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初めてのnote アンドレを添えて

※長文かつまとまりのない事を言っているため、目次から気になる項目に飛んでいただけると幸いです。

noteを書いてみたいとずっと思っていたので初めて書きます。
めちゃくちゃ内容が浅いので期待しないで下さい笑。
(誤字脱字があるかもしれません)

”Liverpool 2.0”について

アーノルドシステムについて軽く触れていきます。
今シーズンのリバプールは昨シーズンのAWAYリーズ戦から実践している、アーノルドが右サイドバックの位置から中盤の位置に入る”アーノルドシステム”を採用しています。(図1)

図1

アーノルドシステムによるリバプールの変化

アーノルドシステムを採用するまでのリバプールは基本ロバートソンとアーノルドがめいいっぱいに広がりIH陣にスペースをプレセントするのが狙いになっていました。
しかしそれではサイドの低い位置で嵌められ(図2)、同サイドのウイングの選手に出せたとしてもその選手は自分のマーカーに対し背を向けて受けることになります。
仮にそこから打開できたとしてもそれは個人の突出したテクニックによる抜け出し、IHが持ち場を離れてパスを受けるなど選手の技術頼みで上手く行ったというケースがほとんどです。
昨シーズンリバプールの場合で言えば、アーノルドのサイドチェンジ、サラーやディアスの圧倒的なキープ力、チアゴの魔法などが挙げられます。


図2


しかしアーノルドシステムにより両サイドバックは絞る様になったので相手はウインング(サラー)につくかサイドバック(アーノルド)につくかの2択を迫られて、後はこちらがマークが付かれていない方に出せば良いのです(後出しジャンケンができる)。


アーノルドシステムによって改善されたものの1つはこれです。このサイドバックはビルドアップの時に広がるべきというポジショニングが一般的ですが、それではプレスの標的にされてしまします。
数年前ベンホワイトは冨安にパスを出さないことが話題になりましたがその理由もこの低い位置でサイドバックが張ってはいけないというのが関係していました。

アーノルドシステムの懸念点

アーノルドシステムによる懸念点も少しだけ触れていこうと思います。

①ロバートソンの強みであるオーバーラップの頻度が激減
②カウンター時のフィルター不足
③CBが出たあとのカバーリング


ロバートソンはアーノルドシステムを採用した後2CBに加わり、3バックを成形するようになってしまったためサイドに張っているときよりWGまでの距離がどうしても遠くなってしまいオーバーラップの回数が減っています。
個人的な意見としてはそもそもロバートソンのように上下運動して守備も攻撃も穴が無いような選手はほぼいないのでこれからの考えると良い気がします。
しかし、オーバーラップがなくなることにより良さが消えるわけではありません。その解決策はWGが引き付けてからのマイナスの落としてからの高い位置からのクロスです。

大外の選手と待ち合わせをして中に折り返す(5分40秒)

この得点の仕方は相手DFからするの、振ってからまた振られているのでBOX内でマーカとボールを同一視や内に入れにくく得点者はマークを外しやすいです。

DF(相手SB)の視覚を狙い得点す(25秒)

WGが相手を引き付けてくれているので基本フリーでクロスを上げれるます。
相手のDF陣もWG→SBと視点を変えられるため普通WGがクロスを上げるよりマーカを見失いやすく、フィニッシャーになる選手はゴールまで距離があるためクロスに合わせる時はスペースに入ってくるボールに対し助走距離をとって勢いに乗ることがでます。
それに対しDFは戻りながら若しくはその場での対応を強いられるため相手に対し不利な状況になります。
そして得点者、ターゲットになっている選手は基本BOX外から入ってくるため空中戦が得意なCB陣のマークに付かれにくいという利点もあります。


サイドバックが絞る事による利益のもう一つは中央に枚数が揃っているためネガトラで相手のファストブレイクの起点を潰しやすく、大事なゾーン(ゴールに近い中央)のところに人数が多いという点です。
しかしファビーニョなき今マクアリスタとアーノルドではフィルター力が低く相手が前を向くまでに潰せず、諸にカウンターを受けてしまいます。
これは昨シーズンのノッティンガムフォレスト戦(ファビーニョは累積で欠場)でわかっていたはずなのに何故即戦力になれるアンカーを・・・
「なら遠藤を起用すれば良いじゃないか!!」と思いますが、遠藤選手は守備時やビルドアップ時ポジショニングや判断は良いけれど、マクアリスタやバイチェテッチなどに比べるとキープ力や器用さが物足りないためスタメンで起用されるほどの信頼を得られていないのだと思います。


サイドバックが絞ることにより中央が固められるのですが両CBの脇に大きな”滑走路”ができてしいます。
昨シーズンSBの戻りが遅れた場合そこのカバーをCBのスライドによって行うのですが、そこのできたスペースをカバーしなければなりません。これは基本ファビーニョがやってくれた役割です。


これによりDFが釣り出され芋づる式に最終ラインにスペースができてしまいます。ですが、今シーズンはアンカーがマクアリスタということもありこのスペースのカバーが不十分になってしまいます。
なので今シーズンはDF陣はカウンター時無闇に寄せずディレイしてカウンターを遅れせ味方の戻りを待つ、もしくはボールがサイドに流れてもCB陣は出ていかず他の選手がそこを頑張ってカバーする感じになっている気がします(個人的な感想)。

