最後のありがとうを、君たちへ。


今日、私の大好きなSexy Zoneが、ついに最後の日を迎えた。

今日をもって中島健人くんはグループを卒業し、「Sexy Zone」というグループ名が変わる。

寂しくないはずがない。こんなに好きになれたグループ、初めてだった。
こんなに自担以外のメンバーも大好きになれるグループは初めてだった。もちろん私は風磨担として他の4人を見て来たので、箱推しというのとは少し違うと思っているけど、5人それぞれの個性があって、バラバラだけど良い部分も悪い部分も、それを認め、補い合いながら一緒に夢を追う彼らのグループのカタチが大好きだった。

この12年を振り返ったら、本当に色んなことがあった。
Sexy Zoneは5人だけど、5人のSexy Zoneを見れた期間は実際そんなに多くなかった。それでも、いつからか彼らはどうしたら5人でいられるのかをずっと考えていたよう思う。誰かがお休みした時も、旅立つ決断をした時も。ただ一緒にいられるかどうかではなく、それぞれの人生を尊重しながら5人でいられる方法を。

私はもっともっと大好きな彼らをたくさんの人に知って欲しかったし、愛されてほしいとずっと思ってきた。こんなにバランスの良いグループは他にないと思っていたから。彼らの創る時代をこの先も見たかった。正直、あの時こうだったら…ああだったら…。みたいな気持ちは、言い出したらキリのないくらい結構ある。笑 色んなタイミングに恵まれなかった部分も多かったな…と思うところもあるし、私たち以上に彼らが見えないところで悔しい思いをしていたこともあったのかもしれないな…と思うと、胸がギュッと苦しくなる気持ちは、これからもずっとこのまま残るのかもしれない。


それでも、私はSexy Zoneを追いかけて来れたこの12年間を全く後悔していない。
もし今、彼らを好きになったあの頃に戻ったとしても、この終わりを知っていたとしても、彼らの12年をもう一度応援する道を選ぶと思う。
楽しいとか嬉しいとかだけではなく、寂しさとか悔しさとか…そういう思い出もあるけど、彼らに出会えなかったら見れなかった景色があったし、乗り越えられない夜もいっぱいあった。そして、人生でずっと大切にしたいと思える友人がたくさん出来た。全部全部、5人のおかげ。

今、5人はどんな風に「Sexy Zone」について考えているんだろう。
あの頃、描いていた大きな夢は全て思い通りに叶わなかったかもしれないけど、君たちの12年間は本当に素晴らしかったよ。子供から大人に変わっていく人生の宝物のような希望の煌めきでいっぱいの時間を、Sexy Zoneに全力で費やしてくれてありがとう。ずっと目標にしていた東京ドームで、会場いっぱいのペンライトが5色に染まる光景を見せてくれてありがとう。あんなに嬉しいことはなかったよ。

そして私は、何より5人が一番Sexy Zoneを愛している、そんなグループになれたことが君たちがやって来たことが間違っていなかった証拠だと思ってる。

私は、知性があって、優しくて、愛と信念に溢れた君たちが好きだった。
アイドルとは何かを考え、アイドルでいることを楽しんで、アイドルの力を本気で信じている人たちだから、一緒に夢を見たいと思ってここまで5人について来ました。

勝利くん
勝利くんのグループへの強い信念と誠実な言葉があったから、私はずっと安心してSexy Zoneを好きでいられました。初めて見た時から変わらない芯の強さがあって、本当の美しさは内面から溢れ出るものなんだということを、あなたのひたむきな12年間を見て学びました。ずっとずっと5人を大切に守ってくれてありがとう。Sexy Zoneが今のSexy Zoneになれたのは、センターに立つ勝利くんのグループに対するブレない愛情があったからだと思います。キャラが強いメンバーに振り回されることもあっただろうけど、誰よりもそれを愛して誇りに思っていてくれた勝利くんが、グループについて楽しそうに笑って話してくれる時間が大好きでした。
これからも、君のいる場所がいつだってSexy Zoneのセンターだよ。


聡ちゃん
聡ちゃんは、本当に優しい子。優しい人はこの世界にいっぱいいるけど、聡ちゃんの優しさは一人一人に目を合わせて向き合ってくれる、心が通うような温かさがあります。だからこそ、人一倍いろんなことを考えたり、受け取ってしまったりすることもあるだろうけど、そんな優しい聡ちゃんがいたからSexy Zoneはずっと一緒にぎゅっとしていられたんだと思います。そこにいてくれるだけで、笑顔が増える魔法のパワーがある人だって、復帰してくれたあの日からずっと感じています。「聡ちゃんはSexy Zoneの接着剤」本当にそうだね。どこにいても誰にでもそのままを愛される聡ちゃん、大きな覚悟と太陽みたいな明るさを持ってステージに戻って来てくれてありがとう。

