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22:55、7G95

大晦日だし、自分だけの短い話。

スターフライヤー(7G)95便が好き。
羽田を22:55に出発し、北九州に0:45に到着する。
航空ファン的にはまあ、そんな特筆すべきことはないと思う(^1)。普通の飛行機で運航されるし。

7G95便の空気が好き。
羽田の深夜、到着客で占められた第1ターミナルから最後に出発するフライト(^2)。わたしだけが知ってる気分になる(もちろんそんなことはないけど)。皆が家路につく駅から夜に出発する夜行列車のようで。
そしてゲートの先には夜空に溶け込むような黒い塗装の機体。スターフライヤーの塗装は夜のためにあるんだと思ってるよ。

国内線なのに上空で日を跨ぐ。0:00、どこ上空だったっけ。最近乗ってないから覚えてないな……。

到着するとき、北九州空港はとても静か。7G95便の乗客と、それを支えるスタッフさんだけ。

わたしの実家は福岡だから、このフライトに乗ったときはそこから1時間以上掛けて家路をゆく。乗客が数人だけの福岡行きバス。補助金で運営されてるんだろうなって現実が見えてしまうけど、もう少し深夜フライトの空気に浸っていたくて座席を倒して眠ったりする。

この情勢なので7G95は減便・欠航の対象になってしまっているのが残念。最近は繁忙期には復活しつつあるから頑張ってほしい。
またこれで飛べる日が来るといいな。

ref

^1: 厳密にはあるけど、貨物ハンドリングの話であまりにもマニアックだし興ざめなので省こう。
^2: SKYが札幌行き臨時便を設定して、そうじゃなくなるときもある。ちょっと寂しい。

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