、紹介したいデッキが出来たらnoteに垂れ流させていただくので、また読んでいただけたら嬉しいです。

それでは、グランドマスターを目指して!バトル、シャドウバース!

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