悪役令嬢ひな形

ソフィーティア・イゴール公爵令嬢

 主人公にして悪役令嬢。愛称は「ソフィア」「ソフィ」など。
 王太子と婚約関係にある。もちろんそれは、イゴール公爵家と王家の協定によるもの。
 本編開始時に、その婚約を破棄される。
 将来の王太子妃として多様な教育を受け、それらにおいて広く好成績を修めてきた。

レオンハルト王太子殿下

 第一王子にして王太子。
 主人公ソフィーティアの婚約者。愛称は「レオン」「レオ」など。
 本編開始時に婚約破棄を言い渡す。その際、卒業パーティーや◎◎記念祭など、可能な限りめでたく、かつ衆目の多い状況を選ぶ。
 為政者としての才覚は二流以下。
 カタリナに恋慕の情を抱いている。

カタリナ・カノープス男爵令嬢

 申し訳程度の爵位しか持たず、特に後ろ盾のないはずの令嬢。
 王太子レオンハルトや、その取り巻き連中の令息たちを篭絡し、地位・名声・利益・寵愛などを得ようと画策している。魅了魔法などを用いている可能性もある。
 性悪だが、悪党と呼べるほど悪事の才能はない。

アルデバラン陛下

 舞台となる国の現王。レオンハルトの実父にあたる。
 為政者としては可もなく不可もないと言ったところだが、子(兼後継者)の教育はうまくいかなったようだ。
 婚約破棄騒動において、もっとも被害を受ける人物のひとり。

カストル・バーダン伯爵令息

 レオンハルトの取り巻きのひとり。
 父は騎士団長であり、それを笠に着た恫喝が得意。武術の腕前はそれほどでもない。
 カタリナに好意を抱いている。

シリウス・フォーマルハウト子爵令息

 レオンハルトの取り巻きのひとり。
 父は王立学園長であり、学内での発言力が(家の爵位以上に)大きい。
 カタリナに好意を抱いている。

サビク

 レオンハルトの取り巻きのひとり。
 父は大賢者であり、レオンハルト一味の参謀的立場を担当している。馬鹿ではないが、特別賢くもない。
 カタリナに好意を抱いている。

リゲル第二王子

 レオンハルトの弟。アルデバランの側室の子。
 為政者としてすぐれた能力を有している。


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