この失点シーン(1失点目)はファビーニョ在籍時でしたが見事に滑走路を利用されファンダイクをつり出されてしまいました。(あそこで止まれたペリシッチが巧いってのもあるけど)
(3分28秒)

ここのスペースに対しどう対応するかという点では、ポステコグルーが足の速いDFを求めているのは同じ理由です(トッテナムではファンデフェン、マリノスではチアゴマルチンス)。

”セレソンの未来”アンドレ・トリンダーデ

4冠を追った21/22シーズンから一転し、マネの退団や主力組の怪我もあり思うようには行かなかった22/23シーズン。そしてソボスライ、マクアリスターの加入やヌニェスの2年目もあり"LIverpool 2.0"として向かえた今シーズンは現在首位と勝ち点差3で4位(第9節終了時点)と良い位置につけています。
ですが、今現在リバプールはアンカー不在という問題を抱えており、本来8番の位置でのプレーを得意とするマクアリスターが割を食う形になって代役を務めています。
夏に日本代表のキャプテンでもある遠藤選手が加入しましたが、まだスタメンとして出場できるほどクロップやコーチ陣からの信頼は得られいないのが現状です。
そういう状況の中、リバプールが白羽の矢を立てたのがフルミネンセ所属アンドレトリンダーデ選手なのです。

アンドレの特徴

まずはデータから見ていきましょう
(Fotmobより)
Andre(22歳)176cm 
2023年
ゴール期待値(xG)   0.31
出場(分)       1966
アシスト期待値(xA)   1.09
チャンスメイク     18
正確なパス       1656/95%
枠内シュート数     1/17%
ドリブル成功率     32/71%
タックル成功      33/72%
ブロックされたシュート 3
クリア         16
ヘディングでのクリア  10
インターセプト     27
得点につながるミス   1

上記のような感じになっています。
このことから分かるように小柄ながら守備もうまくパスも散らせる選手です。
ですが、何よりも大きのは欠場試合が少ないところかなと思ってます。
才能<稼働率ですから。

Interrnacional戦をみて

参考にした映像はこちら
この試合は2ボランチの一角として出場してました

全体的な印象
・CBの間に降りてきてビルドアップに参加
・よく味方にパスの出し先、ポジションを指示する
・インサイドキックの表裏ができる(↓詳しくは)

・守備の寄せるタイミングの賢さ
(相手が前を向いて正対しているときは無闇に寄せず、正対していない時に一気に寄せる)
・相手の矢印をみてパスを出せる
・守備の時は足を揃えずに対応
(守備の時も周りを見れているためインターセプトも上手)
・パス精度が良い
・常に冷静で急がず運び相手に正対して引き付けてからパスを出せる
・ボールロストが少ない
・パスを出してからのリポジが早い
・ガッツがある

・無理めな縦パスを通そうとする時がある
・守備の時にマークにしっかりつけていない時がある。
(ここに関しては遠藤は完璧)
・クロースロールする時、降りる場所が低すぎて相手のプレスにハマる場所にポジションを取ることもあり
・走り回るタイプの選手(ヘンダーソン、ギャラガーなど)ではない

ざっとあげるとこんな感じですね。
まだ1試合だけなので少ししか分かりませんが、冬に加入して即戦力っていう感じでは無いような気がしてます。
後アンカーの選手というよりIHの選手だなという印象です。リバプールの選手で言うと、保持時はカーティス、非保持時はバイチェティッチみたいな印象を受けました。
今のリバプールのアンカー不在の問題の解決のためというより、チアゴの後釜として狙っいるのではないのかなと思っています。
アンドレのサリー癖(Salida lavolpiana)は気になりますがそれに合わせて味方もポジションを取っているのでチームとしての戦術なのかもしれません。

もしアンドレが加入するのなら

今のカーティスがやっている役割を任されるような気がするのですが、アンドレはライン間で受けるというよりも、もう少し低い位置で起用したほうが良いと思っています。
なので、私はアーノルドの役割(右SB)で起用するのが一番良いと思いました!!


何故アンドレがアーノルドの役割を?

アーノルドとアンドレの特徴が似ている様な気がするからです
・高精度なパス
・体が強い
・中盤でもプレー可能
・ボールを受けることに意味がある選手

まあ、今のアーノルドの代役がゴメスっていうところもありますね笑(ゴメスが中盤にはいりマクアリスタの2ボラを組んでる時は驚きました)
遠藤選手が抜擢されると思いましたが、やはり”高精度なパス”の部分が足りないのでフィジカル面を考えてのゴメスだったんでしょうね。
ですが、そこをアンドレに任せるとピッタリハマると思うんですよね。

雑感

ほんとに最近失点しないと点取れないんじゃないかと思うようになってきてしまいました笑。
今シーズンはトップ4に戻れたら及第点だと思っていたのですが想像以上に完成度が高かく、カーティスやエリオットなどの生え抜き組の活躍や成長が本当に見ていて頼もしいです(どうか怪我だけはやめて)
そして、もう一度4冠を目指せるようなチームになれたらなと期待しています。

note初めて書きましたが意外と面白かったです。
また、定期的に書いていこうと思います。






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