マリちゃん
マリちゃんは、私よりずっと年下だけど…あなたの発言や色んな物事に対する視点にたくさん気づきをもらいました。マリの存在があったからSexy Zoneは多面的で共感力の高い、愛に溢れたグループになれたんだと思う。末っ子というポジションから、メンバーの一人一人をしっかり見つめてくれて、必要な声かけと寄り添い、甘えをしてくれて、救われた瞬間がきっとたくさんあったんじゃないかな。あんなに小さくて可愛かったマリちゃんが、どんどんカッコ良くなって…卒業してしまったときは寂しかったけど、卒業後もしっかり自分のやりたいことのために努力を重ね学び続けている姿勢に触れるたび、嬉しくなります。人を幸せにしたいと日本に来て、Sexy Zoneに出会ってくれてありがとう。

健人くん
健人くんがいなかったら、私はSexy Zoneという名前をこんな風に愛せる日が来てなかったんじゃないかと思います。Sexyという言葉を背負って、グループを引っ張り猛スピードで走り続けてくれた。そんな健人くんが、他のメンバーの活躍を嬉しそうに話してくれた時、あなたがどれだけグループを愛していたか知りました。少しずつファンの前では弱さも見せてくれるようになった時も、嬉しかったな。きっと悔しい思いもたくさんしただろうけど、夢を叶えるために前だけを見続けているあなたの強さが憧れです。健人くんがくれた「なりたい自分になるのに遅すぎることはない」という言葉、今日だけは私からあなたへ愛を込めたエールとして返させてください。なりたい自分に絶対なってね。


風磨くん
私は、あなたが「今の夢はSexy Zoneになること」と言ってくれた時、本当に嬉しかった。「俺、結構Sexy Zoneのこと好きなんだよね」ってSTAGEのオーラスで言った時、会場のみんなが「知ってるよ笑」って見守っていたあの空間のあたたかさを、今も忘れられないでいる。確かにデビュー当時、一番グループに抵抗があったのは風磨くんだったと思うけど、一歩一歩近づいて、あなたの守りたいものにSexy Zoneが入ったと感じた時、もう5人は大丈夫だってそう思った。結果として、Sexy Zoneは今日で終わってしまうけど、ちゃんとあなたのなりたかったSexy Zoneになれていたと思うよ。本当はもっともっと始めの段階からメンバーのことを大事に思っていることも、あなたのファンはわかっていたはずです。ずっとグループのお兄ちゃんでいてくれてありがとう。色んな要素をグループに持ってきてくれて幅を広げてくれてありがとう。私はあなたを好きになって、Sexy Zoneに出会えたことに心の底から感謝しています。
いいグループだよね、Sexy Zoneって。



「マイケルジャクソンさんのSexyさをイメージして、「一生懸命頑張る」という新しいSexyっていう言葉の定義を作っていこう。っていうグループ」

デビュー当時、「Sexy Zone」というグループ名について聞かれて、勝利くんがラジオでこんな風に答えていた。

あの時は、どういう意味かピンとこなかったけど、今ならハッキリと分かる。
Sexy Zoneは、ず〜〜っと一生懸命だったから。
この名前を背負って12年、ここまで頑張れたことが奇跡みたいに思えるし、5人じゃなきゃ、彼らが歩んで来た道のりを経て、こんな素敵なグループになれなかったと思う。

そんな大好きな君たちが出した答え。それぞれのステージへ進む春。寂しい気持ちを抱きしめながら、お別れします。
間違いなく、君たちと過ごした季節は私の青春でした。ず〜っと楽しかった。


1年後、どんな未来が待ってるのかな。
2022年末にマリウスが卒業して、自分でもびっくりするくらいしばらく落ち込んでいた私に、もう一度一緒に夢を見たいと思わせてくれたのは間違いなく4人のパフォーマンスだった。あの時の私はマリが卒業してから1年後、東京ドームで5人の姿を見れるなんて想像してなかったな。もちろんカタチは違ったけど、こうやって5人は繋がっているんだと思えた瞬間だった。
未来はまだわからないから不安だけど、きっと進んだ先でしか出会えない答えがあるのかもしれない。私はそんな小さな希望を胸に、今日、君たちを送り出します。



ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう。
何度言っても足りないくらい、Sexy Zoneに出会えたことに感謝しています。


私は、君たちが放ってきたこの12年の輝きを永遠に忘れないよ。
君たちは、君たちらしく どこまでも。
夢に向かって駆けていってね。

Sexy Zone、卒業おめでとう。

びび
2024.03.31