わたし

目に映る全て。
とてもキレイに見えるのは
今 を手に入れたから?
今 を手に入れられたのは
どんなときもあきらめなかった
毎日があったから?
時にはキレイなものも
怖くて目をそむけて
黒い闇の中で
必死にもがいた。
目の前に一匹のネコがいる。
この子はゆっくり自分のペースで
しあわせそうに眠っている。
この子がしあわせそうなのは
私という物体とその中にある 心 という
カタマリが 今 そばにいるからだ。
ならば 生きる ということはムダじゃない。
誰かのために 生きる
ほぼそれの繰り返しの
青い時代。
時には独りで泣いた日もあったり
二人で泣いた日もあったり。
今 は恨んだり、ひねくれたり、疑ったり、歪んだり。
誰かのせいではないよね。
きっと、これが私がたどり着いた
フツーの世界ってヤツだ。
ネコの背中。
とてもあたたかそう。
私の背中。
今はあたたかいのかな?