1年

最初に断っておきますが、オチの無い書きなぐりです。単なる気持ちの吐露です。

1年前の今日(6/26)、私が普段応援している御坂しのぐさんが当時の所属ユニット:ラストクエスチョン(ラスクエ)としての最後のステージに立ち、彼女は同じ日に最愛の家族である大和くん(柴犬)を失う経験をされました。

そして1年後の今、御坂さんはバンドボーカルとしてのデビューが決まり、ソロ活動の準備も進んでいます。一年の間に舞台への抜擢も2度ありました。(残念ながら一方はコロナ禍の影響で映像出演のみに変更されましたが)
活動ペースは早くはないかも知れませんが、その才能やスキルが認められてオファーされているのは、推している身としては嬉しいですし、誇らしい事です。

一方で、袂を分かつ事になったラストクエスチョンというユニットは、誕生の瞬間からその歩みをずっと見続けて来た、半ば我が子のような存在です。
デビュー曲の「?(クエスチョン)」に魅入られ、この曲が大きな舞台で鳴り響く事を夢見て応援し続けてきました。このデビュー曲は、後に続くオリジナル曲の作家陣に「ラスクエのオリジナル曲の標準」として壁となり続け、その結果(だと私は思ってます)、ラスクエは良曲を数多く抱えるユニットとなりました。そしてその良曲たちを、私が過去最高に惚れ込んだ声で歌い上げてくれていたのが、御坂さんでした。

その二者が、道を違えて歩き始めて1年が経ちました。

1年経って私はというと、情けない事にまだ整理がついていない部分があります。ラスクエのライブでも、気が付くと曲中に御坂さんの声を探してしまっているのです。
御坂さんの声は歌声として個人的な理想形です。そして一度理想形を耳にしてしまった曲では、どれだけ頭で状況を理解していても、無意識のうちにその理想形を求めてしまうようです。一番心地よかった声が、脳内に焼き付いてしまっているのでしょう。

当然ですが、今、ステージでパフォーマンスしているラスクエの二人には失礼極まりない話です。なので、少々後ろめたいものを感じながら、ライブをみている事が多い昨今です。

ラスクエのライブに行かなければ良いのかも知れません。人によっては行くべきではないと思われるでしょう。
ただ、やはり我が子の成長した姿を見るのは、嬉しいのです。決して順風満帆というわけではないけれど、名曲ぞろいのレパートリーを引っさげた、ライブの柱にも名脇役にもなれるユーティリティープレイヤーが、各所で高い評価をもらっているのを聴くと、無条件に嬉しい。

こんな宙ぶらりんな状態のまま、1年を過ごしてしまいました。
自分の中に、特段の解決策もありません。

今、自分にとって最優先事項は、御坂さんの活動が軌道に乗る事です。ご本人が安心して歌や舞台を続けていけるよう、同じく応援する仲間を増やして、支えていきたい。

そして、その中で今の状況が解消できるよう、ラスクエ楽曲を再咀嚼するきっかけをどうにか掴めたら、などと考える今年の6月26日なのでした。

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