ELECTRIC NIGHT 2024 初心に戻って初心を超えるヤバい春
春ですね。花粉は早くから飛び、気温の乱高下もいとおかしな風情の2024ですが、今年も春のクラブツアーを開いてくれる我らがAXS、人類の春史上もっとも最高な存在です。
初日博多&翌日の広島2デイズ、ババババッと感想行ってみましょう~!
初心を楽しむ120分
DAがMCでも言っていたけど、「初心にかえって楽しむ」ことをテーマにしているのかな?って、たぶん1曲目から気づくセトリ。だって1曲目エレナイだったもん。1曲目がエレナイはしばらくなかったのでうれしいサプライズ。あの曲が持つAXSと我らの秘密めいたワクワクなセクシーさ、うちらだけの世界に没入していく地下鉄に乗ってるみたいな高揚感、今年もきっとスペシャルな春の始まるを告げるにふさわしい1曲。
2曲目はREAL AT NIGHT。個人的に、この曲の歌詞が好きで、特に「君がいるならいつまでも夢見る」のフレーズ、ほんとにAXSで一番好きかもってぐらい好きなんよ。俺がAXSに対して思っていることでもあるし、AXSもファンに対してそう思っていてくれたらうれしいなぁって。恋愛の曲かもしれないけど、純粋なお互いを思う気持ちがこれでもかとつまった美しい詞だと思う。聴けてうれしい。
CATCH、夢見スプリングあたりははもう春の定番といってもいいラインナップ。やっぱ春には聴きたいですよね、となる面々。
夢見にとどまらず各所にこれまでのクラブツアー由来のアレンジをちりばめてあるセトリもにくいです!TRY AGAINのSバージョン、2日目の日がわり?Missing もクラブツアーの思い出の曲。去年春のアレンジを引き続き組み込んだOZONEもね。
10年以上クラブツアーを続けてきてくれて、その中で生まれた楽曲がもうこんなにたくさんあることに気づいてうれしい。
原曲アレンジではGrateful、最近のAXSが得意とする、多幸感溢れるビッグスケールな世界観のナンバー。こういう曲をホールで聴くのも広がる幸せを感じるようでいいんだけど、クラブで聴くとまたぎゅっと抱き合うような一体感が一層いい。
新アレンジはEVERY TIME YOU、びっくりしたね!初日はほとんど上半身しか見えてなかったのですが、広島で確認したらまぁ!あのステップをお踏みあそばしてるではないの~!かわいいよ~!いくつになっても緊張しながらステップを踏んで、うまくいったらうれしそうなDAが愛しすぎて。ミックスは原曲のポップなかわいらしさもありつつ気持ちいい横ノリ。
EVERYTIMEと双璧をなすのがCrack Boy。まったく生まれ変わってて驚き。ヘビーでうねる音の波、その上を軽妙に乗りこなすヒロの歌がかっこよすぎる。ミュートも多用したリアルタイムアレンジで、広島ではヒロのブレスさえ取り込んだDAの反射能力神プレイにマジで鳥肌たった。これは絶対ナマモノで、毎回同じアレンジになりようがないやつなので、このあとの会場も楽しみすぎる。
そして最後にナイウェイ~LYIN'~アゲルーのみんな大好きダンスメドレーが久々に再臨!うれしい~!!やっぱりこの3曲は永遠にAXSのド定番であり最高にかっこいいダンスナンバー永久欠番であり続けてほしい。
これまでのクラブツアーの歴史をふまえつつ、エレナイとして新アレンジももちろんありつつ、2時間にまとめたセトリ。すごいよAXS~。
AXSのお戯れ、ファンサービスのうれしさ
ファンサがえぐい。えぐいて。えぐいっても、別に席降りとかしてくるわけじゃないよ。ふたりがファンサしながらちゃんと楽しそうに笑ってくれてるのが何よりえぐい。
春なのでステージとフロアの距離も近く、客席へのリアクションは毎年あることだけど、今年はより一層の2wayというかもっと一体になって自由に楽しもうよ!きちゃえよ!って感じがAXSから伝わってくる。
去年は声が出せるようになってやっと歌える、という側面が大きかったんだけど、今年はむしろ体を動かして気持ちよく気ままに楽しむ、の良さが追求されてるように思う。もっとお互い近づこうよ、おいでよ、自由になっていいんだよ!って音と声が誘ってくれるのが感じられて楽しすぎる。開放的に自由に踊って、AXSにもっともっと今年は態度で愛をしめそうぜってな意気込みで、こんなにAXSの音気持ちいいぜ~楽しんでるぜ~って伝わるように、笑顔になる。
そんなこちらの気持ちが伝わっているのか、AXSのファンサも呼応するように大胆で開放的になり、すでに2日目にしてこれまでの歴史を軽く塗り替えるような度肝ファンサの連発という事態。好き。
そもそもふたりとも衣装がけしからん度100なので、ステージ上に存在するだけで神ファンサだし、なんならステージにいなくても今着替えてんのかあの衣装にって思うだけでファンサの概念感じるし、立っても歩いてもタオル落としてももちろん全部もれなくファンサだし、生きてるだけでファンサなのに最高の音楽を奏でて楽しませて一緒の空間にいてくれるとか、細胞がファンサでできててありがたすぎて涙出る。
そしてその、2024仕様なファンサの極みがこの春爆誕してしまった。スキャブルである。
スキャブルって、元々アリーナのEXASの印象から始まって、クラブツアーに限定するとSあたりから三部作を頻繁にクラブツアーでやり始めてからもやはりホールで見せてきてたような演劇色の強い曲で、いうなればファンがAXSに抱いてるイメージをAXSが再生産して見せてくれる、つまりそれはファンがイメージを押し付けてるというと語弊があるけども、それに近い構造をずっとはらんでたと思うんだわ。でもスキャブルなんだからそれでいいと思っていた。
その構造自体が大幅に変わったわけじゃないんだが、今年のスキャブルはAXSがAXSを演じることを今までよりももっと楽しんでくれてるような印象を受けた。大胆なむしろ破滅的エロスをぶちかましてくるDAの誘惑シーンには驚いたが、ヒロもDAに手を伸ばすとき自分たちが今日巻き起こすストーリーに自ら期待してるような、そんなワクワクドキドキが伝わってくる気がした。スキャブルだからここで手を伸ばすってもう決まってんだよね、という感じではなくて。
受け取り方は個人それぞれだけど、俺はあれを見て、あぁAXSがAXSを楽しんでいる、と思った。それがなにより嬉しかった。AXSがAXSでいることをエンジョイしてくれている。それが一番最高の幸せなファンサだと俺は思うのだ。
まとめ
基本的に春ツアーなんだから難しいこと考えるようなものではなくて、踊りまくってだいちゃん~!って叫びまくって帰ってくる、それ以上でも以下でもないのだが、今年の春は初心というだけあって、エレナイってこういう感じでやってますけどどないです?とAXSが問いかけ、それにヲタクがガチンコで向き合う、掛け合いのような印象を受けた。
踊らされていることに変わりはないのだが、こっちも体を動かして、会場の熱気を上げて、驚きも愛情も楽しさも全部AXSにぶつけて、それがエレナイじゃん?って汗かいて大満足して家に帰る、そんなさわやかで濃密な時間が今年の春もやってきてくれたことに、改めて感謝。
しかしDA、今年も顔面が好みすぎる。一秒残さず美すぎる。すべてが俺にとって完璧にいとしさの化身であり、完璧に大介に仕上がっておられる。ダイスキ。元気で春完走してください!
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