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自作絵本「くまとうさぎのレース」

息子が絵本を書いて持って帰ってきました。本人曰く処女作ではなく2冊目らしいです。1冊目はお友達にプレゼントしたらしく、そのお友達から、ありがとうのお手紙をもらって帰ってきた日があったのできっと本当なのでしょう。

では、彼の2冊目となる絵本をどうぞ。

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「くまとうさぎのレース」

右から左に開くタイプのようです。

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むかし
くまとうさぎがいましたそこにかめがやてきした
3人わレースおしたのでした
おしまいつづく
そしてかートおのりました
がんばて1ぜいひきわけだたのです
3人わおーわらてしまいました
3人とわらてしまいました
おしまい

意訳:昔々くまとうさぎがいました。そこに亀がやってきました。3匹はレースをしたのでした。おしまい。つづく。そしてカートにのりました。頑張って一斉に引き分けだったのです。3人は大笑いしてしまいました。3人と笑ってしまいました。おしまい。

本の開き方を一切無視した右上スタートの奇想天外な構成。
うさぎとくまのレースというタイトルに絡まない亀が初っ端から登場し最後居座る傍若無人さ。
「一斉」を「1せい」とアラビア数字を利用する奇抜さ。
大笑いの繰り返しのくだりの詩的な感じ。
おしまいしたのにつづく度胸。からの、2度目のおしまい。

これは名作です。

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