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コロナショックに負けない!外食不況を救う「出前改革」

外食不況の中、「ウーバーイーツ」や「楽天デリバリー」などのフードデリバリーサービスが急成長している。(今回は出前館を取りあげます)かつては特別な日に注文するという「出前」だったが、最近は、コロナ禍の外食自粛により普及しつつある。そんな中、独自のスキームを作りあげ、新たなフードデリバリー市場を切り拓いたのが、「出前館」である。

■「出前改革」で新たな市場を切り拓け!


外食不況が叫ばれて久しい今、個人経営、大手チェーンに関係なく、飲食店は何かしらの強みがないと、そう簡単に生き残れる時代ではなくなっている。例えば「出前」も強みの一つと言える。

しかし「出前をする人」を雇うほど余裕のある飲食店はそう多くない。そんな中、出前館は、「飲食店の出前を代行する」ということをベースに、「加盟店が多いから豊富なメニューを楽しめる」「配達時間が正確」という対ユーザーへのバリューと、「配達スタッフや出前向けメニューの開発など、出前に必要なことのバックアップ」という対飲食店のバリューを組み合わせることで独自のスキームを生み出し、成長を続ける。

■月2万の売上からのスタート


インターネット黎明期の2000年にサービスを開始した出前館。インターネットで出前が注文出来るというこれまでにない利便性をウリにスタートしたが、創業当初の売上は月2万円。社員の給料遅配が続き、このままでは倒産する…というタイミングで現社長の中村が経営に参画したのだった。

リクルートを経て飲食業界に携わっていた中村は「出前市場は今後必ず成長する」と、およそ3億円の負債があったにも関わらず社長に就任。「時間ぴったりに出前が届く為のインフラを整備する」「知られざる地元の名店に加盟してもらう」といった出前館ならではの強みを磨いていき、今や年商66億円の企業へと成長させた。

■コロナに負けるな!出前館だからこそ出来るコト


3月初旬。出前館では公立小中高の臨時休校に伴い、「学童保育施設等に対し各地域の飲食店が作ったお弁当のデリバリー」を無償で行うプロジェクトを開始した。さらには、コロナウイルスの影響で客足が遠のいた大手ラーメンチェーン(一風堂)が配達事業に乗り出すにあたり、そのオペレーションを全面的にバックアップ。

感想

記事をかいているにもかかわらず、実をいうと、私は出前館を利用したことがない。(私は外食派で、なおかつ家庭ごみを出したくないと考えているため)しかし、せっかく記事にしたので、今度出前を利用してみたい。

番組で個人の飲食店(コロナ禍で売り上げが8割減)の店主が出前館があったから、なんとか店を続けていけそうだといっていた。出前館は私たちにとって「救世主」といってたセリフが印象的だった。これからも飲食店の救世主的存在であり続けてほしい。

出前のラーメンがアツアツの状態で食べられるというから驚きだ。(麺・具材とスープがそれぞれ別々になっている。)アツアツの秘密はエフピコ(食品容器メーカー)と共同開発した容器にあるようだ。(スープが漏れにくい、冷めにくい三層構造)

興味のある方は以下を参照。

出前配達員が不足している中で、新聞配達員を活用しているという話があった。

なるほど、地元の地理に詳しい配達員をもっと増やしたい出前館と新聞購読者数が減少して新たな収入を欲している新聞配達店の需要が見事マッチしている。すごいアイデア!!

ではまた


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